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藍色の雨

信号の色が変わって一斉に歩き始める。雨が視界を歪ませて僕の気持ちまで不安定になる。雨が冷たかった。早く家に帰って温かい飲み物を飲もう。少しだけ早足になって騒々しい街中を抜け出した。目前に僕の住むアパートがみえる。玄関に着いたけど雨でびしょ濡れだったから洗面所に直行してタオルを取りに行った。ふかふかのタオルは気持ちよかった。白いシャツに柔らかいズボンを履いた。コンタクトを取って眼鏡を掛けた。これが僕のゆったりしたスタイル。最後に、お湯を沸かしてお茶をつくる。お気に入りのカップにお茶を注いで砂糖を少量入れたら完成。深い深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。今日あったこと、見たこと、聞いたこと全部がぐるぐる頭を駆け巡る。「つかれた。」と不意に言葉がこぼれ落ちた。よしよし。僕は頑張ってる。大丈夫だよ。と自分自身に声を掛けてあげる。嫌な気持ちを紅茶で流し込む。冷え切ったからだに熱い紅茶が流れ込む感じが最高に心地よかった。

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