殺しと罪の矛盾
ガーガーとカラスは泣いた
彼はそれを撃ち落とした
カラス一家は絶滅し、一人の命を救った
彼は助かった
よく生きたと人は褒めた。
ある四人が漂流していた
一人が忠告を破り、海水を飲んだ
衰弱死した彼女を残された三人は食べた
そして彼らは助かり港に戻る
殺人罪で全員を厳罰に処す
ある二つの国の間で戦争が起きた
ある軍人は百人を殺した
百の家庭が悲しみ、苦しんだ。
そして戦争は終わり、国は歓喜の渦に包まれた
彼は英雄として表彰された
狂った人がいた
それは突如街に現れた
彼女は人を殺した
動機は刹那の快楽のため
絞首刑が決定された
狼がいた
羊がいた
狼は飼われている羊を喰った
狼は飢えを満たし、羊は死んだ
狼は羊の飼い主により殺された