今、始まる
桜満開の春桜吹雪が舞うというより砂埃のまうはるは。
「も~誰が屋上で昼飯食べるって言ったの」
俺は海原夕夜なぜか屋上で昼飯を食ってる。こんな事になったのは数分前のことだった。
「夕夜今日どこでたべる?」
あ、今喋りかけてきたのは俺の兄、海原夕斗だ。
「う~ん二人に聞いてみたほうがいいんじゃない」
「うん」
「あのさ~今日どこで飯食う?」
適当に聞いてみた。
「僕屋上がいい」
今僕と言った奴が、箕浦光子供っぽい。
そしてその隣にいるメガネ君が、辻野一紀ツッコミ担当みたいな人。
「別に屋上でいいんじゃねえか」
メガネが言った。
「行きましょうか~」
またもや俺は適当に言う。
屋上に行って食べてみたら砂埃が入る。
「おいこれじゃ砂つくだろ」
メガネが文句を言う。
俺と夕斗と光は思った。
(じゃあなんでさっき断らなかったのだろ~)
三人とも口にはださなっかた。
「別に金もちなんだしいいじゃんおかず一つぐらい」
夕夜は一紀にたいして言ってやった。
「きっとあれだよ夕夜、俺らとのおかずの違いをみせびらかしてるんだよ」
「うるせぇいちいちつっかかんな双子」
「いっちゃん、みせびらかしてたの最低」
「光も参戦してんじゃね~よ」
一紀が切れる。
「ごめんごめんいっちゃん」
「てゆうか、いっちゃんと夕ちゃん同じクラスだけどどう?」
一紀と夕夜は二組で夕斗と光は三組だ。
「いや、別に普通だけどたまに夕夜が喋りかけられてるのに無視してたな」
「無視はだめだよ~ん夕ちゃん」
光が夕夜に軽く注意する。
「ただ、俺の心まで響かないだけであって―--」
実は、夕夜は無視してたのではなく寝ていただあけだった。
「お前ってさ、だらだらしてるだけで部活とかやんないの?」
いきなり一紀が部活の話を夕夜な言った。
「え~めんどくさいし~」
どうでもよさそうに答える。
「この俺一紀様が夕夜を自力で部活に入れさせてやるよ」
「え~」
夕夜がまたも嫌そうに言う。
「ついてこい」
一紀はみんなを引張て部活見学させた。
「まずは、野球部だ」
どうだと言わんばかりの顔だ。
「夕ちゃん、野球部いいんじゃない?」
光は聞くが夕夜は
「この鉄の棒で誰をなぐるの?」
バチン!
一紀がたたいた。
「馬鹿かてめーは、ボール打つに決まってるだろーが」
夕夜は真剣な顔で
「一紀を殴るんじゃないのか」
悔しそうに言う。
「夕夜は野球やめといたほうがいいと思うよ」
夕夜の兄夕斗が言う。
「なんで~」
光が訳を聞く。
「いや~夕夜は昔からすごいノーコンで誰も取れないから」
「じゃあ、やめとくか野球は」
一紀は野球部を諦めた。
「じゃあ、次はサッカー部だ」
また、一紀がしきって連れていく。
「ごめん一紀、サッカーはダメだわ」
夕夜は深刻そうな顔で言う。
「なんでなのできない理由でもあるの?夕ちゃん」
光は心配した顔できく。
夕夜は少しビビリながらも言う。
「だってあれでしょ、男の大事なとこを蹴り合う奴でしょ」
「ちがうわ」
一紀がツッコミをいれた。
「たしかにサッカーは玉蹴りとも言うしね。あ~怖いサッカーこわ」
夕斗も深刻な顔になる。
夕夜と夕斗は怖くなりサッカー部から立ち去ろうとする。
それを見た一紀と光は追いかける。
二人は立ち去った夕夜と夕斗に追いつく。
「次は剣道だ ほれ竹刀」
一紀は竹刀を夕夜に投げる。
パシッッッッッ
キャッチする。
「こ、これは懐かしい、愛刀エクスカリバーでわないか。昔はこいつでモンスターや俺に挑んでくるやつらを殺していたな~」
夕夜は昔戦ってきたかのように語る。
「さすがに人を殺すのは法にふれるよ」
たしかに法にふれるのは良くないなもう一度言い直すか、
「こ、これは懐かしい、あいとうういぇ」
一紀にたたかれ噛んでしまう。
「言わんくてい~わ」
「わ~ん、ゆ~と~一紀がたたいた」
よしよしと夕斗は、夕夜をなでる。実際には泣いてもいないし無傷だ。
夕夜と夕斗と光は三人で円くなりこそこそと話す。
(あそこまで強くたたく必要ないよね)
(確かに夕ちゃんかわいそ~)
(大丈夫だった夕夜?)
話も終わり三人で一紀の方を見る。
ギョロ
「なんだよ」
一紀は三人に見られたせいか少しビビる。
三人は同時に一紀に言う。
「あくまでツッコミ担当が」
一紀はキレて三人を追いかける。三人は捕まらぬよう必死で逃げる。
一紀は怒りながら、
「夕夜~もう部活探ししてやんね~ぞ」
「いいよ別に興味ないし」
人が何かをやってすぐに変われるものではないと思うだけどもし自分が変わって今より楽しいと思えるのなら俺は自分にこう言うだろう。
「よかったな」