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異世界で復讐者が現代兵器を使うとこうなる   作者: 往復ミサイル
第一章 産声をあげる復讐者
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惨殺あるのみ


 錆び付いた金属製の扉が激震し、扉の隙間から火薬の臭いと焦げた肉の臭いが漏れ始める。爆発の衝撃で揺れる天井をちらりと見上げながら、手榴弾を放り込まない方が良かったかもしれないと後悔してしまう。


 今の爆音は、この地下室の近くを警備していた兵士たちにも聞こえてしまったかもしれない。先ほど食堂で雑談しながら、でっかいソーセージの入った贅沢なスープを口へと運んでいた兵士たちの事を思い出しながら顔をしかめ、革のホルスターからコルトM1911を引っ張り出す。


 あいつらは席のすぐ近くに自分たちのライフルを立て掛けていたから、それさえ拾えばすぐに急行できるだろう。食堂から地下室までの距離はそれほど遠くないから、その気になれば2分以内にここへとやってくるかもしれない。


 手榴弾を投げ込んだら電撃的に突入し、室内を素早く制圧するのが鉄則である。すぐに突入せず、もたついてから突入することは、唐突に投げ込まれた手榴弾で混乱する敵を追撃できるというアドバンテージを放棄することを意味するからだ。


 しかし、後方から敵がやってくる恐れがある以上、このまま突入しても制圧しきれなかった敵兵と後方からやってきた敵兵に挟撃されるのが関の山だ。


 賭けはしない主義なので、勿体ないが敵に体勢を立て直す時間を与えてやるとしよう。復讐するために復活したというのに、初陣で後ろから敵兵に狙撃されて死ぬわけにはいかない。


 端末を取り出し、もう1つ手榴弾を生産する。カスタマイズで爆発するまでの時間を0.5秒まで短縮してからそれを装備し、階段の手すりに紐で縛り付ける。柄の中にある紐を反対側にある階段の手すりまで伸ばして縛り付けてから、俺は扉のドアノブへと手を伸ばした。


 こうすれば、慌てて後方からやってきた敵兵が手榴弾の紐を引っこ抜き、0.5秒後に炸裂する手榴弾によってミンチにされるというわけだ。敵は要塞まで後退しているにもかかわらず、ここに敵が侵入しているという事を知った敵兵はさぞ慌てている事だろう。だから、簡単にこのトラップの餌食になってくれるに違いない。


 右手でコルトM1911のグリップを握りながら、左手をドアノブへと伸ばす。室内で手榴弾が3つも起爆したせいでかなり強烈な爆風が荒れ狂ったらしく、ドアノブは微かに熱かった。


 一瞬だけ見た地下室の構造と敵兵の立っていた位置を思い出し、ドアノブを捻って扉を開ける。右手のコルトM1911を突き出しながらトリガーを引き、爆風で左肩を抉られていた負傷兵に容赦なく.45ACP弾を叩き込んだ。


 .45ACP弾は、現代でもアメリカ製ハンドガンやSMGサブマシンガンに使用される大口径の弾丸である。ハンドガンの弾薬として使用される9mm弾よりも高い破壊力とストッピングパワーを誇るため、敵に大ダメージを与えることが可能である。しかし、大口径の弾丸を使用するせいで反動が9mm弾よりも大きい上に、弾速が遅いという欠点がある。


 とはいっても、弾速が遅いという欠点はサプレッサーを装着するのであれば利点と化すが。


 手榴弾の爆炎で左肩を抉られた敵兵の後頭部に.45ACP弾が直撃する。まるで土下座しようとするかのように、起き上がろうとしていた敵兵ががくんと頭を大きく前方に振り、そのまま血がこびり付いた床に眉間を叩きつける。


 後方へと下がったスライドから、火薬が生み出した白い煙と熱を纏った.45ACP弾の薬莢が躍り出し、真っ白な軌跡を残しながら床へと落下していく。その薬莢が、キン、と床に落下する金属音を奏でるよりも先に、今しがた火を噴いたばかりのコルトM1911の銃口が火を噴いた。


 ライフルを拾い上げて反撃しようとしていた兵士の眉間から、肉片の混じった鮮血が噴き上がる。トリガーを引こうとしていた兵士は身体を揺らすと、銃剣の付いた長いライフル―――――外にいた兵士が持っている銃よりも短いカービンだ―――――を床の上に落とし、そのまま仰向けに崩れ落ちていく。


 不意打ちされる恐れがあるが、さっきの手榴弾で負傷した兵士は後回しでいいだろう。呻き声をあげたり、自分が負った傷を目の当たりにして錯乱している兵士は後で止めを刺してやればいい。だが、先ほどの奇襲で傷を負わず、反撃する準備を整えている敵兵は脅威でしかない。


