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Level1の超常術師

作者: キャロット

おそらくお初にお目にかかると思います。きゃろっとと申します。

今回、このページにお越しいただきありがとうございます。


一番初めにまともに書いた(つもりではあるんですがちょっと拙筆です)短編小説です。最後まで読んでいただけると幸いです。

「はぁッ、はぁッ……!」

 もう十キロくらいは走ったんじゃないか? ――そう思うくらい長い距離を走って、ようやく身を隠せるだけの物影を見つけた僕は、それに背を預けて周囲を確認する。……よし、うまく撒いたか……?

「勘弁してほしいな、全く……」

 愚痴をもらした僕は、背を預けたごみ箱に後頭部をゴツッとつけて息を整える。じんわりと冷たい感触が伝わってきて、少しずつ頭の中が落ち着いてくる。

「このまま戦っても、ただジリ貧なだけだ。早く手を討たなくては……」

手に握った調馬用の鞭――そういえば僕はなぜこのような物を持っているのだろうか……――がぎしっとゴムの擦れたような音を立てる。

「時間切れまで耐えられるだろうか……かなり危険な賭けに――」


『くぉおおおらぁあああ!! ダーリン出てきなさぁあああい!』


「っ!」

 突然意図せぬ方向から出た怒号に、僕はとっさに息をつまらせて声を押し殺す。

「元親の奴……早くないか……!?」

 恐る恐るごみ箱の影から顔を出す。そこから少し顔を上げた場所に、少女が一人、鬼の形相で空中に構えている。もうなりふり構わず倒しにかかってるってことか……!

 さっと素早く身を戻す僕。息を大きく吸うと、はぁっと一気に息を吐く。そもそも僕には妻が出来た記憶はないんだが。


 そもそも、なんでこんな窮地に僕が立っているのか――時間は相当前までさかのぼる。



「――学年別……タッグリーグ?」

「そうさ、出てみようぜ!」

 例年よりも早く梅雨が訪れた五月のある日。自席で本を読んでいた僕の前でダンッと前腕ごと手のひらを叩きつけて、悪友の近衛越門は野心丸出しの不敵な笑みを見せた。短髪でウニのようにとげとげとした頭と片膝を立てて座る姿が相まって、まるで荒武者のように見える。

「……それは僕に対する嫌がらせかい?(こきぃ)」

「ふのぉおおおおおおっ!?」

 対して、僕――こと霧島泰知は満面の笑みで彼の人差し指にレバー機能をつけさせてあげることにした。彼も涙を流すくらい嬉しいようだ、よかったよかった。

「何すんだよ! 折れるだろ!」

「よかったじゃないか、緊急時のレバーになれるよ」

「ちっともよかねぇよ! むしろ問題だっつの!」

指を抑えながら、後ろの席に座る越門が涙目で訴える。

「……そもそも、僕が無能力者だってこと、越門だって知っているだろう?」

ため息交じりに僕は言うと、話を切り上げるように姿勢を変える。すると、越門はついてくるように前へ回り込んで、更に説得を始めた。

「そう言うなよぉ、旦那。単位だって手に入るし、悪い話じゃないと思うぜ?」

「誰が旦那だ。本当に骨を折りかねない大会に出てまで、僕は単位を取りたいと思わない」

 ちょっと粘っこい、ごまをするような言葉に、僕はつっけんどんな態度で答える。

ちなみに旦那、というのは越門が一方的に使っている僕のあだ名の事だ。出会ってから五年、ずっと断り続けているが……まぁ、見ての通りである。

「つれねぇなぁ……仮にも祭事だぜ? パァッとやろうや」

「まぁ、殴り合う点を考えればある種、酒場のお祭り騒ぎくらいにはなるよね」

「……まった、梅雨になってから皮肉っぽいところ増したんじゃねぇか?」

「越門が稀に発狂するのと同じだよ」

 くるりと身をよじって話を終わらせようとする僕。対して、越門は身を乗り出して横から話を続ける。

「旦那だって無能力だのなんだの言う割にはあるだろぉ? その奇妙なち、か、ら」

リズムを付けて僕の右手を指差す越門。

そう、確かに僕には能力『らしきもの』が宿っている。『らしきもの』というのは、それが本当に能力なのか、宿っているのか、自分でも分からないからだ。


「『魔喰らい』――接触した能力をそのまま問答無用で消去してしまう。能力の一種とされているが、その性質上データ採取が不可であり、未だその真相は謎に包まれたままである……でしたかしら?」


