3話 〜禁断の話〜
みらいさんと、一緒にベンチに座って、気持ちを落ち着かせた。
「きっと、いろんな事が同時にあったから、頭が整理できてないわよね。何か他の話題に切り替えて落ち着こう。何か質問なんてある?」
「じゃあ、かこさんとみらいさんって性格って似てるんですか?」
「かこと、私は、性格は全然違うのよ。」
「例えば?」
「そうねー、例えば、お餅は、四角派と、丸派で違うし、右利きと左利きのも違うし、赤っぽい色が好きなのと、青っぽい色が好きっていうのと、都会が好きと、田舎が好きっていうのとか、和式派と、洋式派とか、フライパン派と、鍋派とか、まあ、とにかくたくさんあるわよ。」
「そんなにたくさん違うんですね。」
「あはは、そうね。どう、少しは、リラックスできたんじゃない?」
「はい、できました。ありがとうございます。」
「また、かこの話に戻るけど、かこが嘘をついてるという事がバレているのは、かこ本人に言わない方がいいわよ。」
「分かりました。あの、ずっと気になっていたんですけど、かこさんと、みらいさんって人間なんですか?」
「どうして?」
「この、世界の人は、人間じゃないのに
みらいさん達は、人間だからです。」
「実はね、私達は人間化けてるだけなの。」
「えーーーーーーーーー!」
「けど、安心して悪い人ではないの。これは、本当だから。」
「わ、わかりま………し…た。」
また、動揺したが、承諾だけした。
「あれ、かこじゃない。」
みらいさんが、指をさした、先には、かこさんがいた。
「一緒に居るところを見られたらいけないから、私逃げるわね、また後で会いましょう。」
そして、みらいさんが行った。
よっし、私からかこさんに声をかけてみよう。
「かこさん!」
「あらー、めいちゃん。」
「こんにちは、また、会いましたね。」
「そうね、あのね私はあなたの実のお母さんだから、お母さんって呼んでくれる?」
私は、何か嘘をつかれてる事に対して我慢ができなくなり、みらいさんに止められているのにもかかわらず、言ってしまった。
「あの、かこさんは、私に嘘をついていますよね。実のお母さんだと、偽って私を悪の世界に引きずり込もうとしてるんですね。私に嘘をついたって無駄なんですよ。」
みなさん、読んでくださってありがとうございます。るぅな♪です。内緒の事を言ってしまいましたね。次回は、かこさんが驚きの事になります。読んだ方は、評価や、感想をお願いします。それではまた次回^_^