第2話 実技テスト
~教室~
ガラッ!
神威「すみませーん。校長先生に呼ばれていたので遅れました~。」
佑里香先生「知ってますよ。私があなたに伝えたんですから。」
神威「そういえばそうすね。」
佑里香先生「早く座りなさい。席は空いてる所ね。」
神威「ほーい」スタスタ
???「おはよう!」
神威「ん?あぁ、おはよう。」
亜実「私は東海亜実だ!よろしくな!お隣さん。」
神威「女だよね?」
亜実「そうだが、何でだ?」
神威「いや、ちょっと...ね。」
神威(言ったら殺されそう...。)
亜実「フーン。まぁいいけど。」
佑里香先生「今からみんなに自己紹介してもらいまーす。とは言っても男子6人、女子6人の12人しかいないからすぐに覚えられると思うけどねぇ。」
神威(そういえば少ないな。クラスが上がるごとに少なくなってるんだろうなぁ)
佑里香先生「まぁ一応自分のランクと能力、名前を言ってって頂戴。」
神威(まじかぁ...。)
佑里香「このクラスは主にBで形成されているわ。たまにAもいるけどBに近いAだから気にしなくてもいいわよ。じゃあおねがいね。」
神威(え?俺は?)
香澄「有山香澄です。ランクはBで能力は空間を操る能力です。よろしく。」
一翔「市原一翔だ。ランクはBで能力は雷の力を扱う能力だ、よろしくな!」
万桜「佐田万桜っていいます。ランクはAで時空を操る能力です。よろしくお願いします。」
義人「遠藤義人って言います。ランクはBで能力は状態変化を操る能力です。よろしくお願いします。」
亜実「東海亜実って言います!ランクはAで風神雷神の力を扱う程度う能力です!よろしね!」
神威「村雨神威って言います。ランクはCで能力は自分を限りなく強化する(嘘)程度の能力です。よろしく。」
全員終わり...。
佑里香先生「じゃあ全員終わったかな?何か質問ある人」
一翔スッ
佑里香先生「はいどうぞ。」
一翔「なんで、ランクCのやつがここにいるんですか?」
神威(やっぱりねー!!)
香澄「ほんとよ!先生。何でですか!?」
義人「なんかコネでもあるのかもよ...。」
佑里香先生「一回落ち着いて。理由を説明するから。」
一翔「はい。」
佑里香先生「神威君はねランクCだけどほぼほぼBランクなの。ほかは平均的だけど体力だけはあって、だからこのクラスになったのよ。」
一翔「分かりました...。ありがとうございます。」
神威(納得いってないなこれは。)
亜実「ねぇ、もしかして朝校長に呼ばれた理由って...」ボソッ
神威「校長直々に実力テストの時に力抜いてただろって言われてね」ハァ
亜実「そうなの?」
神威「馬鹿言え。俺はずっと本気だよ。」
亜実「だよね...」
神威(面倒なことになったなぁ...)
佑里香先生「みなさーん外に出て下さーい。」
~校庭~
佑里香先生「今から皆さんには実技をしてもらいまーす。」
神威「...実技?」
佑里香「とはいってもただの実技ではありません。本当にここのクラスに相応しいかテストみたいなものです。」
神威「なるほど...」
亜実「これ神威やばくない?」
神威「あぁ...正直に言って俺を違うクラスに移動させようとしてるようにしか見えない。まぁ、多分大丈夫だけどね。」
亜実「ならいいけど。」
佑里香先生「私がくじを引いていきますのでペアになった人と実技をしてください。」
ペア決め終わり!
第1ペア神威×一翔
第2ペア亜実×笹丸
第3ペアニア×万桜
第4ペア義人×香澄
第5ペア彰×月渚
第6ペア愁×奏多
佑里香先生「じゃあ第1ペアからやっていきましょう!」
神威「ふぅ...。」
亜実「気をつけてね、」
神威「ん。」
一翔「よっしゃあ‼行くぜ!」
佑里香先生「構え...はじめ‼」
一翔「光速強化。」
神威「神速強化。」
一翔「」ギュンッ!
神威「」シュン...
亜実「どっちも消えた...」
亜実(でも見える。いや、神威の方は見えない。どうして?)
一翔(なんだこいつ!眼で追いきれない!速すぎる!)神威「どこ見てるの?」
一翔「なっ!」
神威「鬼神強化。」
一翔「くっ、サンダーストーム‼」
香澄(あらら、気の毒に。ただの雑魚(Cランク)がよけられるわけないわ。)
一翔「はぁはぁ。」(さすがにやっただろ!)
亜実(もしかしてやられた?)
笹丸(気の毒でござる。)
百乃(あの密度は無理ですね...。私でも避けれるかどうかわかりません...)
月渚(みんな、馬鹿だなぁ。)クスッ
愁(大丈夫かな?)
彰(あの馬鹿(一翔)はそれ使ったら避けるの無理に決まってるだろうが、ただの雑魚が。)ハァ
義人(おろろ、もう終わったかなぁ)ファ~
奏多(眠い...。)
ニア「あれをよけるのは無理かなぁ。お兄ちゃん以外のCランクだったら」ボソッ
亜実「えっ?」
神威「慢心はいけないなぁ。」シュン
一翔「なっ!」(あれをよけただと!?)
神威「飛びな。」ゴッ!
一翔「ガハッ!」バキッ!ズザアァァ...
月渚&ニア&佑里香先生以外「...え?」
神威「ふぅ...。」
佑里香先生「勝者‼村雨神威!」
亜実「どういう事?」
神威「どういうことって、勝った。ただそれだけ。」
亜実「いやだって...ランク差が明らかなのに...」
神威「俺の能力とアイツの能力の相性が悪かった。それでいいだろ。」
亜実「そうね...」
校長「さすがだな...。あの子は。」
佑里香先生「校長先生‼」
校長「まぁ、あの子が負けたのはしょうがない。相手が悪かった。」
神威「朝以来ですね。こんにちは。」
亜実「初めまして校長先生。」
校長「で、君はこれを見せても隠しきれると思うかい?」
神威「アイツと俺の能力が相性が悪かっただけです。それ以上でもそれ以下でもない。」
校長「そうかそうか。でもこれだけはいっておくぞ。いつかお前から話さなければならない時が来る。今のうちだぞ、言っておくなら。」
神威「俺は今を満喫したいですかねぇ。」
校長「そうか、君はぶれないねぇ。」
神威「おやじ譲りなんで。」
校長「そうかそうか。」
神威(こいつ、穏やかなふりしてすごい圧だな...)
ニア「まぁ当然の結果だよねぇ。ね、月渚。」
月渚「そうだねぇ。まぁ勝てたらこの学校で多分一番強いってことになるんだろうけど。」
亜実「...ねぇ、ニアさん?」
ニア「ん?どうしたの?」
亜実「いろいろと聞きたいことがあるけど、これだけは答えて。さっき、お兄ちゃんといっていたけれど、あなたたちは兄妹なの?」
ニア「私が呼びたいからそう呼んでるだけだよ。」
亜実「そう、で次に聞きたいのが...」
ニア「おっと、こっからはトップシークレットだよ。お兄ちゃんから話してくれるのを待ってな。」
月渚「そうね。」
神威(あれは...たぶん俺のことについて聞いてるんだろうな。教えてないといいけど...。)
第3話に続く...
投稿遅れてすみません。昨日投稿する予定のものが途中で昨日寝落ちしてしまい投稿することができませんでした。ほんとに土下座でお悔やみ申し上げます。スミマセンでしたぁぁぁぁぁ!!!