 越門の背後から、ふと穏やかな調子ですらすらと言葉が紡がれていく。

「あ、陽菜ちゃん。おはよう」

「げぇっ、陽菜!?(ガタッ)――ってぇ!」

シルエットの映えるスタイルに長く淡い茶色の髪。腕にかけた『風紀委員』の腕章が彼女本来の凛とした雰囲気を更に強調している。

「おはようございますわ、泰知さん、にいに」

少し気品のある口調であいさつを返すと彼女――近衛陽菜ちゃんは少しだけ頭を下げてあいさつを返した。

 それと同時に、陽菜ちゃんを見るや慌てた様子で越門が椅子から転げ落ちる。

 名前からも察せる通り『この』越門の妹さんである。彼女の言葉使いには少しミスマッチな『にいに』というのも越門の事だ。

……並んでいる二人を観て常々思う。本当に血のつながった兄妹なのだろうかと。

「ひ、陽菜、なんでここに? 二年の教室だぜ? ここ」

越門が舌を噛みそうな位に震えた声で陽菜ちゃんに訊く。一年と二年の教室は階が異なっていて、教室もまるで対極にある。だから、一年が来るのはとても珍しいのだ。

すると、彼女は鞄からクリアファイルを一つ取り出して答えた。

「泰知さんに渡すものがありまして。はい、昨日の補習用プリントですわ」

「あ、ごめん。ありがとう」

陽菜ちゃんが取りだしたファイルを受け取る。外から見て分かるように、そこには『泰知くん』と書かれた付箋が挟み込まれている。そういえば昨日の補習でもらったプリント、忘れてたっけな……。

「補習にちゃんと出るのは良いですが、宿題を忘れないようにしてください?」

「一応、気をつけるよ」

「本当に分かってるのかしら……」

ちょっとむすっとした顔で、陽菜ちゃんからいつものお言葉が飛んでくる。風紀委員という彼女の立場からか、補習の際に顔を合わせる事が多い。だから、陽菜ちゃんとは先輩後輩の関係より顔なじみの店の店主と客のような関係が強い。

まぁ、とは言っても補習はあまり良いものではないけどね……。

「でも、わざわざこれを届けるためにここへ来たの? 今日も補習が入ってるからその時でよかったのに」

「お前どんだけ成績危ないんだよ……ほぼ毎日じゃねぇか?」

「これでもまだ週五だよ。一か月前は週七だったからね」

「それ毎日じゃね?」

無能力者だとそれだけ補習というものが入るのである。まぁ、能力開発の方が殆どだから、ペンを使う補習は三十分程度しかないけど。

「いえ、朝はにいにと会わなかったので、それも兼ねて。……おはようのチュウ無しに行っちゃうんですもの」

「……ヤッベェ、この部屋の冷房マジッベェわ……」

と、陽菜ちゃんが、さも当然の事を話すように微笑みながら、しかし熱っぽい視線を越門にちらっと向ける。瞬間、越門が氷河にでも放り出されたかのようにガチガチと震えだす。

「ホント、兄思いの妹さんだね」

「お前わざと言ってねぇか……!」

「さっきのお返しだよ」

ギリギリと歯を軋ませて互いに睨み合う。

「ところで、お二人で何をお話されていたのですか? タッグリーグがどうと聴こえたのですが……」

僕らがいがみ合っている横で、陽菜ちゃんが恐る恐る聞く。

「ん? 聞いてたのか?」

一端争いを止めて、越門と僕が陽菜ちゃんの問いに返す。

「タッグリーグの話だよ。ほら、今度やるだろう? 出るかどうか、どうしようかって」

「え? 泰知さんは参加なさらないのですか?」

「え? あぁ、ええと……」

陽菜ちゃんがきょとんとした顔で尋ねる。む、なんだろう、ちょっと罪悪感。

しかし、僕とて人間。リスクだけしかないようなものに手を出したくはない。ちゃんと断ろう。

「あー、実は――」


―――バァン!!


突然穏やかだった教室が思いっきり開け放たれて、現れた少女の口から稲妻のような声が響く。

「ダーリン!」

「断る!」

「まだ何も言ってないでしょう!?」

 僕は名前を呼ばれると同時に言い放った。一方の少女――なんかやけに背丈の低い、高校生とは思えない幼女体型の――は、鬼の形相で僕に詰め寄ってきた。

「君が言おうとしていることは大体わかる。ロ――」

「何よ! ろくじゃないとかいうつもり!?」

――くなことじゃない、というのは黙っておこう。

「話くらい聞きなさいよね、もぉ」

ぷくぅ、と頬を膨らませて僕をにらむ、明らかに小学生にしか見えないこの子は、同級生の三宮元親だ。腕を組んでのけぞり、こちらを威圧しているのだろうが、どうも幼児が大人の真似事をしているようにしか見えない。

