Cocoon City -人類滅亡のカウントダウン-
2030年、4月7日、日常は崩壊した。東京を始めとする日本全国の都市部に黒い繭のような生物が現れた。無数の赤い目を持つその怪物は無差別に民間人の虐殺行為を繰り返し都市機能を完全に麻痺させる。自衛隊が派遣されるも、ミサイル弾き飛ばすくらいの強さに歯が立たず壊滅。生存者は地方への避難を余儀なくされた。その侵略は拡大する、そして世界は滅びる、人々はそう考えた。しかし繭の動きは都市部で止まる、高層ビルが立ち並ぶ都市でしか、彼らは移動出来無いのであった。死者は約1000万以上、世界史上最悪の災害として歴史に刻まれたあの日から10年。地方に住む人々の日常は続くと、思われていた。