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魔王だけど勇者と言い張る!!  作者: 田舎ボーイ
第二章 王都編
19/23

謎のハーフエルフ

更新遅れてすみません。

最近忙しくて遅れました。


 あの後、ソルトに対して俺とウィルは魔法の許可を何度もお願いしたが、ソルトはダメだの一点張りだった。

 仕方なく俺たちはあの後ソルトの屋敷を後にして王都の商業区にあるウィルの行きつけの料理屋『ワムー料理店』に来て昼飯を食べている。

 俺はステーキとパン、ウィルはパルサムとかいう色々な句材をご飯に混ぜて炒めた料理を注文した。

 ウィルの行きつけなだけあって味は絶品だ。


 「あの野郎、俺らの足元を見やがって。魔法を使うなとか唯の嫌がらせだろ!ふざけんなっ!とことん性根が腐ってるぜあの野郎。」


 「まぁまぁ師匠落ち着いて。ね?」


 「あぁ、すまん。でどうする?剣術だけじゃあ流石のお前でも優勝は難しいぞ」


 俺はウィルの発言に少し考える。

 大会に出てくる奴らがどの程度の実力かは分からないが確かに『天斬』も使えない俺の剣術では優勝は難しいだろう。

 だが、別に優勝出来ないからってソルトの指導が受けられないだけで損することは別にない、むしろ対人戦を経験できるチャンスでもあるんじゃないか?

 参加すれば何かをつかめるかもしれないしな。

 そうだな、参加するだけしてみるか。


 「何かの経験になるかもしれないので参加してみます」


 それから、ウィルは考えるそぶりをし少ししてから答える。


 「そうだな、まぁ剣術の修行だと思ってやってみろ」


 「はい!あと師匠、大会まで俺を鍛えてくださいね!」


 そう言うとウィルの顔が真っ青になる。


 「あぁ、そのことなんだがな・・・・」


 何か嫌な予感がする。


 「すまん!アラン!お前の他にも弟子がいるって言ったよな。そいつらも大会を控えてるんだわ。だから、お前のことを見る時間がないんだ。本当にすまん!」


 ガーン!

 ひ、ビドイわウィル!

 私よりも他の子をとるのね!

 そうよね私なんかとうの昔の弟子ですもの、若い子の方が良いわよね!

 あぁこれが嫉妬なのね、悲しいわ!


 っとまぁ冗談はさておきちょっとショックだったが、俺個人がウィルに迷惑かけるのも悪いしなここは1人で何とかするか。


 「分かりました。師匠にも迷惑かけられませんし大会まで1人で頑張ります」


 「あぁ、本当にすまん」


 その後、ウィルと別れてロバートの屋敷に帰った。

 それから、屋敷の庭を借りて夕食まで間剣の素振りを行う。

 夕食時にロバートに大会に参加させてくれと言うと、最初は危ないだとか何か怪我すればエイダに顔向けできないなど言われた。

 エルザの方も俺に対して年齢を考えなさいとか、勇者だからってあんまり調子に乗らない方が良いわよなど散々言われた。

 何とかその後ロバートを半ば強引に説得し参加することは許されたが、どこかエルザは不満げだった。

 まぁ、彼女は彼女なりに俺のとこを心配しての事なのだろう。

 エルザ姉さん、ごめんね!

 てへぺろ!

 まぁ、古いネタは置いといて説得が終わり俺はすぐに風呂に入ると就寝に入った。


 次の日、俺は朝食を食べ終えランニングをする事にした。

 毎日の日課だったし、街を見回る事も出来るし一石二鳥だ。


 俺は屋敷を出ると商業区を駆け回って行く、俺は朝市が行われている人混みの中をうまくかき分けて走っていく、これも中々の修行になる。


 俺はしばらく走っていると裏路地に入ってしまった。

 うわ、これはミスったかな何か気味が悪いなここは。

 俺は早々に立ち去ろうとするとどこからか声が聞こえる。


 「しょ、少年。ちょ、ちょっと待ってくれ」


 俺がふと目をやると俺の近くに座り込んでいる女性を発見した。

 見た目は20代前半ぐらいだろうか、髪は綺麗な緑でポニーテールだ。

 服は日本の武士が着ていたような浴衣を着ており、懐には日本刀を携えていた。

 よく見ると耳は丸くなく尖っている。

 エルフの女性だろうか。


 「あの?どうしたんですか?」


 俺はそう言うと彼女に近づくとかなりの酒の匂いがした。

 むちゃくちゃ臭い。

 あぁ、この人ただの酔っ払いだな。


 「み、水をくれ」


 俺は仕方なく裏路地を後にし、商業区にある水飲み場で、土魔法を使って作ったコップに水を注いで裏路地に戻り彼女に水を渡してあげる。


 「おぉ、少年ありがとう」


 そう言うと彼女は水を一気に飲み干し、俺にコップを渡した。

 なんだこの人もっと注いで来いってことか?

 めんどくせぇなぁ。

 俺は仕方なくもう一回注いで彼女に渡す。

 彼女はまた一気に飲み干すと俺にコップを差し出す。

 それを繰り返すこと7回。

 この人どんだけ飲むんだよ!

 人をパシリに使いやがって!


 しばらくし、彼女は酔いがさめてきたのか俺の方に向き挨拶をしてきた。

 

 「私の名前はヘレナ・ミカヅキ、人間とエルフのハーフだ。少年この後慈悲感謝する」


 「アラン・ブルーナと言います。これぐらいのこと気にしないでください」


 「そういうわけにはいかん、何かお礼をせねば。そうじゃ私の身体などどうじゃ?私は自分の容姿には自信があるぞ?」


 そう言うとヘレナは俺の事を上目遣いで見てくる。

 着物の間から大きな胸が見えてやばい。

 ってかこの人8歳の子供にどんなお礼しようとしてんだよ!

 あと8年後ぐらいに言えよ!


 「い、いえまだ私は子供ですしそんな事はダメです」


 「ふふふっ冗談だ!真剣に考えよって可愛いやつだな!だが真剣に少年に対して何てお礼をしていいのか」


 何だ冗談かよ〜。

 強引に俺を押し倒してくれることを期待してたのにぃ!

 そういう欲は鋼の理性でおさえて俺は考える。

 そういえばこの人、刀持ってるよな?

 もしかしたら俺に剣を教えてくれたりしてくれないだろうか?


 「あの?セレナさんって剣の腕に自信があったりしますか?」


 「剣の腕に自信?少年は面白いことを言うな。私に剣の腕で勝てぬ奴などおらぬぞ」


 あぁ、この人ちょっと自意識過剰なタイプなのか。

 でもまぁ、もしかしたらめっぽう強いのかもしれないしなちょっと頼んでみるか。


 「そ、そうなのですか?それじゃあ俺に剣術を教えてくれませんか?今、剣を教えてくれる人がいなくて困ってるんです。大魔闘会までで良いんでお願いします!」


 「おぉ、少年は大魔闘会にでるのか!わかった!みっちり鍛えてやる。ついて来い。あとヘレナさんとかさん付けはやめてくれ、私達の中だ呼び捨てで構わん」


 今日出会ったばかりですよ。


 そう言われると俺は少し変わった人だが悪い人ではなさそうなヘレナさんについて行くことにした。


 


 

 

 

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