それと、元親が僕を『ダーリン』と呼ぶ理由は、僕が聞きたいくらいである。

「何よ、その幼女にしか見えない、とか言いたそうな目は」

「別に」

すっと顔を逸らす僕。危ない、ばれたら吹っ飛ばされるところだった。

なんて、冷や汗をかいている僕をよそに、陽菜ちゃんが元親に話しかける。

「あら、誰かと思えば元親さんじゃありませんの。ごきげんよう」

「……珍しいわねぇ、アンタがここにいるなんて」

瞬間、教室にとても禍々しいオーラが漂い始める。

「あ、あいさつだけでここまでとは……」

「まぁ、アイツらなんか知らねぇけど仲悪いもんな」

 越門と一緒に、彼女たちから距離を取って小声で話し合う。

 どういうことかは詳しく知らないが、どうも仲が最悪なのだ。まぁ、性格も考え方も全然違うし、育ちも違うから当然と言えば当然なのだが……。

「今日は泰知さんに御届け物があってきましたの、何か?」

陽菜ちゃんは越門曰く母親に似ているようで、ですわ口調なのも大人しく礼儀正しいのも、母親譲りなのだそうだ。……ちなみに越門は父親に似ておおらからしい。

 で、一方元親は……

「別になんもないわよ、うっさいわね! ただ聞いただけよ!」

ガルルル……と牙を剥いて威嚇するように陽菜ちゃんをにらむ元親。元親は逆に、子供っぽくて怒りやすい。自分の要求が通らないと駄々をこね始める……まさに水と油の二人。しかし、なぜかいつも一緒にいるところを目撃する。そんなに仲が悪いなら合わなきゃいいと思うんだけどな。

「で、元親。何の要件があって来たんだい? 言っておくけど僕は今回のタッグリーグには不参加だよ」

「えぇ!? なんでよ!」

「そうですか、なら仕方ありませんわね」

抗議する元親と、対して納得するように頷く陽菜ちゃん。

「……どうして?」

もちろん、二つの意味で、である。

僕の問いかけに、まず答えたのは元親だった。

「だっても何もないわよ! アタシと出るんじゃなかったの!?」

「いや、なんでそうなるんだよ」

「え、あ、えっと、そ、それは……ほら! アタシとダーリンなら、優勝狙えるじゃない! 別にダーリンも腕が強いから戦えるには戦えるでしょ?」

「まあ……そうだけど」

少し顔を逸らして、苦い顔をする僕。

「確かに、旦那は以前十人相手に大立ち回りして勝ったもんな。あんだけ喧嘩に強ければ少しはいけるんじゃないか?」

「越門……」

ジト目で越門をたしなめる。確かに、過去『ちょっといろいろあって』不良相手にちょっと暴れまわったことはあったけど……。

「でも、それが参加する理由にはならないだろう? 相手は能力者だし」

もっとも、三人みたいに能力者であれば、別だけど。

「旦那だって『魔喰らい』があるじゃねぇか」

「とにかく! アタシと出なさい!」

二人して身を乗り出しながら言ってくる。どうしたものか……。

「二人とも、泰知さんはまだ確実に能力者だと判明したわけではないんですわよ? 無理に参加させるべきではないですわ」

 と、困っていた僕に助け舟を出してくれたのは、陽菜ちゃんだった。

「そ、そうだよ! あくまで能力を打ち消す能力があるかもしれないってだけで、まだ僕が能力者だって分かったわけじゃない」

陽菜ちゃんに続くように、僕も反論する。これは心強い味方だ。

「そんなこと言って、本当は兄貴と一緒に出たいだけでしょうが」

ぽつり、と元親がつぶやく。すると急に陽菜ちゃんがうろたえ始めた。「

「そ、そんなことないですわ! 断じて! 全然!」

「お? そっか、ならこうしないか?」

突然そう言いだした越門。その顔には何かを企んでいるような笑みがある。な、なんだか嫌な予感が……。

「陽菜は俺と組む気はないし、泰知も元親と組む気はない。かといって陽菜と元親は仲が悪いからな、無理矢理組ませるほど俺も鬼じゃない。なら、泰知とは俺が組んだ方がいいんじゃないか?」

「「「え?」」」

ピシッ、と固まる僕達。

「い、いやいや! なんでそうなるのよ!」

「そうですわ! いくらにいにでも、それは納得できません!」

最初に反論したのは元親だ。確かにその質問はもっともだ。陽菜ちゃんも続いて抗議の声を上げている。

が、

「旦那は要するに戦いたくないわけだろ? 戦いの回数を少なくするには、目立たないようにしないとな。陽菜は風紀委員で学校の奴ら大半が知ってるし、男子人気も高いからな、恨まれたら怖いぜぇ?」

