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災厄の車輪


 殲虎公司ジェンフーコンスーが製造していた原子炉は、冷却に水ではなく液体金属を使用する『液体金属冷却炉』と呼ばれるタイプの原子炉である。


 ステラ博士は、その液体金属冷却炉にフィオナ機関を組み合わせた、魔力と原子力の複合機関を作り上げようとしているのだ。


 戦艦ネイリンゲンの甲板の上には、白衣やツナギに身を包んだ技術者たちが集まっていた。彼らはステラ博士が数分で完成させた新型複合機関の図面をまじまじと見つめて構造を確認しながら、博士の説明を聞いている。


 ステラ博士はテンプル騎士団が全盛期だった頃に、独自で原子炉の複製を試みたことがあるという。なので、テンプル騎士団に所属する技術者たちの中では、最も原子炉の構造を理解していると言ってもいいだろう。


 とはいえ、利用可能な原子炉は辛うじて大破せずに済んだチャン・リーフェンの原子炉1基のみ。もし複合機関の製造に失敗すれば、フィオナ機関を機関部に搭載してタンプル搭へと戻ることになる。


 しかし、ステラ博士の説明を聞いている技術者たちはテンプル騎士団が古代文明の遺跡から発掘してきた技術を解析し、何度も複製している優秀な技術者たちである。現代では廃れてしまった古代文明の技術の解析に成功しているのだから、きっと原子炉の複製にも成功してくれるだろうし、博士と共に強力な新型複合機関を造り上げてくれるに違いない。


「隊長」


 ネイリンゲンの左舷にある高角砲の砲塔に寄り掛かりながら博士たちを見守っていると、コレットとマリウスの2人がこっちにやってきた。艦内の自動販売機で購入したのか、マリウスはタンプルソーダの瓶を3つ持っている。


 彼が差し出してくれたタンプルソーダの瓶を義手で開け、口へと運んだ。


「帝国軍の連中が、オルトバルカへ侵攻を開始したそうです」


春季攻勢カイザーシュラハトか」


 ついに始まったか。


 アナリア合衆国を敵に回してしまった帝国軍は、アナリアが戦争を始める準備を終えて参戦してくるよりも先に、疲弊しているオルトバルカ連合王国へと総攻撃を仕掛け、東部戦線での戦闘を集結させるつもりなのだ。オルトバルカが降伏することになれば、帝国軍は大量の食糧と資源を確保できる上に、連合王国と合衆国に挟撃されずに済むのだから。


 同盟国であるヴリシア・フランセン帝国が崩壊し、アスマン帝国が離反してしまった事によって帝国軍は同盟国がいなくなってしまった。それに対し、連合国軍は全ての国家が未だに戦争を継続できる状態である上に、もう少しすればアナリア合衆国軍も参戦することが決まっているため、時間を稼ぐ事ができれば連合国軍の勝利は確定すると言っていい。


 だが、もしこの春季攻勢カイザーシュラハトを退けることに失敗し、オルトバルカ連合王国軍が壊滅的な損害を被れば、帝国軍は食料と資源の確保に成功する上に、連合国軍の戦力は一気に減少することになるだろう。アナリア合衆国軍の参戦前に世界大戦が終わることは有り得ないが、ここで帝国軍が勝利することになれば、残念なことに世界大戦はもう少しだけ続くことになる。


 まあ、世界大戦が長引いたならば、そのままヴァルツ本土にまで攻め込んでやればいい。既にテンプル騎士団上層部ではヴァルツ本土攻撃の計画も立案され始めているからな。それが実行されることになれば、きっと空軍は大忙しになるだろう。


「既に海軍はラトーニウス沖へと出撃したそうです」


「俺たちは遅刻だな」


「俺たちが戻る前に戦いが終わってたりして」


「ん? 我が騎士団の勝利でか?」


 笑いながらそう言うと、マリウスとコレットもニヤリと笑った。


 テンプル騎士団が敗北するわけがない。確かにスペツナズ第零部隊が参加できないのは痛手かもしれないが、セシリアやサクヤさんは転生者を瞬殺できるほどの実力者だし、2人に戦い方を教えたウラルもいる。スペツナズ第一部隊も作戦には参加する筈だし、空軍にはアーサー隊もいるからな。


「”彼女”も参加する筈ですから、負けませんよ」


 タンプルソーダの栓を外し、炭酸の音を奏でる瓶を手にしたコレットが対空機銃の射手のために用意されている座席に腰を下ろす。マリウスも栓を外してからタンプルソーダを口へと運び、高角砲の砲塔に寄り掛かった。


