1話 〜ある人との出会い〜
ふと気付いた時、私は外に来ていた。
いつも通っている道路、本を読みに行っている図書館、あの横断歩道、信号機、いつも、食材を買うとしたら行くスーパー、コンビニ、駄菓子屋、小さい頃よく遊びに行っていた公園、身の回りは全部同じなのに何かが違う。
すると…
ドンッ、
「痛い、すみません」
私は、人とぶつかったので謝った。そして、その人の顔を見ようと、少しずつ顔をあげていった。
あれ?手の指の数が何か違う。
顔を見ると人の顔ではなかった
キャー
私は叫んだ。そうだ!何か違うというのは、人だ!近くにベンチがあったのでそこに座って状況を整理しようとした。座ろうとしたその時、肩を叩かれた。顔を見てみると人間でお母さんと同じぐらいの歳の女の人だった。
「あれ?めいちゃん?」
「はい、そうですけど」
「あら、大きくなって!」
この人何言ってるのだろう。私は動揺していた。
「あの、すみませんがどなたですか?」
私は思いきって聞いてみた。
「あー、そうだよね。やっぱり覚えていないわよね。私は、実はあなたの本当のお母さんなの。信じられないかもしれないけれど今のあなたのお母さんは私が産んだめいちゃんをあなたが勘違いしているお母さんに預けたのよ。」
私は、絶句した。
「じゃあ私の妹のゆいは?」
「まぁ、とりあえず私の家に行きましょう」
その人はゆいのことの話しをしようとせず、すぐに他の話題に変えてしまう。不思議な人。けど、そんなことを気にしていても先が始まらない。ただのまぐれかもなんて思ったりして気にはしなかった。
家は綺麗な家だった。あまり生活感がなかった。
「あの、どうしたら元のような世界に戻れるのですか?」すると、女の人が来て
「めいちゃんが、私が本当のお母さんって信じてくれたら、元に戻れるかもね。」
私は、信じようとしたが、なかなか信じることが出来なかった。
1話を読んでくださってありがとうございます。るぅな♪です。プロローグを読まないと少し分からないですよね。まさかの展開になりましたよね。けれど、次回から驚きの展開です。誰もが予想していないやような展開^_^
また、コメント下さい。
それでは、また次回にお会いしましょう^_^また、2話で(^-^)