「う」

「元親だってどうせ優勝狙いだろ? 好戦的な奴が一緒だと、戦闘回数多そうだよなぁ?」

「ぐ」

「まぁ? 別に棄権してもいいんだし、俺も単位がとりたいわけじゃないからな。二人よりはよっぽどメリットあると思うぜ?」

「む、た、確かに……」

越門の言うことは確かに的を得ているかもしれない。棄権って手もあるか……。


キーン、コーン……


と、そこで授業開始のチャイムが鳴り出す。もうそんな時間だったのか。

「ほら陽菜、チャイムなったぞ? 元親も席に着いたらどうだ」

「に、にいにがそう出るなら……陽菜にだって考えがあるもん……」

唇を噛んで悔しそうに越門をにらみ、何かを呟く陽菜ちゃん。珍しく頬を膨らませている姿がちょっと可愛らしい。

「お、覚えてなさいよ越門……!」

元親も渋々とその場を離れていく。あぁ、なんか後でめちゃくちゃ厄介なことになりそう。

「越門、ちょっと強引な理屈だったんじゃないか?」

「でも的は得てるだろ? なんせあのじゃじゃ馬に懐かれてるんだ、旦那と組んでくれる奴も少ないだろ?」

僕に尋ねられて、越門は椅子に寄り掛かるように力を抜いて話す。

『じゃじゃ馬』というのは元親の事……愛称みたいなものだ。彼女が大人しいところを見たことがないから『じゃじゃ馬』。まぁ、理由はもう一つあるんだけど。

「それに、一番の理由は『元親に巻き込まれるのが嫌だから』だろ?」

「二重の意味でね」

越門の皮肉っぽい質問に、ちょっと不機嫌な様子で答える僕。もちろん、厄介事に、という意味もあるが。

「まぁ、そういうこった。一つ頼むよ」

「まぁ、越門も陽菜ちゃんと組んだらどうなるかわからないもんね」

「……知ってんだったらまどろっこしいことさせんなよ」

まぁ、理由は言わずもがなである。僕にはそこまで愛されているのが羨ましいくらいだけど。

「人の苦労も知らないでよくもそんなことを……」

「ん? 何?」

「別になんでもねぇよ。じゃ、申請用紙に書いてもいいな?」

「わかったよ……ギブ&テイクだ」

 渋々越門の頼みを引き受ける。まぁ、危険すればいいわけだし、最悪僕は能力者じゃないんだから、それを理由に辞退だってできるだろう。

そんな風にのんきに僕は考えていた。



昼休み、僕らはアリーナ――能力の訓練場みたいなものだ――に来ていた。

「――んー、やっぱり陽菜の奴、そう出たか」

 やっぱり、というように越門は腕を組み、唸るようにそう言った。それに対して反射的に僕は大きな声を出した。

「知ってたのか!?」

「いや、あくまで予想だったんだが……最悪の展開だなぁ」

僕の問いに緊張感なくのんきに答える越門。こ、こいつは事態が分かっているのか?

とまぁ、僕らがそんな話をしていた理由は、ちょっと前にさかのぼる。


「よかったですね、泰知君! 今日から晴れて君も能力者ですよ! いやぁ、一年間君の能力開発を引き受けてきたから、僕も自分の事のように嬉しいですよ! 能力者になったんですから次のタッグリーグには参加必須になりますし、不慣れだとは思いますが頑張ってください! あ、それとなんでも、風紀委員の方で今回のタッグリーグの士気向上のために棄権の制度は廃止になったみたいですね。開催までもう三日なのに急な話ですよねぇ……あ、僕はこれから授業があるので失礼しますね。練習はアリーナの方でできますから、健闘を祈りますよ!」

 昼休みに能力開発の先生に呼ばれた僕は、職員室で矢継ぎ早にそんな事を聞かされた。そして、先生は嵐のごとくその場を去って行く。

ええと、つまり……。

「はぁ!?」

ガタン! と大きな音を立てて、ようやく僕は状況を把握した。職員室にいた教師全員が何事かと顔を向けるが、そんな事は気にならないくらい僕は混乱していた。

つ、つまり……正式に僕の『魔喰らい』が能力と認定されて、しかも棄権ができない!?

「な、なんかとんでもなく嫌な展開……!」

焦った僕はとにかく、越門を探して教室まで走った。

「越門! いるか!?」

『『『げ』』』

 僕が入るなり、クラスのみんながバツが悪そうに声をそろえて漏らす。ん?

「元親……?」

皆の視線を追ってみると、そこには教壇に元親がいた。……それも、すごく不機嫌そうな顔で。

「ダーリン……! こうなったら戦争よ! アタシが勝ったら言うこと一つ聞いてもらうからね! 逃げたらぶっ飛ばす!」

――バタン! それだけ言うと思いっきり扉を閉めてどこかへ去ってしまう元親。え? な、何?

