第3話 許さない……
アイドルになることになってしまったわたし
結局その日は解散ということになって
バスケ部に顔を出してた蓮ちゃんの元へ向かった
「あ、おっつ〜2人とも!わざわざ待ってなくて良かったのに」
「ちょうど時間が合ったんだ」
「そうそう!アイドルに会ってきたんだ!」
「へ、へぇ、アイドルね」
オリエンテーションの時から
アイドルの話をすると表情が曇る
少し嫌いなのかなぁとか思ってると
「ついでに芽衣はアイドルになることになった」
と軽い感じで颯が言ってしまった
今言う!!?!?とまた凄い勢いで颯の方を見つめる
ほらもう蓮ちゃんの表情凄いことなってるよ!?
「は?なにそれ」
「プロデューサーと名乗る人にスカウトされたんだ。俺が推薦した」
「お゛〜〜〜〜ま゛〜〜〜〜え゛〜〜〜〜なにしてるんだよ!!!」
「なにをって……こいつはアイドルに向いてるだろう?」
「確かに芽衣は可愛くてこんなあーしにも好きって言ってくれて婚姻をちぎりたいレベルだけど!あーしだけの物に出来ないぢゃん!!!許さない……」
なんか凄いこと言ってる気がするけど
うん、聞かなかったことにしよっかな
颯はこれのこと病気だから気にするなって言ってたけど
早く治るといいなぁ
「まあ待て、アイドルになると色んな人に推される事にはなるが、高嶺の花という言葉がある。お前の言うウザったい虫が手を出せないほど有名になれば、お前の物に出来るだろう」
「ーーー天才か???」
なにが???
という私を置いてけぼりにして
謎の結託を結ばれてしまった
「そういえばアイドルはあの蛯沢と呼ばれた1人だった、今後は2人グループでやるのか?」
あ、その話すると
「ふたりきり……????」
ほらまた怒り出した!
「あの子、人見知りを治すって言ってたし、メンバー増えることに関しては歓迎するんじゃないかな」
「じゃあ入る」
ん??
「あーしもアイドルやる!!」
「えぇ!!?バスケ部の特待生なんでしょ!?いいの!?」
「芽衣との時間が無くなるの嫌だったし……いいの!あーしだってビジュは自信はあるし!」
た、確かに蓮ちゃん可愛いけど……
掛け合ってみるのもあり。かな?
「分かった、明日聞いてみよ!出来るか聞いてみる!」
「やった!芽衣大好き!」
【次の日】
授業をそれなりに受けつつ
ようやく放課後となりアイドル部の部室へと向かった
昨日まではなかったんだけど、学園長が用意してくれたみたい
なんで学園長があの二人の面倒を見てるのかは分からないけど
この学園の最高権力が味方なのは心強い
部室に入ると、真凜ちゃんとるんちゃんが
川の字に並んでソファで寝ていた
可愛い……なんだここ、天国かな??
でも部屋の周りにはマイクスタンドや
メガホンみたいな機械(多分アンプってやつかな?)
スポットライトみたいな物まで勢揃いだった
2人が運んでくれたのかな、言えば手伝ったのに
「ほら、起きて2人とも!」
「んあ?おー、めーちゃーんおはろー」
「ふぁ、榊原さん……おはよ」
寝起きも可愛すぎか?????
「今日はね、友達呼んできたの!アイドルになりたいんだって!」
るんちゃんはガバッと勢いよく起きて
私のおでことごっつんこする
痛すぎて悶えるけど、るんちゃんは気にせず蓮ちゃんの方に行く
「おー!アイドル志望!いいね!プロデューサーのるんちゃんだよ!」
「ちょい待ち!芽衣大丈夫?!うわ、痛そー……」
「ダイジョブ……」
「あれ?あーめんごめんご、るんちゃん石頭すぎたね」
「めんごじゃねぇし……」
蓮ちゃんが怒りかけてるの見て
るんちゃんは「ははーん」と企み顔になる
「なるへそ、めーちゃん大好きっ子か、アイドル自体は興味ないな?」
「よくわかったね、そーだけど?」
るんちゃんは蓮ちゃんになにか耳打ちをしはじめる
「ちゃんとやる気出せば、アイドル衣装に着替える時のヌードショーをいつでも見られるよ?」
「……確かに」
「アイドルの練習とかこつけて、めーちゃんから大量のファンサも貰えるぞ?」
「……芽衣」
「ん?なあに?」
「あーし、本気でアイドル目指すわ」
「どういう風の吹き回し!!?」
(あーしはスポーツなら誰にも負けない、だからダンスでこの蛯沢ってやつを負かせて、あーしが芽衣にとって一番になってみせる!)
小嵐 蓮
「あーしだって…ビジュは最強だし!」
髪 緑のサイドテール 身長 160センチ
大学1年生
とんでもなく明るいギャル娘
オリジナル略語をよく使い、大人しい子を弄ったりする
芽衣と颯とは幼馴染で、芽衣が大好きだが
アイドルの事で構われなくなってから
どうにかして構われようとしている
根は真面目だが全然芽衣には気づかれてない不憫な子
デザイン担当を務める




