本を読みながら、学園生活に思いをはせる ②
2/3二話目
誰にでも好かれることが出来れば嬉しい。わたしのことを皆が友達になりたいって言ってもらえるのも嬉しい。ただ無理強いはしたくない。そもそもわたしはベルラ・クイシュインだった頃でも、公爵令嬢という立場はあってもあれだけ我儘だからって嫌がられていたしね。
結局見た目とか、立場とかって一種の指標でしかなくて……結局心から仲良くしてくれるかどうかってわからないもんね。
そんなことを思いながらも本の続きを読む。
この小説、恋愛もしているみたい。あと、高等部の話だった。わたしが来年から通うのは中等部。少しだけ大人な恋愛だよね。この年になるとやっぱり将来のこととか考えているみたい。
貴族の登場人物に関しては、婚約者がいる人も多い。
わたしは婚約者とかいたことないけれど、家や親が全て相手を決めるって場合だと上手くいくのかな? とは思ったりもする。何度か顔合わせをしてから決める家もあれば、本人の意思を何も気にせずに勝手に決める家もきっとあるよね。
うーん、わたしだったらどうだろう? 一緒に話していて楽しくないなって人だったら反発してしまうかもしれない。
だってわたしは結婚するなら好きな人がいいって思うもん!! そう考えるとわたしって、貴族が向いていなかったのかもしれない。
まぁ、わたしは身体を奪われるなんてことがなかればまた違う考え方をしていて、公爵令嬢として生きるのが当たり前になっていただろうけれども。
婚約者同士で仲睦まじい様子を見せる主人公の友人達。誰かが仲良くしている会話を読めるのって凄く楽しい。実際にそんな会話を聞くことが出来ればもっと楽しいのかな? やっぱり学園だと恋のお話とか多いイメージ。わたしの勝手な考えだけれどね。
それにしても小説を読んでいるだけでも、数え切れないほどの登場人物がいるんだ。名前がついているのは限られているけれども、一クラスで数十人いるみたいだから。同年代の人がそれだけ集まっているというのも凄いことだよ。わたしは見たことないもん。
ただちょっとううん? と思ったのは、主人公が婚約者の居る女の子と距離を縮めたりもしていることかな。本人は鈍感なのか、好意には気づいていないみたい。ただあれだよね、好きになったりするのは仕方ないと思うけれどちゃんと手回ししておかないと大惨事を引き起こしそうな気もした。
王族とか貴族って、プライドが高い人も多い。信じられないような小さなことで怒る人もいるだろうから、あんまりこういうことをしていると私刑をうける可能性もありそう。学園に関しては身分差があってもある程度は許されていたりするみたいだけどね。
ただ学園長や学園のあずかり知らぬところで、流血沙汰とか起こされることもありそうな気もする。うん、ニコラドさんの弟子ならば、権力に屈したりとかはしないだろうけれど。
それにこの小説の主人公は貴族達とも仲良くしているから問題はないかもしれないが、他の普通の平民が同じような行動を起こしていたらとっくの昔に退学とかさせられているかも? なんてそこまで考えが及ぶ。
主人公の子も、貴族と仲良くしているからって嫌がらせを受けている描写もあった。ただし、全てはねのけていた。それは純粋に凄い!
やっぱり色んな人と仲良くするなら適応力なども重要だよなとも思ってならない。立場の違う様々な人と仲良くするのならば、どういう風に返答すればいいかとかも大事。わたしも学園に通って人と話す時には気をつけたいな。
仲良くなった人には気を抜いて会話を交わすことは何の問題もないだろう。それでも出会ったばかりの人にいきなりなれなれしくしたりとかは多分しない方がいい。その人の性格にもよるだろうけれどね!
小説の主人公は、どちらかというと無邪気なタイプ。どんどんなれなれしくいって、仲良くしちゃっている。ただわたしは色んなことをきっと考えてしまうから。
小さな頃だけど、公爵令嬢として生きていた頃の記憶もある。だから余計に、貴族との付き合いはちょっと考えてやらなきゃとも思ったりもするのかも。とはいっても小さかったから覚えていることも少ないが。
それにしてもこの主人公、凄く色んなことに巻き込まれている。こんなに多くの出来事が起こったりするのかな? とかそんなことは思ってしまった。
あくまで空想の物語だからかな? 実際にこんなことが起こっていたら、もっと大騒ぎになっていそう。
物語としては凄く楽しいよ! 代わる代わるに何かが起こると、ワクワクするよね。
どういう風に解決するのかな? このまま皆無事に終わるのかな? とかそんなことを思ったの!
この小説、結構危険なことも起こっていた。それこそ人の命が奪われてもおかしくないような事件が起こっていた。わたしはパパとママが一緒だから、危険なことが起こっても死んだりすることって想像が出来ない。
でも学園だと危険なことがあったら、パパとママは傍には居ない状況……。わたしもこの物語の主人公と同じように、困難に自分の力で立ち向かっていかなければね。
1巻は、大事件を解決して終わっていた。
友人達に囲まれて、主人公は幸せそうだ。うん、いいことだ。続きどうなるんだろう? まだまだ謎もあったので、続きは購入してもらう。
さて、読み終わったから次は別の本を読もう。