「あー、えっと、タイチ君? これ、越門君から」

「ん? あ、あぁ。ありがとう」

そこでクラスメイトから紙の切れ端を一つもらう。どうやら越門の書置きみたいだ。

「『アリーナで待ってるぞ』……? どういうことだ?」


そして現在。

「まぁ、幸い今の時期はタッグリーグの練習で午後の授業まるまるないからな。喜べ」

「喜べるかぁ! どうするんだよ! 棄権できないとか聞いてないぞ……」

「俺も今日聞かされたんだよ。ま、旦那は棄権する気満々だったからなぁ」

「あっ! そうだ! 今から陽菜ちゃんか誰かにタッグの申請を!」

「旦那が呼ばれてる間に出しちった、テヘ」

 丁寧にポーズを付けてピースをしながら、越門が言う。

がくり、と膝からその場に崩れる僕。最後の望みが絶たれた……。

「ま、それに陽菜だったら多分もうペア決まってるんじゃないか?」

「え?」

決まっている? でも、越門と出るとか言ってたから、まだ相手を探していると思ったんだけど……。

 越門の言っていることがよくわからず、つい問い返してしまう。すると、

「旦那、教室で元親と会わなかったか?」

「え? 会ったけど……どうして知ってるんだ?」

「いや、教室を出る前に元親にな」

「うん」

「旦那から頼まれてタッグを組むことになった、って言ってきた。そしたら元親が『今度のタッグリーグ、陽菜と一緒に出ることになったから、二人でボコボコにしてやる』と――」

「貴様かぁ!」

ガッと越門に掴みかかる僕。ようやく事態が呑み込めたけどできたら知りたくなかったよ畜生!

「お、落ち着けって旦那。勝てばいいんだから」

「勝てるかぁ! 元親は能力者の中で最強なんだろ!?」

能力者の中で最強――能力者はLv0から5までの数字を付けて能力の強さを示される。その中で、元親はLv5の能力を持っている。そう、Lv5……学園で一人しかいない、能力者の頂点。たとえLv4が束になろうと、普通の能力では到底太刀打ちできない。それだけLv5は強く、それだけに滅多にいないのだ。

「思考回路は単純でも、能力者としてのスキルはかなり高いからな。戦いになったら普通は勝てないな。どのみち元親は陽菜と組むっつってたからな」

ちなみに陽菜ちゃんはLv3、能力名は『風刃』と呼ばれるものらしい。越門から聞いただけだけど、風を刃にして飛ばす、なかなか強力なものらしい。

それも踏まえた上で、越門が笑いながら言う。僕は焦ったように詰め寄る。

「笑い事じゃないって! 元親が手加減してくるとは思えないし……」

「だから、旦那。アンタの出番だろ?」

「……え?」

越門が僕をまっすぐ指差して言う。僕の……出番?

「普通の能力なら確かに無理だ。だが……旦那は例外だろ?」

 俺に策がある――そう付け足してから、越門はにやりと不敵に微笑んだ。




――ドォン!

「――……! いけない、ぼうっとしてた」

ビルが墜落する音に、僕はハッとする。さすがに元親・陽菜組相手にするために三日間みっちり練習してたからなぁ……疲労がたまってきているのかもしれない。

元親との距離は殆ど離れておらず、声を出そうものなら気づかれてしまうような、そんな距離。こんな状況で気を抜いたらダメじゃないか。

「まだ越門は……うん、戦ってるみたいだ」

電光掲示板に書かれた、自分の名前の下に映し出されている『近衛越門』の名前を見て、確認する。試合中はバラバラになってもペアの相手が戦っているのか、脱落したかを確認するために、電光掲示板の名前が光っているかどうかを確認するようになっている。その方が、見ている観客にも伝わりやすいからだそうだ。

ちなみに、現在書かれている名前は僕の名前のほかに、越門。そして――近衛陽菜・三宮元親組。

「ダーリン! こそこそしてないで出てきなさい!」

 宙に滞空しながら、再び30メートルほどのビルを持ち上げて怒声を上げる元親。大会用にホログラムで作られている場所とはいえ、建物などは本物そっくりにできてるんだな。確か触覚は『テレパシー』の能力者たちが操作して、ホログラムでも触れたりできるようにしているって聞いたけど……多分、あれに押しつぶされたら大けがでもすまないだろう。

 でも、

「……ふぅ……本当にどこに行ったのよ……!」

音のしないビル群の中で、ぜぇぜぇと息を切らしながら腕で額を拭う元親。それを見て、僕は息を詰まらせた。

「……! 越門が言った通りだ」

 ゆっくりと吐きながら僕はぽつりとつぶやく。それから、すぐに僕は失態を犯したことに気が付く。

ヤバイ! こんな静かな状況で独り言なんて、見つけてくれとでも言うようなものだろう!

「っ! そこぉ!」

 元親がわずかな気配を察知して、鞭を僕の方へ振りかぶる。それと同時に、持ち上げていたビルが、すごい勢いでこちらに飛んできた。僕はビルが投げられるのに合わせて今持てる力を振り絞って横へ飛んで回避する。

「うわっ!」

―――ドガァン!

