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発音  作者: みるく
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9/10

その後の優美とさつき

さつきは帰省した時、勇気を振り絞って優美にメールをした。

会ってくれないかと。






十回誘ったら一回くらいは。

高校卒業時、優美はそう言った。


しかしどうだろう、優美はすぐに、



「会いたいが仕事があるので休み貰ってくる」



というので、さつきが慌てて


「仕事の後でいい」


という旨の返信をした。






かくして二人は再開した。

さつきの披露宴から、5年がたっていた。

背の高い優美は紺色のワンピースの下に黒いスラックスを穿いて現れた。




人と会食する機会がないものだから店がわからないという優美に、先程から梅田中を歩き回っていたさつきが串カツやに誘い、思い出話などをした。



変わった自覚がない優美も、自分の覚えていない話をされると恥ずかしく、己が未熟な娘であったことを知るらしい。


二件目の珈琲店で、優美はカップを見つめながら、

「子供の頃、金がふちに塗られたこんなカップをレンジで加熱して、お母さんに怒られた」

と笑った。

さつきは帰省した時、勇気を振り絞って優美にメールをした。

会ってくれないかと。

十回誘ったら一回くらいは。

高校卒業時、優美はそう言った。

しかしどうだろう、優美はすぐに、

「会いたいが仕事があるので休み貰ってくる」



というので、さつきが慌てて


「仕事の後でいい」


という旨の返信をした。






かくして二人は再開した。

さつきの披露宴から、5年がたっていた。

背の高い優美は紺色のワンピースの下に黒いスラックスを穿いて現れた。

人と会食する機会がないものだから店がわからないという優美に、先程から梅田中を歩き回っていたさつきが串カツやに誘い、思い出話などをした。

変わった自覚がない優美も、自分の覚えていない話をされると恥ずかしく、己が未熟な娘であったことを知るらしい。


二件目の珈琲店で、優美はカップを見つめながら、

「子供の頃、金がふちに塗られたこんなカップをレンジで加熱して、お母さんに怒られた」

と笑った。

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