第40話 ディング
前回のあらすじ
正式にメアがパーティメンバーになりました。
下着のままであることを思い出しました。
服屋の店員の銀髪の女性にヤミのことを話すようです。
「...なんですか?そんなにジロジロ見ないでください」
数分間銀髪の人は、メアと奥の方で話していたはずのだが、何故か今、俺のことをじっと見ている。
それも身体全体をジロジロと見つめてきている。
「..どう見ても普通のヤミちゃんなのに!本当にこの人は転移者なの?」
「...ん。ディングさん...信じてください」
この人の名前はディングなんだな。
「...メアちゃんがそこまで言うのなら、信じるしかないわね。...じゃあ、改めて、よろしくね、ヤミちゃん」
「は、はい。よろしくお願いします」
「自己紹介がまだだったわね。私の名前は、ディング・キャバス。この服屋『まあず』の店長よ」
て、店長さんだったのか...。
よく見てみると、かなり綺麗な人だな。
まぁ、胸はなんというか...うん。
そんなことを考えていたら、
「あっっ!!ヤミちゃん、今胸を見たわよね?...絶対胸を馬鹿にしたわよね?」
怒るどころか顔が見る見るうちに笑顔になっていく。
が、きっと心の中ではマジギレしているだろうな。
笑顔で人を殴るタイプの人なのか、おお、怖い怖い。
「.........なんてね!私はそんなこと気にしないわよ〜。だって...ほら!」
そういうと、ディングさんが胸を張った。
そんなことしても意味が無い...そう言おうとした時。
む、胸が膨らんだ??
さっきまで、お世辞にも大きいとはいえない、希少価値とされる貧乳だった胸が今では、一般人よりもかなり大きめな巨乳になっている。
「...えええ!?ど、どういうことなんですか?」
夢でも見ているのかと、思うほど信じ難い光景を目の当たりにし、混乱してしまう。
「...ふふふ。内緒!」
口に人差し指をあて、笑って言う。
...可愛い。
巨乳になったから...というわけではないが、少し魅力的だなと思った。
決して、貧乳だった時に魅力を感じなかったとか、そんなことは一切ない。
《...何やってるんですか?ご主人様、女の人を見て興奮するのは自由ですが、私の邪魔はしないでくださいよ?》
こ、こ、こ、興奮なんてしていないし!!
「...服決めないと魔法が切れる」
「ああっ、そうだったな。あのディングさん、服を探してくれませんか?」
はっきりいって、俺には女性用の服のこと何一つわからない。
こういう時は、店長さんに頼るのが一番だろう。
「任せてちょうだい!!じゃあ、こっちに来てね〜。ここが試着室よ」
そういって、店の奥の方へと案内される。
言われた通りに俺が試着室に入る。
ディングさんも入る。
ディングさんも入る??
えええ!?
「な、なんで一緒に入ってきているんですか!?」
「恥ずかしがらなくても、女同士だしいいでしょ?」
「メアから聞きましたよね?俺は転移者で元男なんです!!」
「ア、アレ。ソンナハナシキイタカシラ」
完全に棒読みになっている。
案外わかりやすい性格なのか?
「で、でも、それなら余計私が一緒にいないといけないことになるわよ?」
「え?なんでですか?」
「ヤミちゃんは、1人でブラのホックとか付けたりできるの?ファッションセンスとかあるの?そもそも、女の子の服にはどんなものがあるのか分かるの?」
ディングさんが、ニヤニヤしながら、言ってくる。
く、くそ。
「そ、それはわかりません」
「じゃあ、私が教えてあげる」
待って、待って。
ディングさんの手がいかにも危ない感じに動いているんだけど。
い、いややめて。
まだ、こんなことで...。
流石、服屋の店長といったところか、服を脱がしたり、着せたりするのはもの凄く早かった。
早いのだが、ほぼ同じに見える服を何回も着せたり脱がしたりされるのだ。
「も、もうこのぐらいにしませんか?」
「そうね」
よ、よかった。これでやっと自由に...。
「服はこれぐらいでいいわね。...次は下着ね」
い、い、嫌だああああああ!!!!
このあとも滅茶苦茶試着させられた
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