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優衣のためなら…
あんな楽しい時間は終わり、放課後になっていた。優衣と粥見さんと今歩いて帰っていた。好きになった時の話などをして歩いて帰っていた。だけどこの幸せに満ちた世界はたった一つのできことで終わる。
「あはははははは。だから好きになったんだ。」
「ま・そんなとこ。」
「よかったね優衣。」
「う・うん」
俺は優衣のほうに視線をおくった。その時気づいた。優衣の帆に突っ込んでくるトラックが見えた。俺はとっさに優衣を助けるために優衣に向かって飛んだ。そして優衣を安全なとこに突き飛ばした。そしてここで俺はトラックに吹き飛ばされた。ぼやけた目で体を見るや血だらけだった。優衣の泣いてる顔を最後に見てそこで俺の意識は途切れた。