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二話「結界」

毎週更新のペースで頑張ります!

魔法源を探し始めて、数十分たった。

一向に見つかる気配がなく諦めようとしているときのことだった。

「そうだ、弥斗くん」

「ん?」

「マジック・ディテクション使えば?」


※マジック・ディテクションとは

 近辺(約半径2km)で24時間以内に使った魔法の種類、威力、場所を特定することができる魔法です。


「マジック・ディテクションか...あれ結構疲れるんだよね」

「ヒールしてあげるから...ね」

「まぁ、いいか」

「術式展開、マジック・ディテクション発動」

「結構いろいろ見える」

「で、魔法源らしい反応をするポイントはあるの?」

「ああ、ひとつだけ古式魔法の反応がある。ここからそう遠くない位置だから行ってみよう」

「わかった-!」

ってことで結構歩いた。


数分後


「うわー、大きな神社」

「うわー↓ここ見覚えある」

確かに見覚えがある。

確か...。六歳くらいの時だったか母とここの神社の神主と桜を見たような気がする。吹雪の中。そこで初めて魔法をすごいと思ったんだっけ...

「回想シーンですか-」

「あ、ごめん」

すぐ回想しちゃうとこ直さないと(笑)

「で、ここなの?魔法源がある場所」

「多分、ここに魔法源があるはず」

境内に入ってみる

「結構汚いね」

確かに汚い門から見たときこんなに汚かったか?

「そうだな」

そんなことより魔法源を探そう

「美癒、そっち側ありそうか?」

「全く、なんもないよ」

ここじゃないのか?

別の場所を探したほうがいいのかもしれない

「じゃあ、別の場所を探してみるか」

俺たちは別の場所探すことにした

確かにこんなボロ臭い神社にあるとは思えないが...

何か嫌な予感がする

「あれ?」

「どうした?」

「門が閉まってる」

「それがどうした?」

「私たちこの門に触ってないよね」

確かにここの門には二人とも触っていないでも風とかで閉まったとかあるんじゃないか?

このくらいのことでなぜそこまで疑問に感じる?

「触ってないが。早く開けてくれ」

「それが、門が開かないの!」

「そんな馬鹿な。押すのと引くのを間違っているんじゃないか?」

「そんなことはないよ!さっきから押したり引いたりしてるもん

俺の心に不安が積もる。

「ちょっと待て。一応のため美癒、マジック・スキャンしてみてくれ」


※マジック・スキャンとは、触れた物、もしくは発動中、発動準備中の魔法を解析することができる。

極めると見ただけでスキャンできるようになる


「わかった。やってみる」

「術式展開、マジック・スキャナー発動!」

「解析完了!魔法の種類は結界だよ」

「誰が結界なんて...。」

とりあえずここから抜け出すことが第一

「美癒、ヒール頼む」

「わかった」


※ヒールとは、回復魔法の基本術です


「ヒール!」

疲れが抜ける、魔力が帰ってくる

「よし、これで使える」

俺の唯一使える最上級魔法マジック・キャンセラーを使うしか


※マジック・キャンセラーとは、魔法の無効化、強制停止させる魔法です


神社の門に触れ唱える。

「術式展開、マジック・キャンセラー発動」

汚かった境内がみるみるうちに綺麗になっていく

門も軽くなり普通に開くようになる。

「これで次の場所に行ける」

だが、誰がこんな結界を?

「それは私がやったことだ」

声が聞こえた方に振り向くとそこにひとりの少女が立っていた。

「君が私の主か?」



END

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