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魔王だけど勇者と言い張る!!  作者: 田舎ボーイ
第二章 王都編
21/23

予選ブロック開示

今回は説明なのでかなりつまらないかもしれません。いつもつまらないですねすみませんw

 俺は今、大魔闘会が開会されるキュレム闘技場の目の前にいる。

 大きさは東京ドーム二つ分程の闘技場で三階建てである。

 ヘレナの修行を2週間受け、ついに今日大魔闘会の予選が開かれるのだ。

 ヘレナの修行は午前は村でいたのと同じように走り込み、午後からはへレナとの対人戦を行いながら『天斬』を習得するというものであった。

 結局『天斬』を習得することはできなかった。

 ヘレナはなぜ習得できないんのか分からんとか言われたが、そんなの俺の才能に聞いてください。

 しかし、ヘレナからは『天斬』以外にヘレナが主に使う変わった流派『ジパン流』を習った事により色々な技を習得することができた。

 『天斬』には威力が及ばないながらも一対一に対して一番の強さを発揮するジパン流の技はこの大会に対してとても有効に思える。

 まぁ、技の方は後ほど後ほど。

 後ヘレナに対して、何者なの?職業は何?俺の師匠になってくれない?などといろいろ質問したが、秘密だだとか、忙しくてお前をこれ以上教えることはできないと言われて結局ヘレナのことは分からずじまいであった。

 

 でまぁ今は大魔闘会に参加するエルザと一緒に予選の参加ブロックの開示を見に行くところである。

 今年の大魔闘会の参加人数は約8000人と前回よりも3000人も増加する形となった。

 これにはエルザも少し絶句していたが、全員薙ぎ倒してやると頼もしいことをおっしゃっていた。

 予選はAからPブロックまであり1位2位が予選を通過することができ、通過した32名で決勝トーナメントが行われることとなる。

 予選は毎年ブロックにより異なり、全員で戦わせ合ったり、町の外に出て特定の魔物を取ってこさせたりと色々なものがある。

 魔物なら他のものが取ったものを横取りしたり、事前に用意したら良いんじゃない?とかエルザに聞いたが、大会の監査委員は優秀な魔法使いたちが魔法を使って監視しているのでそれは不可能だと言われた。


 会場は人で溢れている。

 この大会に参加するもの、応援をするために駆けつけるもの、将来有望な奴がいないかを探すもの、様々である。

 田舎暮らしだから人混みは嫌だなぁっと思いながら予選ブロック開示が行われているキュレム闘技場の2階のモニタールームに向かう。

 2階にあるモニタールームは中央に大きな魔性石で出来たテレビのようなものがあり、そこで試合の観戦ができる。

 大雑把に説明すると1階が飲食店、治療所、武器屋、防具屋、土産屋などの商業階、2階が現在俺たちがおり物凄いでかさのモニターがある観戦階、3階が実際に決勝トーナメントの試合が行われる闘技場である。


 俺たちはモニターが見える席に座り、予選開示を待つ。

 出来ればエルザとは違うブロックが良いなぁっと思いながらエルザの顔を見ていると、バンチが飛んできた。

 

 「なに心配そうな顔でこっち見てるのよ!怖いんなら参加しなかったら良いじゃない!」


 「い、いやそうじゃなくてエルザ姉さんと違うブロックだったら良いのになぁっと思って。そしたら決勝トーナメントで当たることができるでしょ?」


 「ふーん。ってあんたが予選を通過できるわけないでしょうが!だからそんなこと心配するだけ無駄よ!分かった?」


 「はい。調子に乗ってすみません。」


 「まぁ、良いわ。精々頑張りなさいよってモニターに光がついたわ。早速開示が行われるわね。」


 そう言われてモニターを見るとそこには栗色の髪を後ろで結んでいる絶世と言っていいエルフの美女が映っていた。



 「さぁ!みなさん!今年もやってきました大魔闘会!今年の司会もミスアリアのラウラ・ノーラが務めさせていただきます!さぁ!早速参加者の開示をしていきたいと思います!」


 そういうとAブロックの参加者の名前がモニターに出てきた。

 そこにはエルザの名前が表示されており、俺の名前はなかった。

 どうやら当たらずに済んだらしい。

 その時エルザが渋い顔をして「エリルと一緒かぁ」とか言っていたが気にせずモニターを見ることにした。


 結局俺はGブロックであったエルザには私と当たらなくて良かったわねと言われた。

 本当に良かった。

 ボコボコにしてしまいそうで。


 っとまぁ予選は午後から行われるのでまだ時間には余裕がある。

 俺たちは1階で軽食を食べることにした。

 

次はいよいよ予選開始です。

戦闘シーンを頑張って書きたいですね。

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