 ものすごい勢いで墜落したビルの衝撃で、飛んだ距離の倍、地面を飛ばされる僕。

「いってぇ……」

「しぶといわね……」

「生憎、ここで負けるわけにはいかないからね」

ぜぇぜぇと息を切らして、互いに威勢を張ってこたえる。

「でも、これで終わりにするわよ。これ以上長引かされたら時間切れになっちゃうからね」

「あら、ばれちゃったか」

僕は腑抜けたような声で、元親に答える。

時間切れ、というのは、このリーグにある唯一僕たちが彼女たちを相手にして勝てる方法の一つ。その試合に能力者の中で能力の弱い組が時間切れまで残っていた場合、そちらの方が勝ちになるというもの。元親と陽菜ちゃんは能力が強いから、能力のLvが0の僕がいる組がアドバンテージを取れる。とはいえ……

「さて、決着つけましょう! 鬼ごっこはもうさせないわよ」

宙に浮いた元親が、僕を見下ろして宣言する。時間切れまでは……まだ少しある。

見つかった以上、おそらく逃げ切ることはできない。先回りされて、ビルに叩き潰されてしまい脱落するのがオチだろう。しかし、正面切って戦うには、あまりに強大過ぎる相手。

「……戦うにしても、普通じゃ絶対倒せない。ましてやLv0だからなぁ、僕」

「そうよ、だから、私がダーリンを倒して終わり」

 元親がびしっと指をさして言う。やはり腕に自信があるからか、勝利を確信しているような顔だ。

でも、僕にだって策がある。

「じゃあ……行くわよっ!」

 手に持った鞭でビルを持ち上げる動作を取り、僕めがけて再び構える元親。それに対して――僕はあろうことか、飛び込んだ。

「うぉぉおおおおおお!」

「っ!? 万策尽きて突撃仕掛けに来たわけ? 無駄よ!」

地面を這わせるように、ビルをアンダースローで投げる元親。

それに合わせて僕は――右手をかざして受け止める体勢を取った。

「っ! 何を――」

「この世界、確か『テレパス』の能力者が、ホログラムに物体性を持たせたんだよな?」

「? そ、それが何よ」

「もしこのホログラムが『能力で作られているのであれば』――能力なら、打ち消せばいい!」

僕は拳を握って、思いっきり振りかぶる。越門の予測が正しければ――いける!



「――殴る?」

「あぁ、思いっきりな」

アリーナでの練習中に、越門は僕にそういった。

「練習してて気が付いたんだが、『触れたものが消える』っていうより、旦那のは『殴って消える』みたいなところがあるんだよな」

「……確かに、越門の能力を受け止めるときに、殴って止めることは多いけど」

練習中、越門の能力――『粘土細工』と呼ばれる土を操る能力でできた柱を、僕はひたすら受け止めたり、殴り倒すという練習をしていた。その中で、越門は僕の能力がどういう性質のものなのかを見つけたらしく、練習を止めて話を聞いていたのだ。

「旦那のはおそらく、能力でできた物質を、衝撃で分解するみたいな能力らしい」

「で、それがどういう解決につながるんだ?」

「二人を相手に勝つということは難しいが、少なくともこれで元親には対抗できるはずだぞ」

疑問を投げかける僕に、越門は続けた。

「元親の能力はものを使わないと媒体にならないのが難点だろう? ほら、鞭使ってものを浮かばせてるのはそれが理由だ」

「あ、確かに」

元親は能力を使う際に、いつも調馬用の鞭を持って、それを物体の軌道にあわせて振っている。あれってそういう意味があったのか。

「で、物体っつっても、試合当日は『テレパス』の能力者が会場をホログラムで作ってるだろ?」

「まぁ、そうだね。能力者同士がぶつかっても、影響がないようにって……」

僕が言い終えると、なぜか会話が途切れてしまう。あ、あれ?

「……気づかないか?」

「え?」

僕が聞き返すと、越門が呆れたようにため息をつく。な、なんかすごい馬鹿にされた気分だ。

「まぁいい。つまり、能力であれば何でも打ち消せるってことは、旦那のその能力は『テレパスで作られた物体』も打ち消せるってわけだ」

越門が自信満々にそう告げる。え? テレパスを打ち消せるって……それって、

「それじゃあ、ステージがまるまる消えちゃうんじゃないか?」

「あぁ、それはない。あくまで旦那の能力は破壊できる物体の大きさは、衝撃の大きさに比例しているからな。あとはまぁ、元親がビルなり岩なりを投げるときは、それ自体が物質に変わっちまうから拳で簡単に消せちまうんだよ。後でも先でも壊れるものだからな」

「……つ、つまり、殴ればいいってことか?」

僕は目を細めて唸りながら言う。な、なんだか難しくて『殴ればいい』しか聞き取れなかった。

「まるで元親ばりの脳筋だな……まぁ、そんなもんだ」

「の、脳筋ってなんだよ」

 それよりも、元親と同類と言われたのがすごく悔しい。

「ま、この能力で攻撃をかいくぐったら、そのあとに元親の懐に潜り込んで一発食らわせないといけないんだからな?」

越門が確認するように、僕に聞く。

当日の作戦は、僕が元親を、越門が陽菜ちゃんを相手にする、というものだった。越門はなにやら勝算があるらしく、越門が到着し次第で一気に片を付けるとのことだ。

「本当にこれで行けるのか? 詳しく聞かされてないし……なんか騙されている気分だし」

「大丈夫だって、俺を信じろよ、旦那」

越門が微笑みながら僕に言う。いまいち信用しきれないけど……まぁ、それしか方法はないだろう。

「ほら、まだ能力の出来が完成してないんだから、練習すっぞ」

「……わかったよ」

越門にせかされて、そのまま三時間ほど練習を続けた。


――あの話を前提にすれば、殴ればその衝撃で能力を消すことができる。つまり、元親相手でも能力関係なく戦うことができる、ということ。しかし、練習では成功率は三割しかなかった……でも、ここまできたらやるしかない!

