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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おねぇ聖女シリーズ

おねぇ聖女が凄すぎて、歴史書には残すことができません!14.取り引き

作者: 茂木 多弥

 私はエドガー・バルマー。魔王ルシフェルが二回も現れた経緯を報告する為に登城した。


 だが、通されたのは第一王女クララ様のお庭だ。王国の実権は……いや、恐ろしい事を考えるのは駄目だ。


「……という事で魔王は既に王国の脅威になりつつあります」


 報告は取り敢えず終える事ができた。椅子に座りながらの報告は逆に緊張するな……ん? クララ様の表情が驚きに満ちている? 変な報告をしてしまったのか?


「ここに居たのか。余はお前(エドガー)に話がある」


 な!? その声……その威圧……いつからそこに居た? 私は思わず振り向いた。


「何も争おうと言う訳ではない。そうだ……何か望みを叶えてやろうか? 世界の半分が欲しいか?」


 魔王(ルシフェル)……


「まず服を着ろー!!」


 私は思わず叫んでしまった。



「人間の服というのは窮屈だな……」


 何故こうなった? 魔王が普通に(くつろ)いでるではないか……紅茶を飲む姿も優雅だ……


「お前の望みは叶えた。では、余の要求を言おう……」


 鋭い眼光……流石は魔王だ。何を要求されるのだ……争わないとは言っていたが……


「あの聖女の名前を教えろ!」


 はぁ? 何だ? 心做(こころな)しか魔王の顔が赤いのは気の所為なのか?


「マリアよ。聖女ヴァルヴァラの名前に誓って嘘は言いません」


 ヴァルヴァラ?! 何故ここに? 振り向くとハインツ殿も剣を構えている。


「勇者ともう一人の聖女か……余は見ての通り話し合いに来ている。まあ、座れ」


 ハインツ殿はクララ様を庇うように用意された椅子に腰を掛ける。うむ、絵になるな。私も聖女の護衛として守らなければ……っと、あまり密着しては……


「なんだ、お前らは(つがい)か……なら、話が早い。余の願いも理解できよう」


 こいつ(ルシフェル)は何を言っている? 何が狙いだ?


「エドガー……この魔王は良い魔王よ」


 おい、ヴァルヴァラ……何をウットリしている? 魅了魔法をかけられた素振りはなかったが……


「余はマリアが気に入った。マリアが余の嫁になるように説得しろ」


 どういう事だ? 魔王の力があれば強引なこともできるはずだが……説得だと?


「王国の繁栄が対価として必要よ。でも、マリアが死んだら貴方はどうするの?」


 クララ様?! たった今、貴女は聖女を売りましたよ?


「なんだ、貴様等は知らんのか? 聖女は魔王が死なぬ限り死ぬことはない。自死を選ばない限りな」


 まさか? 私は驚いてヴァルヴァラを見ると頷いている。


「交渉は成立ね。エドガー、ルシフェル様を接遇しなさい」


 ク、クララ様……なんて王家は恐ろしいのだ……

 

感想があると嬉しいです!


秋の桜子様よりFAを頂きました! ※爆笑モノです。


挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
[良い点] クララ様には誰も敵わない。。。! 秋の桜子様のFAが凄いです! 薔薇ーーー!と叫んでしまいそうです。
[良い点] マリアあっさり売られましたね。 でも、魔王が服を着てなかったこと以外は比較的冷静なお話し合いになったのが、このシリーズではかえって珍しくておもしろかったです。 [気になる点] 次で一旦終わ…
[良い点] 望みに着衣がカウントされているのが笑えました! 全裸の魔王、お約束な感じが楽しいです♪ 魅了魔法のところも楽しくて好きです! クララ最強説……。 [気になる点] マリアがどう反応するの…
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