表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2  作者: bad
1/20

第1問目 運命の『ゲーム』とゲーマーの拘り

昔カクヨムで連載してた作品です気軽に読んで楽しんで頂けたら幸いです

ゲームマニアの俺はある日物凄いプレミアが付いてるゲームを裏市場で買った

一般人では名前も知られてないこのゲームで人生が変わるとも知らずに・・・





日が落ちて契約も終わり帰り道いつものラーメン屋

背脂ギタ野菜マシマシの豚骨ラーメンスペシャルを食う

ぺろりと平らげてふぅ腹が落ち着いた

其処からチャリを走らせやっと家に着いた

取り敢えずはやる気持ちを抑えてシャワーを浴びる

さぁこのゲームどんなもんなんだかな どうやって攻略しようかなぁ

レビューや攻略サイトすら無いゲームだからなぁ

ネットの裏サイトでかなり高い買い物だったけど後悔はしていない

直接現金と契約書とゲームの引き渡しって厳重だったけどマニアの血が騒ぐって感じ

バイヤー曰くまだ誰もクリアした奴が居ないとか何とか言ってたなぁ

クリアしたら伝説になるね

どうしてもクリア出来なかったら転売すれば良いし

あ~でも延々と無限ループのシューティングとか昔有ったなぁ

それでクリア出来ないとかだったらただのクソゲだよな・・・

まぁそんな事は無いと思いたいが

とか考えている内にシャワーを浴び終えてスッキリした


おっと自己紹介がまだだったな

俺の名前は御影拓郎

名は体を表すと言うが名前の通り日陰者のゲームヲタクだ

歳は36独り暮らしでもうおっさんと呼ばれても動じない事にしてる

職業はプログラマだ 拘束時間が長い分収入はそこそこ

IT土建と呼ばれるこのご時世だが仕事にありつくだけでもありがたい事だ

顔面偏差値は自分で見る限りでは50だと思いたい・・・思わせてくれ!

彼女は今は居ない 「今は」だからな!昔は居たんだよ!

結婚も考えなくちゃいけないと思う事は多々有るが相手が居なきゃ話にならない

趣味としてゲーマーで頑張っているがそれぞれの道を極めた者には敵わない現実

俺はマルチゲーマーで有ってプロゲーマーにはなれなかった

格ゲーも音ゲーもシューティングもパズルもクイズもその他も人並み以上には出来る

だが伝説にはなれなかった

然し!この誰もクリアしてないゲームをクリアして伝説に俺はなりたい!

ゲーム世代として産まれてきた以上誰でも一度は思うんじゃないか?

まぁ俺の自己紹介はこれ位で良いだろう


さぁこのゲームをやろうじゃないか

まずはこの厳重な包装を外して・・・あれ?何だ?

何か良く解らないゴテゴテとしたヘッドギアみたいな物が出てきたぞ!?

其処に紙が一枚ペロンと張られて説明書きがされてる

『このゲームは睡眠中にプレイする物です 付属の睡眠薬を使って下さい

 頭にセットして電源を入れ眠るだけでゲームが始まります』

これが取説?それもこれだけ?ああ包装に薬瓶が付いてたな

つまりやってみないと解らないって事か

昔のゲームに良く有ったな~取説が超適当なの

ヴァーチャルリアリティを『夢』で認識させるゲームか?

折角最先端技術を使ってるのに取説がこれってどうなんだろう?

まぁ良いや深く考えずにやってみようっと

まず頭にセットして・・・結構付け心地は良いな~これなら眠るのに邪魔にならない

付属の睡眠薬飲んで・・・薬瓶に30分程度で効いてくるって書いてあるな

タバコ吸ってトイレ行ったら調度良い時間だろう



-25分後-


あ~大分眠くなってきたな・・・

そろそろベッドに移動しよう・・・

電源を入れて・・・カチッ!ピリッ!

お休みなさい・・・楽しいゲームの始まりだぁ・・・






優しい声がした

「ゲームを始めますか?」

1:はい

2:いいえ


そんなの決まってるじゃないか

1しか有り得ない!

「はい!」

「・・・さぁ目覚めて下さい」


これが俺の『ゲーム』の始まりだった・・・

同時に連載してる

2人のおっさん学者の異世界遁走曲 ~自然科学者と心理学者の魔法無双~

も宜しくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