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はじめての魔法

 今日の授業では待ちに待った魔法の実習だ!


 俺はルンルン気分で実習の授業の時間を待っている!


「悠真、何か嬉しそうね!」


「アリナ、分かる?今日初めて魔法が使えるかも知れないって思ったら嬉しくて!」


「ああ、今日は魔法の初歩のボール系の実習だったわね!」


「そうなんだよ!初歩でも魔法だから嬉しくて!」


「まあ、貴方の場合は使い方が分かる様になれば何でも出来そうだけどね」


「でも、何で超強力な魔法障壁が施された施設でやるんだろう?」


「初めての人が多いんだけど、そういう人ってイメージが上手く出来なくて暴走してしまうのよ!」


「安全策って事か!」


「そういう事!」


 話をしていると待ちに待った実習の時間がやってきた。



 実習室に入ると、ユリアナ先生までもが魔法少女になっている!


「では、実習を始める」


「まずは魔法をイメージし易い様に私がファイヤーボールを的に放つ」


 すると、先生の手元に魔法のステッキの様な物が現れ、ファイヤーボールを的に向かって放つ。


 赤い小さめの火の玉が勢い良く的に向かっていく。そして、的に当たった瞬間、


 ドゴォォォォォォーーーーーン


 物凄い勢いで燃えて一瞬で的が無くなった。


 えっ…見た目と威力の違いがあり過ぎるんですけど?


 何か思ってたファイヤーボールと違うんですけど?


 すると、ユリアナ先生は


「あー、かなり威力を抑えたんだが予定より激しくなってしまったな、まあ良い、誰かやってみろ!」


 すると、赤色魔法少女になったリーナが


「私、やってみます!」


 と言ってファイヤーボールを出す。


 リーナの赤いファイヤーボールは的に当たった瞬間、的が消し炭になった!


 そして、次に緑色魔法少女になったアスカが的に向かって放つ。


 何か大きい火の玉が飛んで行き的に当たると的が無くなるがその先まで飛んで行き消えた。


 次に黄色魔法少女になったマリアがファイヤーボールを放つ!


 小さい炎が的に当たった瞬間に的が一瞬激しく燃えて静かに消えた。


 次に水色魔法少女になったアリナが放つ!


 赤い火の玉が彗星の如く的に向かい、当たると物凄い炎が出て一瞬で的が消えた。


 次は俺の番だ!


 執事服に身を包んだ俺は、小さい火の玉が的に向かうイメージをして放つ!


 的に向かって弾丸の様に向かっていく青く小さい炎!的の中心を貫き後ろの魔法障壁に当たり、時間差で的が燃え尽きる。


 やった!魔法出来た!


 と、喜んで居たら。


 ドォォォォォォォォォーーーーン!!!


 と建物が揺れる。


 あれ?もしかしてやらかした?


「ど、どうしようアリナ?」


「大丈夫よ!ただ、小さくして威力をかなり抑えてアレだと魔物とか跡形も残らないわね!」


 俺もしかしたらヤバいのかも知れない!


 途中のイメージも大事だけど結果がどうなるみたいなイメージも大事らしい。


 初めての実習で実際に魔法を放ってみて課題は沢山あると思った。





お読み頂きありがとうございます。

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