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オープニング

-拝啓-

我が愛しき息子、優太へ

君がこの手紙を読んでいる時には

俺はもうこの世にはいないだろう。

話すと長くなるがまぁ聞いてくれ。

俺は今、第二次魔導戦争に参加している

多分生きて家には帰れないだろう。

この戦争は「魔法世界」での戦争であり

君のいる日本には全く関係のない話だ。

なぜ関係ないかはもう知っているだろう。

こちら側の国は結構劣勢だ。

勝つことは多分不可能だろう。

だから君には直接魔法を伝授することができない。

魔法が使えないことで苦労した時もあっただろう、

そのことはすまない。だが、心配はいらない、君のための魔法源は富士の樹海に眠ってるはずだ。

君なら見つけるのは容易いだろう。君に渡してあるペンダントが共鳴して場所を教えてくれるはずだ。

ということで話している時間ももう終わりのようだ、後のことは任せたぞ。


-敬具-



こんな手紙が送られてきたのは、桜舞い散る春だ。

今年高校に入学する僕は、こんな手紙が送られてきて正直驚いている、

10年前に第二次魔導戦争で亡き人になった父から手紙が届いたのだから驚いてもしょうがないだろう。

そんな俺は父の予想を外れ、名門 竜双学園 魔法科学科に主席で入学する。

魔法は基礎中の基礎しかできないが、体術に魔法を合わせることで並大抵の相手なら勝負になる。

そこに魔法源が手に入るとなることは、とてもありがたいことだ。


今の日本は魔法世界(いわゆる異世界ってやつだ)のクルム王国という国と国交を結んでいる。

国交を結ぶにあたって出た条約に魔法世界に来てもいいが、戦争などには一切関わらないというものがある。

そのことから政府が考えたのが魔法世界に学校を作って魔法を教えてもらおうという試みだ。

それで作られたのが、竜双学園 魔法科学科ってわけだ。

来週から魔法科学科に入学するために魔法世界に行く。

だから来週までに樹海で魔法源を見つけないといけないな。




END

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