その後の優美とさつき
さつきは帰省した時、勇気を振り絞って優美にメールをした。
会ってくれないかと。
十回誘ったら一回くらいは。
高校卒業時、優美はそう言った。
しかしどうだろう、優美はすぐに、
「会いたいが仕事があるので休み貰ってくる」
というので、さつきが慌てて
「仕事の後でいい」
という旨の返信をした。
かくして二人は再開した。
さつきの披露宴から、5年がたっていた。
背の高い優美は紺色のワンピースの下に黒いスラックスを穿いて現れた。
人と会食する機会がないものだから店がわからないという優美に、先程から梅田中を歩き回っていたさつきが串カツやに誘い、思い出話などをした。
変わった自覚がない優美も、自分の覚えていない話をされると恥ずかしく、己が未熟な娘であったことを知るらしい。
二件目の珈琲店で、優美はカップを見つめながら、
「子供の頃、金がふちに塗られたこんなカップをレンジで加熱して、お母さんに怒られた」
と笑った。
さつきは帰省した時、勇気を振り絞って優美にメールをした。
会ってくれないかと。
十回誘ったら一回くらいは。
高校卒業時、優美はそう言った。
しかしどうだろう、優美はすぐに、
「会いたいが仕事があるので休み貰ってくる」
というので、さつきが慌てて
「仕事の後でいい」
という旨の返信をした。
かくして二人は再開した。
さつきの披露宴から、5年がたっていた。
背の高い優美は紺色のワンピースの下に黒いスラックスを穿いて現れた。
人と会食する機会がないものだから店がわからないという優美に、先程から梅田中を歩き回っていたさつきが串カツやに誘い、思い出話などをした。
変わった自覚がない優美も、自分の覚えていない話をされると恥ずかしく、己が未熟な娘であったことを知るらしい。
二件目の珈琲店で、優美はカップを見つめながら、
「子供の頃、金がふちに塗られたこんなカップをレンジで加熱して、お母さんに怒られた」
と笑った。




