第13話 無詠唱マスター
前回のあらすじ
必死で逢依の機嫌を取り戻そうとしました。
暗黒がものすごく謝りました。
結構逢依が単純だということを学びました。
《それでは、魔法こ使い方を教えますね。まず、無詠唱で魔法を使う場合は、その魔法を頭の中で思い描く...簡単にいえば、使いたい魔法を強くイメージすることが大切になります。そのイメージがより細かく、より強くされれば、魔法もそれだけ細かく強いものになります》
イメージか...。
魔法をイメージと言われても使ったことがないし、見たこともないからな。
どんな感じのものかもわからないんだよなぁ。
《ならば、最初は半詠唱でやってみてはいかがですか?》
半詠唱...?
なんだそれは?
《詠唱と無詠唱の間という感じですかね...。魔法の詠唱は唱えませんが、魔法名だけ言うというものです。これだと、魔法名を言っただけでは魔法は発動されません。しかし、魔法名をいうことによって勝手に魔法イメージの原案のようなものが頭の中に浮かび上がります。そこから、細かく調節したり、強度をあげたりするわけです》
おぉ。それは、いいな。
...思ったんだが、聞いたところだとそれ、かなり便利だと思うんだ。
半詠唱使う人は結構いるのか?
《いいえ、ほぼ全くと言っていいほどいません。初心者から上級者でもだいたいは詠唱で魔法を使います。無詠唱は生まれ持っての才能の持ち主か、よっぽど練習をした人だけですね。でも、半詠唱を使うのは、ほとんどいないようです。理由としては、無詠唱よりも、詠唱よりも強くありませんし、細かいところと言っても、無詠唱の10分の1程度までのことだけです。なにより、魔法名だけを唱えるのが中途半端で嫌だとか。どうせなら、全部詠唱した方がかっこいいと思っているらしいです。まぁ、魔法使いは、そういった、かっこいさを求める方が多いですからね...》
そ、そんな理由なのか。
ま、でも、そこそこ早く打てるし、10分の1程度といっても無詠唱の練習とすれば、いいじゃないか。
俺は無詠唱をマスターするまでは半詠唱でいくか...。
《無詠唱できるまでどのくらいかかるんでしょうかね》
どんなにかかっても俺はマスターしてみせるぞ!
《三日坊主とかにならないといいんですけど...》
ああ あこがれの 無詠唱マスターに
なりたいな ならなくちゃ
ゼッタイなってやるーッ!
《...恥ずかしいという感情はないのですか?》
何も言うな...。
読んでくださり、ありがとうございました。




