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魔王だけど勇者と言い張る!!  作者: 田舎ボーイ
第二章 王都編
22/23

予選開始

ポイントの方が150を突破しておりました!

ブックマークしてれた方、評価ポイント入れてくださった方々ありがとうございます!

 「それじゃあね、大きな怪我には気をつけるのよ!」


 「エルザ姉さん!心得ました!」


 そう言うとエルザはAブロックの予選が行われる三階の数ある闘技場の一つに向かっていった。

 俺も闘技場に行くか。


 そそくさGブロック会場と書かれた闘技場に向かい入る。

 そこは辺り一面が草原で開放感に包まれる綺麗なところであった。

 どういうことだ?

 ここは部屋の中のはずなんじゃ。


 そんなことを考えていると俺に話しかけてくる男がいた。


 「はははっ、その驚いた顔。君闘技場に来るの初めてなんでしょ?ここはね16あるうちの闘技場ステージの一つ草原アルファだよ。部屋なのに空があって、太陽があるのは魔法だから気にしないで。」


 「そ、そうなんですか。ありがとうございます。」


 俺に話しかけてきたこの男、背は俺と同じぐらいで金髪のショートカットで顔は文句なしのイケメン。

 顔から英雄オーラが半端なく出ている。

 服装は高そうな鎧を身にまとった騎士であり、懐には木刀が携えられている。

 普段はたぶん普通の鉄剣だと思うが、大魔闘会は金属武器は殺傷性が高いということで木でできた武器しかダメだということになっているからだろう。


 「いやいや、どうも。って君、僕と年齢変わらないだろ?タメでいいよタメで。僕の名はルイス・ウォークよろしくね!年齢は8歳だ。」


 「分かったよルイス、タメでいこう。僕の名前はアラン・ブルーナ、年齢はルイスと同じ8歳だね。」


 「おぉ!君は僕と一緒の8歳か!だいたい8歳で参加する人なんかいないからね、みんな歳上で不安だったんだよ。これはGブロックで良かったよ!まぁ、お互い敵だけど頑張ろう。」


 「おう、頑張ろうな!」


 そんなことを話しているとのぶとい声が俺たちに聞こえてくる。


 「よーし、時間だ!Gブロック参加者は俺の周りに集まれ!」


 「おっと、もう時間だね。行こうか。」


 俺たちは男の元へ向かう。

 流石800人ということもあって人の数が半端じゃない。

 ここで上位2位に入らなきゃいけないのはなかなか難しいかもな。


 「よーし集まったなお前たち!今回Gブロックの担当を任されたルウ・ミルだ。よろしく頼む。」


 このルウという男歳は30代だろう。

 背丈は180センチほどで黒髪のショートであり、顔は厳ついく、身体も鍛え上げられている。

 手には杖を持っている。

 地球にいた頃の俺なら怖くて逃げていただろう。


 「今会の予選の試験内容は魔物サバイバルだ。」


 そういうと選手の間からヤッターだの、うわぁだの喜ぶものや、ため息を吐くもの様々な反応があった。

 ザワザワとみんなが落ち着かない様子だ。


 「うるさいぞお前ら、まずは魔物サバイバルについて説明する。」


 俺はルウから魔物サバイバルについて聞く。

 魔物サバイバルとは次々現れる魔物を撃退して生き残るという試験なようだ。

 魔物にしか攻撃してならず、人に攻撃すると失格となってしまうそうだ。

 別に倒さなくても最後まで生き残っていてるだけで良いらしい。

 まぁ、色々と作戦があるのだろう。


 「それじゃあ、こらから試験を始める。お前たち!準備はいいか!?」


 「「「おぉーーーー!!!」」」


 そういうとルウが呪文を唱える。

 

 「ディメンションゲート」


 ルウが呪文を唱えると彼の頭上に大きな黒い穴が出現しある程度の数が出ると出てこなくなった。


 出てきたのは冒険者初心者によく好まれて討伐されるゴブリンだった。

 なるほど初めは小手調ってことか。


 「いけ!お前たち!」


 ルウがそういうとモンスターは俺たちに向かってくる。

 そこらじゅうでは悲鳴が聞こえるてくる。

 そんなんなら受けに来なきゃいいのにな。


 「それじゃあ、アラン、頑張ってくれ!そろそろ僕は置賜するよ!」


 ルイスはそういうとゴブリンに向かって駆け出していった。


 んじゃまぁ俺も本気を見せますか!



 って見せません。

 俺はゴブリンに背を向け走り出した。

 

 

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