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第七話、首輪の話なのニャ!


 数日後『あまぞん』というところから、荷物がきたのニャ。そこには散歩ヒモと、ハーネスというヒモを付ける為の、チョッキみたいな物が入っていたのニャ。


 ところで話は変わるが、我は首輪をしていない。これには訳がある。

 

 ある日、母さんが言ったのニャ。


「そろそろ首輪が欲しいんだけど、猫の首輪って、大抵鈴がついてるじゃん。……猫はうるさくないのかねぇ?」


 これに息子たちが、「うるさいんじゃない?」と答えてくれたのニャ。


 それであっさり「じゃ、無くていいか」と、なったのだ。


 それなのに! ハーネス!!


 背中でぎゅうぎゅう絞められて、窮屈で仕方なかったのニャ。それなのに皆して、「おっ、かっこいいじゃん! けむくじゃら!!」といって、笑っておったのニャ。


 ……そうか? かっこいいのかぁ? まぁ、諦めてやるかニョ……。



挿絵(By みてみん)

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