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6話 お勉強の時間

ステータスプレートに時計を追加

 昨晩は、宿泊施設の部屋まで案内してもらい、クレアさんに洗浄魔法というものを掛けて貰い、食事を頂いた、食事の内用的にはパンやスープにチキンステーキに野菜と、充実した内容で満足して就寝した。


 コンコンっとドアがノックされて目覚め、はいはーいっと言いながら、ズボンと上着を羽織りドアを開けると青いロングヘアーの美女と猫耳?で赤い髪をポニーテールにした高校生くらいの女の子の二人が立っていた。


「おはようございます、クレアさん、そちらの方は?」


「おはようございます、藤井さん、この子が今日から藤井さんが自立出来るようになるまで専属で担当して貰うミレイさんです」


「今日から貴方の専属で担当させてもらうミレイです、よろしくお願いします。」


 赤髪のポニーテールの獣人の子がミレイさんだ。


「それで、これが貴方用にギルドマスターがお作りになられたステータスプレートです。」


「俺用にとは、どういった感じでしょう?」


 次郎の問いにクレアさんが答えてくれる。


「覗き見防止機能と時計に簡易の音声通話が出来るそうですよ」


「そういう機能は普通はついてないんですか?」


「ギルドマスターがいうには藤井さんの持つスキルは特殊過ぎて、世に混乱をもたらす可能性もあるとの事でギルドマスター自身が奮起して、徹夜でお作りになられたようです」


「そうですか、徹夜で..」


 銀色の金属プレートを差し出してきたので受け取る。


「藤井さんには期待していますよ♪」


 クレアさんがプレートを受け取ったのを確認して言う。


「プレートの魔導紋に少量の血を垂らしてください、それで藤井さんのステータスを読み取って観覧出来るようになります。」


 クレアさんが針を渡してきたので受け取り、指先を傷つけて血を垂らす、魔導紋に血が掛かると青白く発光し、数秒で収まる。


「ステータスプレートの登録完了です。ステータスオープンと言ってみてください」


 言われるまま「ステータスオープン」と唱えると昨日見たステータスが現れて、閉じろと念じたらすんなり消えてくれた。


 そして、クレアさんと別れて、ミレイさんが食堂に案内してくれた、どうやら昨日は時間外で特別に部屋まで持ってきてくれたみたいだ。


 食事の内容的に洋食主体なのか~?と思いながらミレイさんと二人で食事をとる


 どうやらミレイさんはAランクの冒険者で、討伐依頼で武器が壊れて、その事をギルドマスターに相談した所、武器の修理が終わるまで受付嬢をやってみるといいっと言われて、臨時で受付嬢をやっているみたいである。


(優しいお爺ちゃんや!)


 キルトさんが優しいお爺ちゃんだと感動した所で、食事を終えて

ギルド奥の二階の宿泊施設の反対側、ギルドマスター室前が会議室となっている。


 会議室の広さで、アルファベットのCの形の大きい机があり、その周りを囲むように椅子が置いてある。


「黒板の見えやすい位置に座ってくださいね」


 ミレイさんの指示通りに黒板から一番近い所に座る。


「迷い人教育マニュアルはっと、ありました、こちらのマニュアルを見て、分からない事、もしくは知りたい事などがあれば私の方に聞いてください、黒板に書きながら口頭で説明します。」


「わかりました」


 そう言ってマニュアルに目を向ける、「迷い人の為の異世界生活」基礎、応用編、著者 タロウ オカダ っと日本語で書かれていた


「ミレイさんは日本語が読めるのですか?」


「はい!平仮名とカタカナだけは読めますよ!」


 色々と聞いてみると何百年か前に、こちらに来た迷い人が後の迷い人の為に日本語だけだが広めたらしい、迷い人=日本人ではないらしく、後から英語も広まったとかで、マニュアルには、英語と日本語とこちらの言語の3カ国語で書かれていた。


内容的には、ステータスについてと金銭価値に王家が出した迷い人救済システムと税金関係など、最後に冒険者についてが書かれていた。


 ざっくり読んでいくと、この世界でのステータスは、ステータス絶対ではなく、あくまでも目安であり、自分の能力を知り成長を知る為にあるそうだ。


 次に金銭価値については、1ムル=1円で石貨(せっか)と言われる硬貨が一枚で、10ムルで大石貨、100ムルで半銅貨、1000ムルで銅貨、1万ムルで大銅貨、10万ムルで銀貨、100万ムルで大銀貨、っというところまで読み、昨日、ギルドマスターから貰った金貨を見て、マニュアルに視線を戻す。


 金銭価値の法則は変わらず、「1千万ムル」で金貨、1億ムルで大金貨、10億ムルで白金貨となっていて、丁寧に横に絵が書いてあり、見比べでも間違いなく、金貨である。


 いきなり2千万という大金に驚いていると、横からミレイさんが次郎の顔を覗きこむ。


「その、何か分からない所でもありましたか?」


 ミレイさんが金貨と次郎の顔を交互にみると、ポンっと手を叩き

納得した顔になり、教えてくれた。


 迷い人が現れた場合に関して、1千万の金銭的救済と3年間の税金の免除、(税金に関しては年間収入にもよるが、最大額で100万ムルと決められている)他の国との戦争時に、迷い人は、強制ではないが力を貸して欲しいと、国王から御触れが出ているらしい。


 3年間というのは、生活基盤は整える年月に、この1千万は、この国に縛って置くための物かと一人考えていると。


「アレイス・カリオス国王様はとても喜作な方で、他の国とは違い、隷俗魔法での強制的な支配ではなく、自主的な協力の方が好きな方ですし、1千万の援助金も、この国にとどまり、早くて13年で返ってくるお金だと、宣言されてましたし」


「考えてみたらギルドマスターからも貰ってるんだけど..」


 次郎が、お金を貰い過ぎて悩む、という珍しい悩みに頭を抱えていると、爽やかな笑顔でミレイさんが言う。


「ギルドマスターの収入は、ギルドの利益の2割だと前に聞いたので、次郎さんが立派な冒険者になってガンガン依頼をこなしてギルドの利益を上げればいいんですよ!私もそんな感じですし..」


「そうですね!立派な冒険者になって貰った恩を返していきたいです!」


 その後は昼食を頂いてから午後は、冒険者登録とて階級についてと暦についてなどを教えてくれた。


 冒険者の階級については、SS が最上位でS.A.B.C.D.E.と階級がある、典型的なパターンで聞いてみると迷い人が作ったシステムらしく、暦については、ほぼ同じであった。

行き当たりばったりとグダグタが多くちょくちょく話の内容が変わっております、ごめんなさい

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