「コレット、彼女って誰?」


「私の教官よ。私は元々工兵隊で破壊工作を担当してたの」


 そう、コレットは元々は陸軍の工兵隊に所属していた。ウラルとセシリアの命令でスペツナズを再編成することになった時に、優秀な工兵だった彼女を工兵隊からスカウトしてきたのである。


 もちろん合格率6%の入隊試験を受けてもらったが、コレットは一緒に受けていたマリウスやヴラジーミルと共に試験に合格し、第一分隊の工兵となっている。


「コレットの教官かぁ………女の人なの?」


「そう。凄いのよ、あの人。爆発物を熟知しているというか………爆発物を”愛してる”のよね。塹壕の中でダイナマイトを抱きしめながら眠ってたし」


 え、何それ。


 ウラルの妹(イリナ)もそういう人だったと聞いている。標的を爆発で吹き飛ばす事が大好きなド変態で、タンプル砲での砲撃を目にした際には幸せすぎて気絶してしまった事もあるという。


 工兵隊の隊長は、もしかしてブリスカヴィカ家の関係者なのではないだろうか。


 タンプルソーダを飲みながら、ネイリンゲンの隣に停泊しているチャン・リーフェンの方をちらりと見た。船体に開いていた大穴はネイリンゲンの乗組員たちやチャン・リーフェンの乗組員だったホムンクルスたちによって既に塞がれている。主砲も損傷しているのか、砲身を取り外して新しい砲身と交換を始めているようだった。


 無事に新型複合機関が完成してここを出港する事になったら、ネイリンゲンはきっとそのままオルトバルカの方へと向かう事になるだろう。チャン・リーフェンまで戦わせるわけにはいかないので、タンプル搭へと向かってもらうことになるかもしれない。クレイデリア国防海軍は桜海(ウィルバー海峡)に残っている筈なので、連絡しておけばチャン・リーフェンを誘導してくれる筈である。


 できるならば新型複合機関のテストを行ってから戦場へ向かうべきだが、春季攻勢が始まってしまった以上はそのまま戦場に向かう事になりそうだな。


 博士が新型複合機関の開発に成功する事を祈るとしよう。
















 




 オルトバルカ連合王国は、列強国の中でも強力な海軍を保有している。シャルロット1世の時代に、強力な主砲と分厚い装甲を兼ね備えた戦艦『クイーン・シャルロット』を建造したオルトバルカは、その戦艦をベースにしてさらに強力な戦艦を次々に建造する事により、海軍を急激に成長させていったのである。


 他の列強国が木製の帆船を退役させ、やっと装甲艦を建造して艦隊に配備した頃には、既にオルトバルカは前弩級戦艦の建造を始めていたのだ。他の列強国よりも遥かに先進的な装備を与えられた海軍は、世界最強の大国であり、”世界の工場”と言われたオルトバルカ連合王国の力の象徴だったのである。


 だが――――――ヴァルツ海軍のUボートによる攻撃で、その力の象徴は疲弊していた。


「オルトバルカ艦隊、ラトーニウス沖へと到着を確認。戦艦57隻、巡洋艦88隻、装甲艦34隻、駆逐艦179隻です」


 魔法陣でフィオナ機関の魔力反応を観測していたオペレーターが報告すると、主力機動艦隊の指揮を執るエルヴィン・リンデマン提督は溜息をつきながら軍帽を取り、頭を掻いた。


 ヴァルツ艦隊を迎撃するために出撃した艦艇の数が、あまりにも少なすぎるのだ。


 少ないとは言っても、テンプル騎士団が派遣した主力艦隊と比べればオルトバルカ艦隊の方が多い。だが、数はヴァルツ艦隊の半分以下であり、性能が敵艦隊の艦艇と同等である以上、オルトバルカのみでヴァルツ軍を撃退するのは不可能と言ってもよかった。


「艦隊を出し惜しみしているのでしょうか」


「いや、あれが全戦力なのだろう」


「………提督、オルトバルカの海軍は先進国の中でもトップクラスの規模なのですよ?」


「ああ。だから奴らは高を括り、ヴァルツのUボートに何隻も戦艦を沈められたのだ」


 そう、あの艦隊がオルトバルカの残存艦隊であった。


 オルトバルカは世界最強の海軍を保有している。戦艦、巡洋艦、装甲艦の性能は最高クラスと言ってもいいだろう。だが、駆逐艦と潜水艦の性能ではヴァルツ帝国の方が遥かに優れていた。潜水艦による奇襲で敵艦隊の戦力を削り、敵の潜水艦を優れたソナーを搭載している駆逐艦で始末して敵艦隊を疲弊させ、温存しておいた艦隊で敵艦隊に止めを刺すのがヴァルツ軍の戦略なのである。