 案の定、敵兵が放ったライフル弾が右の側頭部を掠める。慌てて放ったせいで狙いが外れてしまったらしい。


 その敵兵がボルトハンドルを引くよりも先にトリガーを引き、そいつの頭に大口径の.45ACP弾をプレゼントする。


 残っている弾丸は5発。


 敵兵を射殺しながら室内の様子を確認する。どうやら先ほどの奇襲で手榴弾を3つ放り込んだのは大正解だったらしく、指令室代わりに使われていた地下室の中の兵士の大半は、爆風で負傷して行動不能になったり、そのまま爆発で肉体を引き千切られて黒焦げのミンチと化している。


 とはいっても、健在な兵士を全員ぶち殺すには、マガジンを2つは使うことになりそうだ。


 黒焦げになったテーブルの向こうで、血まみれになった兵士がボルトアクションライフルを構えたのが見えた。もう少しで銃口から弾丸が飛び出すことを悟った俺は、身体を大きく右へと倒しつつ、まるで敵に早撃ちをお見舞いするガンマンのようにコルトM1911で反撃した。


 敵の放ったライフル弾が側頭部を掠め、コルトM1911が発したマズルフラッシュの向こうで、眉間を撃ち抜かれた敵兵が崩れ落ちる。


 おそらく、前任者リキヤの記憶をダウンロードしていなかったら敵兵に撃たれていたに違いない。


 この端末の前の持ち主は、このような戦いを何度も経験しているようだ。というか、この異世界へと転生してから何度も死闘を経験し、生還しているらしい。実戦経験がかなり豊富だからこそ、どのタイミングで敵兵がトリガーを引くのかを見切って回避する事ができたに違いない。


 家畜の血がこびり付いた生臭い床に右肩を擦りつけてから素早く立ち上がり、敵兵をハンドガンで撃ち抜く。


 経験は非常に強力な武器として機能する。戦いを何度も経験しているからこそ、その経験を自分で参考にし、迅速に判断を下す事ができるのだ。どんな技術もあっという間に習得できるような天才がいたとしても、経験が浅ければ自分自身の経験を参考にして判断を下すことはできない。


 それゆえに、天才よりもベテランが強い。


 俺は全く戦いを経験していないというのに、その前任者ベテランの記憶を手に入れてしまったのである。


 トリガーを引いた直後、ガチン、と後ろへと下がったコルトM1911のスライドがそのまま戻らなくなる。スライドに覆われていたすらりとした銃身があらわになり、マガジンの中身が空になってしまった事を告げる。


 空になったマガジンを切り離し、ポーチの中から取り出した新しいマガジンをグリップ下部からぶち込む。左手でスライドを掴み、思い切りコッキングしてからテーブルの向こうの敵兵を.45ACP弾で射殺した。


 やっぱり、何も感じない。


 先ほどのようにライフル弾を回避し、敵兵の眉間に弾丸をぶち込む。


 敵兵を何人も射殺しているというのに、何とも思わない。普通の人間だったら強烈な罪悪感を感じたり、狼狽するのかもしれないけれど、敵兵を射殺したり爆殺しているにも関わらず、罪悪感は全く感じない。


 人間の命はとても重い。でも、その人間が人々を虐げているクズであれば、命の重さは一気に軽くなる。全く重さのない、存在する意味のない存在に成り果てる。


 だからきっとこいつらはクソ野郎なのだ。どんな”天秤”でも重さを量る事ができない、塵よりも命の軽いクソ野郎たち。18歳未満には見せられないくらい無残に殺したとしても、きっと俺は何とも思わないだろう。


 その命の軽い連中の奥に、白い制服を纏った少年が見えた。次々に撃ち殺されていく部下たちを見て目を見開きながら、端末の画面をタッチしようとしている。装飾の付いた真っ白な制服に覆われている肉体は脂肪で覆われている。筋肉で覆われている他の兵士たちと比べると、実戦どころか過酷な訓練すら経験したことのない少年だという事が分かる。


「来栖ゥ………………!」


 最愛の妹を犯した男。


 最後の家族だった明日花を絶望させた男。


 こいつらを地獄へと落とすために、俺は戦場へとやってきた。


 来栖を睨みつけながらコルトM1911を向ける。だが、肥大化した復讐心から剥離した憎悪が宿った人差し指が、コルトM1911のトリガーを引くよりも先に、その右腕に血まみれの軍服で覆われた人間の腕が絡みついた。


 ぎょっとしながらその腕を睨みつける。先ほどの手榴弾の攻撃で負傷したのか、負傷兵が歯を食いしばりながら俺の右腕にしがみつき、来栖を守ろうとしている。


 なぜ彼が手榴弾で負傷した兵士だと判断できたかと言うと、まだ生きていたからだ。交戦した敵兵は皆殺しにするつもりだから、まだ生きていたという事は、先ほどの攻撃で傷を負うだけで済んだ幸運な兵士という事だろう。