「いっけぇええええええ!」

ぐっと握った拳で僕は思いっきりビルを殴りつけた。

ゴンッ!

「ぐぅっ!」

ビルに当たった拳が、みしっと悲鳴を上げると同時に、あれだけの速さで飛んできたビルが拳と当ってその場に勢いそのまま停滞している。こ、これは……成功とはいえないけど、止める事はできてる?

「まだまだっ!」

ぐいっと足を踏み込んで、そのまま腕をおもいっきり振り抜こうと踏ん張る。チャンスはこれしかない!

「だぁああああああっ!」

―――バゴンッ!

「っ!? 嘘でしょ!?」

振り抜いた拳が、見事にビルを真っ二つにする。普通じゃ見られない光景――しばらく成功の余韻には浸っていたいけど、まだ仕事は残ってる!

「これで――」

ぐんと踏ん張った足で、そのまま元親がいる場所へ今度は思いっきり飛び込む。これで決める!

「っ! しまっ――」

「終わり――」

――スカッ……ゴチンッ!

「だぁ……あぁあああああ!?」

元親をとらえ、拳を振り抜いた――まではよかったのだが、その拳が思いっきり空を切って、そのまま僕は地面に顔で着地する。

「痛ってぇ!」

ごろごろと顔を抑えてうずくまる僕。し、しまった、元親が宙に浮かんでいるのをすっかり忘れてたァ……!

「……さんっざん逃げ回ってイライラさせてくれたわねぇ……覚悟はできてるんでしょうねぇ、ダーリン……!」

と、そこに黒いオーラをまとった元親が、鞭をバチンバチンと鳴らして近づいてくる。や、やばい! 疲れで体がすぐに動かない……!

「いっ……!?」

 ま、マズイ、これ完全に怒ってるっていうか――

「システムが戦闘不能を感知するまで、思いっきり鞭打ちにしてあげるから覚悟しなさい……!」

そういって念動力でたたきやすい位置にセッティングされる僕。ちょっ、その構えはバッティングの構え――

「え、ちょっ、まっ……それはちょっときつ――ぎゃあああああああっ!」

バチン! バチン! バチバチン!

鞭の破裂音が八回ほど響いたのを聞いた後、僕は完全に伸びてしまった。



「あっははははは! 最高だな!」

「どこがそんなに面白いんだよ、こっちはあと少しで新世界の扉を開きそうになったんだぞ」

試合が終わって、僕と越門は医務室で話していた。ちなみに、僕だけボロボロで、越門は大したケガなく試合は終わったらしい――僕らの勝ちで。

「というか越門、お前何のマジック使ったんだ?」

「んー? 別に?」

話を聞くに、どうやら越門が陽菜ちゃんと元親を倒したらしいのだ。それも、一撃で。信じられない話なのだが、主催側も僕達の勝ちで間違いないと言っていた。

「ここまでできるんだったら、越門一人戦えばいいじゃないか」

鞭で打たれすぎて少し心地よくなってしまうくらいの拷問は、主催側がとめてくれなかったら本当に危なかった。

「ま、旦那が頑張ってくれたからさ。おかげで試合には勝てたし、元親を焚き付けてくれたおかげで旦那がボロボロになって次の試合は実質棄権になったし、バンバンザイだぜ」

どうも、教育機関的にあんなものを大会内で見せてから、次の試合に行くのはよろしくないと判断されたらしく、結果僕らの試合で大会は幕を下ろした。まぁ、当然っちゃ当然だけど。

「で、そっちの二人はそろそろ落ち着いたか?」

越門が振りかえって尋ねる。そこには――なぜかふくれっ面の二人……陽菜ちゃんと元親がいた。

「……越門、一体どんな手を使ったの?」

よほど怒っているようで、先ほどからすごい形相で越門を睨んでいる。一体何を――

「にいにったら卑怯ですわ! 自分のパンツと偽って私に投げつけるなんて! どうして本物を投げてくださいませんでしたの!」

「後ろから殴るなんて卑怯よ! あ、あと……あの音声テープ、後で買わせなさい!」

「本当にどんな手を使ったんだい!?」

パンツ!? 音声テープ!? なんでそれが出てくるの!?

「まぁ、いいじゃねぇの。もう終わったし」

 越門はそれだけ言って、一切を言わなくなった。き、気になる! すごく気になる!