 潜水艦に戦艦を何隻も沈められたオルトバルカは焦り、すぐにUボートでヴァルツ軍に反撃したが、逆に駆逐艦たちに爆雷を投下され、オルトバルカのUボートは何隻も海の藻屑となっていった。駆逐艦で何隻かのUボートの撃沈に成功したものの、投入した駆逐艦も返り討ちに遭っているため、オルトバルカは艦隊が損害を受けることを避けるために艦隊を極力出撃させずに軍港に待機させていたのである。


 温存すれば戦力に損害が出ることはないが、出撃できなければ艦隊の錬度は落ちていく。逆に、ヴァルツ海軍は何度も出撃することになるため、どんどん彼らの錬度は上がっていくのだ。


 もう、オルトバルカ海軍は世界最強の海軍ではない。転生者が率いるテンプル騎士団はクレイデリアを除けば、ヴァルツ海軍が世界最強の海軍と言ってもいい。


「総旗艦ジャック・ド・モレーより入電。『機動艦隊ハ直チニ攻撃ヲ開始セヨ』とのことです」


「よーし………最初に強烈なのをぶちかますぞ。空母イリナ・ブリスカヴィカ、前へ」


 艦橋の窓の向こうで、輪形陣の最後尾を航行していたナタリア・ブラスベルグ級の三番艦『イリナ・ブリスカヴィカ』がゆっくりと動き出す。他の同型艦(姉妹)と同じく、船体が304mから420mまで大型化されているものの、他の艦のように船体の中心部から後部に追加された二層目の飛行甲板は搭載されていない。更に艦橋の位置も他の同型艦と異なっているため、見分けるのは簡単である。


 ナタリア・ブラスベルグの隣にやってきたイリナ・ブリスカヴィカの飛行甲板の上には、既に巨大なブースターに接続された金属製の車輪が鎮座していた。艦載機や戦車を容易く踏みつぶせるほどのサイズの車輪の軸には金属製のコンテナがびっしりと取り付けられており、外周部にはロケットモーターが所狭しと並んでいる。


 飛行甲板に居座る恐るべき決戦兵器をちらりと見たリンデマン提督は、苦笑いしながら告げた。


「イリナ・ブリスカヴィカに通達。『パンジャンドラム・ディザスター』を出撃させよ」



















「旗艦ナタリア・ブラスベルグより入電。『車輪ヲ解キ放テ』とのことです」


「ふっふっふっふっ………待っていたぞ」


 イリナ・ブリスカヴィカの艦長は、飛行甲板で出撃準備をしている巨大な車輪を見つめながら楽しそうに笑った。


 ナタリア・ブラスベルグ級空母のうちの1隻であるイリナ・ブリスカヴィカは、艦載機は1機も搭載していない。アングルドデッキや魔力式カタパルトは搭載しているものの、それは艦載機を出撃させるための設備ではないのだ。


 イリナ・ブリスカヴィカは、艦載機ではなくパンジャンドラムを出撃させることに特化した特殊な空母である。パンジャンドラムの射出には他の同型艦よりも強力な高圧型の魔力式カタパルトが必要になるため、カタパルトは他の艦よりも大型になっている。更に、カタパルトを使用した際に排出する魔力の残滓を船体の右側から排出する必要があるので、艦橋は右舷ではなく左舷に設置されていた。


 他の同型艦とは違って艦載機の着艦は考慮していないため、艦橋は小型化されている。


「プログラムのインプット完了。出撃準備よし」


「魔力カタパルト、加圧限界。こちらも準備よし」


「よし………パンジャンドラム・ディザスター、出撃! 秒読みを始めろ!」


「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1………ブースター、点火!」


 艦橋にいる乗組員が、目の前にある紅いスイッチを押すと同時に、車輪の後端部に接続された巨大なブースターが緑色の炎を吐き出した。


 甲板の上で回転しないように金属製のフレームで固定された車輪が、ゆっくりと動き始める。台座に接続されたカタパルトが一瞬だけスパークを発したかと思いきや、パンジャンドラム・ディザスターは一気に家族を始め、スキージャンプ甲板からラトーニウス海へと向かって飛び立っていった。


 ナタリア・ブラスベルグ級や護衛の駆逐艦たちで構成された輪形陣を置き去りにしたパンジャンドラム・ディザスターのブースターが発していた緑色の炎が消失すると同時に、車輪が回転を始める。


