第十六話、なんてこったいなのニャ!
ある日、母さんは動画サイトで猫動画を見ておったのニャ。そこに息子の一人がやって来たから、母さんは息子にこう言ったのニャ。
「ねー、猫ニキビって言うのがあるらしいよ」
「何それ?」
「ほら、この動画を見てよ」
タブレットの画面を覗く二人。……何だか嫌な流れなのニャ……。
「うわーっ! ほんとだ!!」
「でしょー? つまり、けむくじゃらも……」
どきーーん! 二人で同時に振り向くの、やめて貰えニャいかの。
「おし! 見せてみろ」
いやニャン! 放すのニャン!
「うわっ!」
「蒸しタオルで蒸らしてから拭く、って説明されてたけど、猫用おしり拭きで取りあえず拭いちゃう?」
「そうだな、試しにやってみるか」
それでアゴにおしり拭きをあてがわれて、押さえられたのニャ。しばらくしてから、アゴをこするように拭かれた。
「うわーーっ、なんてこったい!!」
「毛色がグレーだから気づかなかったねー。 こんな状態だったんだ」
あまりこすり過ぎると痛いだろうから、とすぐに解放されたけど、それ以来ときどきアゴをこすって拭かれるようになったのニャ……。
まあ、アゴは自分でナメられニャいからの、拭いてもよいけど、優しく拭いてほしいのニャー。
(黒い点々がニキビらしいです。そろそろまた拭いてやらねば(汗))
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
猫を飼ってみたらこんな感じだったよ、というのを飼い猫視点で書いてきました。
ネタはあと一つ、毛玉を吐いた話があるのですが、猫視点では書きづらいし、ちょっとバッチイお話なのでやめておこうと思います。
マーキング……猫スプレーとも言うそうですが、それは今でもやってます。臭い。(涙)
猫トイレで(大)をして、その直後にそこに(小)をするのが嫌だったらしく、洗面所のまだ洗って無かったバスタオルの上でされたりとか……。
猫はきれい好き、と言うけど、本人にとってのきれい好きなだけのようです。
「ニャ~ン」と言って、すり寄って来ると、「ま、しょうがないか~」と諦めております。
またネタが出来るまで、暫くお休み致します。
お読み下さって、ありがとうございました。
画像をタッチして、是非表情を見てやってください。
普段なかなかしない顔をしてます。