「ま、それよりも旦那」

「ん? な、何?」

唐突に尋ねられてひるんでしまう僕。なんだかニヤニヤとしていて、とても不気味である。

「気持ち悪いな……何をニヤニヤしてるんだ?」

「いや、確か旦那、試合前に元親と『試合で元親が勝ったら、何でも一つ言うことを聞くこと』って言われてたよな?』

「あ、そういえば」

すっかり忘れていた。でも、あれはどうなるんだろう? 試合的には僕たちが勝ったらしいけど……個人試合では負けたわけで。

「ま、順当に言ったら試合の結果で判断ね……私の負けよ! 負けでいいわよ!」

ぷいっ、と顔を逸らす元親。あ、またさらに不機嫌になった。

すると、越門が不敵な笑みを顔に浮かべる。な、なんかよからぬことをコイツ考えてるんじゃ……

「まぁ、だとしたらもちろん、旦那が勝ったら元親は何か言うことを聞くんだよなぁ?」

「なっ!? それとこれとは別でしょ!」

越門が言うなり、焦りながら元親が反論する。む、考えてみれば確かに。

「確かに、そうじゃないと釣り合わないよね」

「そうだろ?」

「なっ……!」

 僕の反応に思わず絶句してしまう元親。ふむ、これはちょっと面白いかもしれない。

「日頃のつけもあるし、ちょっときっついのでも命令してやったらどうだ? どんなものでも言うことは一つ聞くって約束だしな」

「そんな約束してなんですのね……私もしておけば……」

「……急に寒気が……」

自体をようやく理解した陽菜ちゃんが、小さく呟く。そして一方ガチガチと震えるその兄こと越門。最近はよく震えているが、冷え症なのだろうか?

「そうだね……うーん」

「ちょっ……そんな……あ、う」

真剣に考える僕の向かい側で、おろおろとたじろぐ元親。これはいい、だったらきついのを一つ、やらせて反省させてやろう!

「じゃあ……」

「…………!」

きゅーっと真っ赤になっていく元親に、ゆっくりと目を合わせ、そして、告げる。

「――丁度買い足さなきゃいけないものが多いから、買い出しに付き合ってもらうかな」

「「「…………あぁ……」」」

じわりじわりと元親の顔が無表情に変わっていき、僕が言ってからしばらくして、小さく返事をした。

「あ、あれ? なんかまずかった?」

「いや、なんていうか、旦那は本当に欲がないなと」

「すごくかわいそうに思えてきましたわ」

「そうよね、ダーリンに期待したところでそんなものよね。高望みね」

なんだか三人から一斉射撃を受けている気がする。

「……で、いつ行くの?」

 死んだ金魚のような目で僕を見ながら、力なく尋ねる元親。対して、僕は必死に頭をめぐらせて言葉を選んでいた。な、何とかここで挽回しないといけない気がするんだけど、その方法が見つからない! ええと、ええと!

「と、とにかくまずは三丁目にある……」


『……くすっ』

『ん? どうした、陽菜』

『いえ、なんだかお二人、まるでデートでもするときみたいに話をしているので』

『あぁー……確かに。それっぽいな』


「――で、それから洗剤を買いに」

「~~~っ!」

「ん? どうした、元親」

「べ、べべべ別にそ、そんな、その、意識してなんかないんだからね!」

「洗剤を!?」

「なんで洗剤なのよ!」

「わ、わからない! みんなが考えていることが僕にはわからないっ!」

え、何、みんなは洗剤を意識してるのか!? でも何を!?


『……まぁ、そうなるにはもう少しかかるだろうな』

『ですわね……今度私も使ってみようかしら……』

『……ちょっと暖房つけてもいいか……?』


それからしばらく、元親と謎の洗剤談義を重ねることになり、後日洗剤専門店なる場所へ行くことになったのだが、それはまた別の話である。

(終)


いかがでしたでしょうか?

面白いと言っていただけるととても嬉しいです。

(正直、面白くないって言われそうで、ビクビクしている)


作者の自分でも、書きあがったものを見返すと、

「まだまだ元親を可愛く書けたんじゃないか?」

「ここはこういう展開にすべきだったかな?」

「もう少しこのキャラを活かしたかった……」

といった反省点が多々……。

ごめんよ、いつかきっと素晴らしいキャラクター性を引っ提げて戻ってこれるようにしてやるから……・


でも、正直全キャラクターが活き活きと、本当に生きているような風に感じ取ってもらえるように書いたので、そう感じ取ってもらえていたら、それはとっても嬉しいですね。

話のテンポとか、勢いをちょっと意識して書いているので。

ちょこちょこと執筆自体は行っているので、またここに掲載できる時が来たら、その時はまたよろしくおねがいします!

(でもキャラクター作るのだけで時間かけちゃうからできるかわかんないや_(:3 」 <)_ )


では、ご覧いただき、ありがとうございました!

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