8話 薬草刈りと出会いがあるようです。
すみません。遅くなりました。
俺は気持ち良さそうに眠っていた。
寝ていている俺でもわかることは俺が異世界にいていま風通しが良い野原で寝ていること、
誰がの寝言が聞こえること。
「タクミ、遊ぼう?」
……なんだそんなにも天気がいいのに、悪魔的な寝言なんて聞けるのだろうか?
いや、俺は今夢の中にいてさくらが話したということにしておこう。
そうしないと背骨がシャー芯レベルで折れる。
………あれ?確か75戦目でさくらに攻撃をまともに受けて背骨が数本折れていたはずが……治っている。
あの鬼畜天使、こんな治療をしてくれるならチュートリアルを簡単にしてくれたらいいのに。
そんなことを思いながら目を開けたら、
「グァァァァァ〜〜目が目が。」
直射日光という太陽の遠距離攻撃で俺の肌と目にダメージを与え来た。俺からは当然攻撃はできず目をこすり渋々目を覚ます。周りを見渡すと俺がいた緑の世界とは違う場所に来ていた。
「ここは、一体…?」
目を覚ますと、そこは花や草が色鮮やかに生えていた。どうやら、紐なしのスカイダイブやパンジーなどのド派手な登場ではなくいたって普通だった。
まともだった。
そしてこの調子でこの普通がそのまま続いて欲しい。
とりあえず横に寝ているさくらを起こす
「さくら。おーい起きろ!朝だぞ!」
太陽は真ん中来ていたがそんなことを気にしないで言っていたら
「10分待って。おかーさん。」
誰がお前のかーさんだ。さくらのお母さんかお父さんのどっちらかはきっとバーサーカみたいな暴れん坊なきがする。なんだがなんな感じがして来た。
「起きろ!おきなかったら、飯は、抜きだ。」
「さくら、ただいま起きました。」
飯で起きるなんて子供か!?あ、子供だった……
「よろしい。状況報告をよろしく。」
「ここはどこなのか、測りません。」
「ご苦労。」
前いた、緑の世界よりかはマシだか。とりあえずスライムとか、ゴブリンが迎えてくれるはずだか……誰もないのだが?
スライムなどの初心者に優しいゴミキャラがいないとなると、ここは、本当に何もないのかもしれない。
「じゃあ、……探索でもするか」
体を動かないと永眠をしてしまいそうで怖いので、探索をして、人を探す作戦でいこう。最低でもここがどこかとかの意外に大事な情報が手に入る気がする。
数分後
さくらは不思議な草を見つけた。
オオバコという食べられる草みたいな形をした草を発見した。
「これって食べられるの?」
「わからないが、……毒草かもよ?」
「毒草?……タクミ。あげるよ。これ」
毒草?を貰った。本物なら捨てるからな?
「ありがとう。「おい、アイ、この草はなんだ。」」
オリジナルスキルの(調べてみる)を使用した。
「こちらの花は、光合草と言われています。普通の草の5倍光合成します。」
「俺がいた世界に喉から手が出るぐらい欲しいだろうなぁ。」
温暖化対策として一家に15草ぐらい植えてもらおう。そしたら環境にいい気がする。たぶん。
「そうでしょうね。ちなみにこの薬草はレアなので、ギルドでこれは、5Kはすると思います。この薬草だけで万能薬が作れるぐらいですから。」
確か、5Kは、10万だったがする。高いな。
「誰と話しているの?」
「サポーターに聞いているんだ」
「ちなみに、私は本来環境をガンガン壊そうZE派ですから」
「そこは、環境を大切にだろうが!何進んで環境を破壊をしているんだ。壊す気か?世界を!」
「てへぺろ(・ω<)」
「う、ウゼェ。」
そういえば、この世界に来てツッコミばっかしていると思うのだが俺の役ではないので誰か代わってほしいのですが。俺がストレス死する前に!!
「さくら。ちょっと、勝負をして見ないか?」
「バトルかな?すぐに準備するから。」
さくらは急いで準備体操を始めた。
「何準備体操しているの?これは戦いでないよ」
「そうだったの。それで、どんなバトルをするの?」
「その草を先に取ったら勝ちで。」
「……いいよ。私が勝ったら、そうなぁ〜〜よし、
罰ゲームバトルで!その方がモチベーションが上がるかね」
「ははは、元気がいいなぁ。俺が勝ったらとりあえずバトル系をやめてくれ」
「わかったよ。でもタクミには負けないよ♪」
「俺がさくら(幼女)に負けるはず。少し俺をなめないでほしい!」
「なめたら、おいしいの!?」
「いや、うまくない。腹をは必ず壊す」
「不味いんだね。わかったよ。」
「話すを戻すけど、開始は俺が「よぉ〜い。どーん」と言ったから。時間は真ん中に来ている太陽が沈むまで、光合草をたくさんとった人が勝ちで。」
「うん。わかったよ。」
「最後に、もし怪我をしたとか、人が魔物に襲われていてその人を助けたが、怪我をしていたことなどがあったら空に火炎玉を放て。俺の場合は火炎のブレスで代用するから。」
「は〜い。……それじゃ始めよう!」
「慌てない。慌てない。それじゃ、よ〜い…」
「ドーン。よし、探すか!!」
「そこ、俺に言わせてくれよ!」
こうして、第一回光合草回収大会が行われた。
数分後
俺は、いいスポットを見つけたのでそこで、腰を農業のおじさんみたいな猫背な姿勢で草を抜いてはボックスに入れという流れ作業をしていた。
「そういうば、さくらは、心配だなぁ。あいつ、草がないから森の奥に行きそうだ。」
と思いつつ慣れた手つきでら薬草などを入れていく。ここは、モンスターが本当にいないようだ。
さくらサイド
さくらは、考えていた。
光合草が見つからないのだ。このままじゃ負けてしまう。と思った。
さくらは作戦を立てた。
それは一度龍になって、草を嗅いてこの匂いをたどって草を取るという犬みたいな作戦で、今探している最中なのだ。
「クンクン。………あの森から臭うね」
その森は、まるで誰か整備した様なとても綺麗なところだった。
「それにしても、ここは、おかしいなぁ。瘴気が濃くあるのに魔物がいないなんておかしいなぁ。」
と疑問に思いつつも草を探す。
「あ、あった!……あれあの子大丈夫かな?」
少女がモンスターにやられているのだ。
モンスターは狼みたいで3体もいて少女は、傷だらけで、足が怪我をして歩くのがやっとなのに移動しては戦っていた。
それを見ていた、さくらは、
「そこの人大丈夫!」
「ーー悪いけど助けてくれない!?」
体がボロボロになっていて気絶しそうな彼女は、タクミに言われていた人助けをするために魔法を唱えてみる。
「燃えなくなってしまえ。ファイヤーボール」
目の前に、火炎球が出てきて5個に分かれてモンスターがいる方へいった。
「ぎゃ〜。キュ、キュイン〜〜〜」
という可愛らしい悲鳴が聞こえてくるが、そんな魔物は燃えかすになった。
さくらは怪我している少女のところに行った。
「怪我大丈夫?わたしは、さくらだよ。あなたの名前はなんて言うの?」
「ぼくの名前は、アンナ……だよ。ありがとう助けてくれて、」
後に、この出会いが、タクミたちをトラブルに巻き込まれしまうのだがそれは、誰も知らない。