 その幸運な負傷兵に足払いをお見舞いする。ブーツで覆われた鋼鉄の義足が敵兵の脹脛よりも下を直撃し、がっちりとした兵士をあっさりと転倒させてしまう。敵兵を転倒させるために足払いを使ったんだが、金属製の足で蹴られたのだからかなり痛いに違いない。相手の体格や蹴る時の力の入れ方次第では、人間の足の骨を簡単に折れるようになるかもしれない。


 そう思いながら、転倒した敵兵の眉間に思い切りボウイナイフを突き立てた。体重と勢いの乗った分厚い刀身が頭蓋骨を突き破り、脳味噌をあっさりと串刺しにする。目を見開きながら即死した敵兵からナイフを強引に引っこ抜きながら立ち上がり、その敵兵の脳味噌の肉片や鮮血が付着した刀身を、来栖と彼の近くにいる護衛に向かって薙ぎ払った。


 衝撃波を出そうと思ったわけではない。レベルを上げてポイントを使えば、転生者は剣を薙ぎ払って衝撃波を出す能力を生産できるようになる。だが、レベルが上がらなくなってしまった俺はそのようなスキルを生産できないし、銃があるからそんな能力がなくても遠距離攻撃はできる。


 なぜそんな事をしたかと言うと、ナイフに付着した血と肉片を飛ばすためだ。


 刀身から剥離した肉片や鮮血が飛び散り、こっちに銃を向けていた護衛が慌てふためく。


 その隙に姿勢を低くしながらテーブルの間を突っ走り、肉薄した敵兵の喉にボウイナイフを突き立てた。


「ガァッ――――――」


 もう片方の護衛がこっちに銃を向けるよりも先に、ナイフを突き立てたまま兵士の後ろへと回り込んで盾にしつつ、右手に持ったコルトM1911をもう片方の護衛に向けてぶっ放した。銃口から躍り出たマズルフラッシュを置き去りにして飛翔する.45ACP弾が敵兵に着弾すると同時に、眉間を撃たれた護衛がライフルを放った。


 けれども、そのライフル弾は盾にしていた敵兵の死体に着弾したおかげで、俺は全くダメージを受けていない。


 喉を刺された挙句、仲間に撃たれた敵兵の死体を投げ捨て、来栖をゆっくりと振り向く。


「ひっ………………お、お前、明日花ちゃんの………………ッ!」


 覚えていてくれたのか。


 覚えていなかったら、ただ単に暗殺者アサシンが殺しにきたという恐怖を感じるだけで済んだことだろう。だが、その暗殺者アサシンが知っている男だったという事実が、その恐怖に更に刺激を加える。


 かつて自分が犯した少女の兄が報復にやってきたという恐怖。


 その恐怖のおかげで、来栖はかなり無様な顔をしていた。手榴弾を投げ込む直前までは、敵がやってくる筈のない指令室の中で高を括っていたというのに、その直後に暗殺者に襲撃されて怯えているのである。


 にっこりと微笑みながら、来栖に銃を向ける。


「し、死んだ筈だろ………!? なっ、何で生きているぅッ!?」


 端末をタッチし、やけに装飾が付いた剣を装備しながら叫ぶ来栖。俺はあのようなデザインはあまり好きではない。派手な装飾が一切ない剣の方がカッコいいと思う。


「牢屋の中で無様に死んだ筈だッ! ありえないッ!!」


「明日花の仇を取るために、蘇ってきちゃいました」


 復讐するために、”魔王セシリア”に拾われた。そして彼女たちから鋼鉄の義足と義手を貰い、復讐するために戦場へと向かうことを許された。


 この復讐を果たせるというのなら、どのような対価でも用意する。セシリアが「死ね」と命じるのであれば、復讐を果たした後に笑顔で首を斬り落としたり、拳銃で頭を撃ち抜いて彼女に命を差し出してもいい。


 そう言いながら、狼狽している来栖の目の前でこれ見よがしにズボンの裾をそっと上げる。冒険者用のブーツをベースにしたテンプル騎士団のがっちりしたブーツの上に居座る鋼鉄の義足があらわになる。


「ぎ、義足………!」


「あんたらの総大将に手足を斬られちゃってねぇ。まあ、復讐するための対価だと思ってるよ。そのうち幻肢痛ファントムペインで痛み出すと思うけどさぁ」


 微笑んだまま肩をすくめると、剣を構えようとしている来栖の手がぶるぶると震え始めた。あの強制収容所で俺は死んだ筈なのだから、もう二度と顔を見ることはないと思っていたに違いない。だが、そこで死んだ筈の男が唐突に司令部に姿を現して、部下を惨殺した後に自分に殺意を向けているのだから、きっとこのデブは凄まじい恐怖を感じている筈だ。


