会話1山井
僕は倉井さんに聞きたいことがあった。僕のことどう思ってるのか?倉井さんも聞いてきたのだから聞いてもいいだろう、と決心する。
「会長は僕のことどう思ってるんですか?いきなりき・キスなんてして…」
「あなたと同じ気持ちだよ。」
会長は顔を真っ赤にしてこっちを見ていた。かわいい顔を見ているだけで僕の顔は真っ赤になった。
「何顔赤くしてんのよ。そんなにキスが嬉しかったの?それとも私に萌えた?」
なんて会長だ。からかうといってもすごいセリフだ。萌えたかなんて普通言わないぞ。
「実際のとこ言うと…ちょっと萌えました。」
何言ってるんだ僕は。かなり恥ずかしいセリフを堂々と言ってしまった。倉井の顔はマグロの赤身ぐらいに赤かった。いわゆる真っ赤だった。口からちょっとよだれが出ていた。倉井は僕のセリフを聞いて焦っているんだろう。よだれのことに気づいていない。僕は見ていてもっとからかいたくなった。
「本当はすっごく萌えました。今も萌えてます。」
「やっ…嘘…え…本当に…萌えって…う…嘘…」
真っ赤だ完全に真っ赤だった。倉井はよだれに気づいて手でぬぐった。
「えぇ~萌えてますよ。」
「ちょっと…その…え…う…え…」
倉井は顔を真っ赤にしながら僕のところに歩いてきた。そして…