異世界へ
俺は斎藤 健今年で17歳になる高校2年生だ。ちなみに学校には行っていない。世にいう登校拒否というものだ。学校に行かなくなったきっかけは2つある。
1つ目は、授業は教師がずっと話しをしていくだけで俺達学生はその話しを椅子に座って聞いているだけでただ単に時間の無駄だと思ったからだ。
2つ目は、俺はボッチだからだ。
休み時間はいつも机に突っ伏して寝たふりをしながら過ごしていた。別に一人の時間が嫌いな訳じゃない。むしろ大好きだ。しかし学校でずっと一人で、授業もつまらないんじゃ『俺学校行かなくていいんじゃね』と次第に考えるようになった。
それから俺は学校に行かなくり、部屋にこもりアニメを見たり ゲームをしたりして過ごしている。
そんな平凡な毎日を過ごしているが、今日は俺のイチオシキャラのフィギュアの発売日である。いつもは滅多にしない早起きをし、夜明け前から家を出る。店は割と遠い所にある為タクシーで行く。
「お客さん、どちらまで」
「隣り町にあるアニメショップまでお願いします」
目的地に着くまで特に会話する事なく店に着いたがまだ外は暗く並んでる人も少ないため俺は確信した。
よし! これなら買える!
しかし、早く来すぎて待っとくのが割と疲れる。携帯をいじり時間を潰す・・・・・・
しばらくたち店のシャッターがついに開こうとゆう時にはかなりの行列が出来ていた。
シャッターが上がった次の瞬間後ろ並んでいた人達が一気に押し寄せるくる。前の人と後ろから来る人に挟まれ息苦しい。
店の人が大きな声で
「押さないでちゃんと並んでください」
叫んでいるが誰の耳にも届かない
俺も必死に食らいつきやっとのことお目当てのものを手に入れることができた。
帰る頃にはすっかり明るくなり陽の光が眩しい
陽の光を浴びるのは、久しぶりで新鮮だ
「早く家に帰ってケースに並べたいなぁ」
呑気に歩いてると次の瞬間、俺を太陽の光とは明らかに違う謎の光が俺を包んだ
「うわっ!」
俺は 眩しくて目を閉じた。グルグル回る感覚があり謎の浮遊感に襲われる。
「ここはどこだ?」
しばらくし目をあけるとそこには見た事のない世界が広がっていた。
レンガのような物で作られた建物が沢山あって馬車のようなのに人が乗っている。
ここはどこだ?まるでゲームである始まりの街みたいだ。
困惑している俺の目の前に小さい少女が独りしゃがみこんでいる。髪は肩の辺りまでありまだ小学生の低学年ぐらいの小さな女の子。
何かあったのだろうと思い話しかた。
「どうしたんだ?」
すると少女は小さな声で答えた。
「魔王を倒して」
そう言うと少女は立ち上がり人混みの中に走っていった。
今の出来事はなんだったんだろうと疑問に思いながらもこれまでの事を整理してみる。
小女は確かに言った「魔王を倒して」と、つまりここは俺が住んで居た世界とは違う世界で魔王というよくゲームに出てくるラスボスみたいな奴がいるらしい。
町の人に魔王の事を聞くが誰も答えてはくれない。そればかりか口を揃えて「魔王には関わるな」と、しかし聞き込みを続けているとある若い女に出会ったその女は泣きながら
「夫は魔王の部下に殺され、娘がつい先日拐われてしまい」
娘というワードで最初に出会った少女がふと頭をよぎる
「その娘さんは、髪が肩の辺りまである小さな女の子ですか?」
「そうです!でも、なぜ貴方が娘を」
「いや、ついさっき」
流石におかしい拐われたはずの女の子が俺の目の前に現れることなど無いはずだ。
「もしかしたら」
幼い少女の母が話し出す。
「あの子は脳の波長が合う人にだけ見える幻影を作ることが出来る。恐らく貴方と娘の波長が一致したのでしょう。娘は何か言ってましたか?」
母が不安そうに聞いてくる。
「ま・・・魔王を倒してと」
すると母はさらに不安そうな顔になる。それもそうだこんな見ず知らずの人に娘を任せるなど、しかしこんな少女をほっとく訳にもいかず
「俺に任せてください!」
「貴方に頼んでも良いのですか!町の人達は魔王に怯え何も手助けは出来ませんよ」
嘘、マジでと思ったが
「娘さんに頼まれましたので」
母は泣いて喜んだ。俺も心の中では泣いている。母親と別れまた歩き出す。