 殺した兵士の返り血で赤くなった顔で微笑みながら、彼に問いかける。


「――――――で、明日花を殺したのってお前?」


「…………ッ!」


 こいつは明日花を犯している。だが、彼女を殺したのはこいつではない可能性がある。


 だから聞いておく事にしたのだ。もしかしたら殺した奴を知っているかもしれないからな。もし知っているのならば、見逃してもらう代わりに喋ろうとするかもしれないし、ヒントを教えてくれるかもしれない。


 だからすぐに殺してはならない。情報を吐かせ、思いっきり苦しめてから絶望させて惨殺するのだ。


 こいつを苦しめるのが楽しみだからなのか、笑いが止まらない。


 もしかしたら見逃してもらえるかもしれないと誤解して全ての情報を喋り、最終的に殺されることを理解すれば、最高クラスの絶望が牙を剥く。


「お、俺じゃない………!」


「じゃあ誰?」


「知らないっ………! だ、だ、第一、俺は彼女の事を愛してたんだ! 愛してる女を殺すわけがないじゃないか!!」


「年下の女を犯して絶望したくせに愛してるってか? ハハハハッ………お前、そんな制服着て戦うより、コメディアンの方が向いてるよ」


 コメディアンの方が向いているという皮肉が、彼を少しばかり怒らせたらしい。屈辱が少しだけ恐怖を上回ったのか、来栖は両手で剣の柄をぎゅっと握りながら、派手な装飾の付いた剣を振り上げてきやがった。


 後ろへと回避した直後、白銀の刀身が天井へと向けて振り上げられる。


 レベルはそれなりに上げたらしく、剣戟の速度は早かった。だが、転生者のステータスや武器の性能に頼っているだけなのは想像に難くない。両手に力を込めて剣を振るうのではなく、相手を斬りつける瞬間にだけ両手に力を込めた方が斬撃の威力も上がるし、剣戟の速度も更に上がる。


 そういうテクニックすら知らない素人が、熟練の軍人を蹂躙できる理不尽な存在が転生者である。


 すると、司令部の扉の方から足音が聞こえてきた。先ほどの爆音や銃声を聞いた兵士たちが、敵襲だと判断してここへと駆けつけたらしい。


 拙いな、挟み撃ちにされちまう。


「ひひひひぃっ!! 残念だったな力也ァァァァァァァァ!!」


 振り上げた剣を肩に担ぎ、片方の手でこっちを指差しながら、来栖は急に高笑いを始めた。


「お前たち、侵入者だァ! さっさとこいつを蜂の巣に―――――――」


 何の前触れもなく、扉の向こうから爆音が聞こえてきた。爆音の残響と敵兵の悲鳴を聞いて呆然とする来栖を見つめながら、俺はニッコリと微笑む。


 案の定、慌ててやってきた敵兵たちは手榴弾で作ったトラップを見抜く事ができなかったらしい。あの会談は薄暗かった上に、慌てて階段を駆け下りてきたせいで手榴弾の紐を引っこ抜き、そのまま爆炎で木っ端微塵にされてしまったのだろう。


 トラップを仕掛けておいたのは正解だったと思いながら、銃口を来栖へと向ける。


「――――――可哀そうだねぇ。一足先にあの世に行っちゃったみたいだよ、あの人たち」


「な、何をしたんだよ………?」


「手榴弾でトラップを仕掛けておいた。………お前もすぐに死んだ奴らと会えるぞ」


 良かったね、クソ野郎。


 ぎょっとしながら、来栖は剣を放り投げた。


「ま、待ってくれ、降伏する! 知ってる情報も全部喋るし、何でもする! だ、だ、だから殺さないでくれぇっ!!」


 銃を向けたまま、部屋の中を見渡す。


 やっぱりここは家畜の肉を加工する施設だったらしい。指令室として利用されていた部屋の中には、よく見ると家畜の肉を解体するためのでっかい包丁が置かれているし、部屋の奥の方には精肉機らしき機械も鎮座しているのが分かる。


 そう、ここは肉を解体する施設。


 ただ単に射殺するより、より強烈な恐怖と絶望を与えた方が面白くなるし、天国にいる明日花も喜んでくれるに違いない。


 それに、こいつは豚みたいな体格の男だからな。”解体”するのに丁度良さそうなお肉だ。


 ゆっくりと銃を下ろし、ホルスターに戻す。それを見た来栖は許してもらえたと勘違いしたのか、こっちを見つめてちょっとだけ微笑む。


「――――――やだ」


 笑みを浮かべながらそう宣言した俺は、デブの顔面を容赦なく義手でぶん殴って気絶させた。



 




※作者はリョナに一切興味がございません(実話)


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[気になる点] 装飾の付いた真っ白な制服に覆われている「肉体は死亡」で覆われている。「肉体は脂肪」では
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