 タンク内部の魔力を使い果たしたのを検知したことによって、ブースターとフレームの切り離しが始まったのだ。


 車輪の側面にこれでもかというほど取り付けられたロケットモーターが起動し、空中で巨体を回転させ始める。やがて、固定されていたブースターと金属製のフレームが、回転を始めたパンジャンドラムの遠心力で切り離され、海原へと落下していった。


















 車輪の軸の部分に取り付けられていた金属製のコンテナが、唐突に弾け飛んだ。


 パンジャンドラム・ディザスターのコンテナから姿を現したのは、鮮血のように紅く塗装された小型のパンジャンドラムたちであった。彼らを空中でぶちまけた大型のパンジャンドラムにそっくりだが、車輪の外周部にはダガーの切っ先のように鋭い刃が取り付けられているのが分かる。


 サイズは戦車砲の砲弾くらいだろうか。対艦攻撃に使うには小さすぎるかもしれないが、この車輪たちは敵艦を轟沈させるか、ほぼ確実に行動不能にできるほどの破壊力を秘めているのだ。


 雲に大穴を穿ちながら姿を現した車輪の群れは、これからオルトバルカ艦隊へ砲撃を始めようとしていたヴァルツ艦隊の前衛艦隊へと襲い掛かっていった。飛行物体が艦隊へと接近しているという報告を聞いた艦長たちが、対空機銃での迎撃を命じる。機銃や高角砲が火を噴き、雲が浮かぶラトーニウス沖の青空に物騒な黒煙を十重二十重に生み出したが、艦隊から放たれる砲弾や銃弾がパンジャンドラム・ディザスターを直撃する事はなかった。


 まるでチェーンソーで木材を切断するかのような甲高い音を響かせながら落下を始めたパンジャンドラム・ディザスターが、先頭を進んでいた戦艦の前部甲板を直撃した。主砲のすぐ脇に大穴を開けながら船体の内部へと侵入したパンジャンドラム・ディザスターは、そのまま艦内の装甲や通路を削り、不運な乗組員をミンチに変えながら、どんどん機関部へと向かって進んでいく。


 やがて、バルブを操作していた乗組員をグチャグチャにしながら、パンジャンドラム・ディザスターが機関室へと躍り出る。乗組員たちが機関室の中に現れた恐るべき兵器を見てぎょっとした頃には、ダガーのようなスパイクを搭載した小型の車輪は、機関室のど真ん中で稼働していたフィオナ機関へと突っ込み――――――――炸裂した。


 高圧の魔力は爆発物に等しい。艦艇を動かす事ができるほどの圧力にまで加圧された魔力が機関室の中へと噴き出し、隔壁を次々に吹き飛ばしながら艦内を破壊し尽くした。


 パンジャンドラム・ディザスターは、以前に投入されたパンジャンドラム・タイラントの改良型である。敵艦に直撃してから起爆する大型のパンジャンドラム・タイラントとは異なり、パンジャンドラム・ディザスターは、敵艦に直撃してから装甲を削って大穴を開け、機関室に突入してから起爆するようになっている。フィオナ機関を誘爆させることによって敵艦の内部に大きなダメージを与え、ほぼ確実に航行不能にしてしまう兵器である。


 そのため、搭載されている魔力センサーは高圧の魔力に優先的に反応するように調整されているのだ。


 もちろん、命中すれば敵艦を轟沈させることもできる。


 機関室を破壊されたヴァルツ軍の戦艦のスクリューがぴたりと止まり、どんどん速度が落ちていく。対空戦闘を始めていた後続の艦は、先頭の艦が航行不能になっていることに気付かずのそのまま直進し、味方の艦の艦尾に激突する羽目になった。


 戦艦と戦艦が衝突する重々しい音を突き破り、他のパンジャンドラム・ディザスターたちが他の艦へと襲い掛かる。


 魔力の残滓を排出していた煙突を直撃した車輪が、そのまま煙道を逆流するかのように機関室へと到達してから起爆する。艦尾で大爆発を起こした巡洋艦が、火達磨になりながら沈んでいく。


 中には辛うじて高角砲をパンジャンドラム・ディザスターに直撃させた艦もあったが、堅牢な装甲で覆われているパンジャンドラム・ディザスターを破壊することはできなかった。砲弾が命中した事によって軌道を逸らされた車輪は、そのまま敵艦の艦首に大穴を開けて内部で起爆し、敵艦の艦首を捥ぎ取った。


 まだ敵艦隊に一発も砲弾を放っていないというのに、ヴァルツ艦隊は早くも蹂躙されつつあった。


 


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