凶悪vs悪友 part.2
『実は私達付き合ってるんです!』
明石はとんでもない爆弾を投下してきた!
一番驚いたのは誰だろう?
それはもちろん殺意を持ってるクラスメートだな
俺はただ呆然としていた…明石!そういう意味じゃないだろ!
でもちょっと嬉しかったと言っても良いかもしれない
一番怖かったのは周りのクラスメートだ
『殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す』
『キルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキル』
『向坂可愛い向坂可愛い向坂可愛い向坂可愛い向坂可愛い向坂可愛い向坂』
皆の呪詛のような言葉が聞こえてくる…
いや!ちょっと待て!1人便乗して変なこと言ってたぞ!
『お前ら座れー』
そこに来たのは無個性だった。
『チッ!』『チッ!』『チッ!』
露骨な舌打ちが男の数だけ聞こえてくる。
『どうしたお前ら、何か有ったのか?』
事情を知らない無個性が軽々しく声を掛けた
『何でもないでーす(先生にはな…)』
別の意図も感じられるニュアンスで誰か男子生徒が言った。
『じゃ授業始めんぞ~』
そしてそのまま授業が始まった。
授業中は特におかしい所も無く、無個性がやる授業は淡々と進んでいった。
そして授業も進み…昼休みになった。
因みにオレは男子生徒とすれ違う度に舌打ちが聞こえた。何故か他のクラスの奴にもな…
ハートアンダーブ…ハートブレイクしそうなそんな状況で、なんとか昼休みまで到達した。
いま、俺たちは向坂、三介、明石の四人で屋上で弁当を食っていた。
『で?今日の朝のはどんな意味だったの?』
向坂が聞いてくる。俺に聞くなや…
『別に何も無いですよ。ただ冷静に状況を説明しただけです』
明石が素っ気なく答えた
『じゃあ本当に付き合ってるんだ…』
少し向坂の声のトーンが下がった…どうしたのだろうか?
『あ!予鈴だよ!早く戻らないと!』
三介がうざったく言ってきた
『そろそろ戻りましょうか』
『そうだな』
弁当を畳んで、戻ろうとしたとき
『おーい、向坂?』
向坂がぼーっとして動かない。
『あ!ごめん戻る戻る』
そう言って俺達よりも急いで戻って行った…
屋上で弁当を食べるというシチュエーション案があったので採用してみました。




