リア王国編キャラクター紹介&用語紹介
※随時更新予定のキャラクター紹介です。
※設定はすべて【第一部:リア王国編】のものです。
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♢ヒロイン♢
○セイディ(・オフラハティ) 18歳 騎士団のメイド(元子爵令嬢兼元聖女)
リア王国のヤーノルド神殿に所属していた元聖女。レイラとは腹違いの姉妹。治癒魔法全般が使え、浅く広くをモットーにしている割には聖女としてのすべての力が強い。
婚約者であるジャレッドに婚約を破棄されたのち、実家を勘当され、偶然見つけた騎士団のメイド募集に飛びつく。採用が決まってからは住み込みで働いており、仕事の責任感は強く真面目。
オフラハティ子爵家にいたころは使用人たちに味方をしてもらっていたものの、いつしかそれが彼らを傷つける結果につながると気が付き、使用人も遠ざけるようになる。実母のことはまるで「喪失」したかのように記憶がない。懐に入れた人間にはめっぽう甘く、ほだされやすい部分がある。
誕生日:7の月30日
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♢ヒーローたち(初期好感度高めの順番)♢
○リオ・オーディッツ 20歳 騎士(男爵家令息)
リア王国の末端男爵家オーディッツ家の嫡男、腹黒オネェ。小さなころから妹の面倒を見てきたため、面倒見がいい。その反面、どこか人と一線を引いており、自らのことを話したがらない。セイディの世話役ということもあり、セイディと一緒にいる時間が最も長い。
騎士団の本部の人間であり、頭脳明晰であり、作戦などを考えたり書類仕事をしている。団長たちに振り回されることも楽しんでいる部分があるが、団長にはもう少ししっかりしてほしいと願っている。戦闘も強いが、自ら戦うことは好まない。
誕生日:8の月4日
○アシェル・フェアファクス 23歳 騎士(伯爵家令息)
リア王国で「美貌の一族」と呼ばれているフェアファクス伯爵家の令息、騎士団の副団長。周囲から頼られることを生きがいにしているが、頼られすぎると寝不足になりキレる。ミリウスに口うるさく注意をするものの、全く聞いてくれないことにずっと悩んでいる。
幼少期に誘拐まがいのことをされた際、助けてくれた騎士に憧れたことや、強くなりたいと思ったことから騎士を志す。自分は恵まれていると思っていたが、自分よりも恵まれたミリウスにしばし劣等感を抱くものの、彼の人柄に結局絆される。口は悪いが懐に入れればすごく可愛がる。
誕生日:11の月11日
○ジャック・メルヴィル 23歳 魔法騎士(公爵家令息)
リア王国の筆頭公爵家メルヴィル公爵家の令息。魔法騎士団の団長。ミリウスのことは「殿下」と呼び、嫌いではないが信頼もしていない(主に私生活関連で)。書類仕事の際には眼鏡を装備している。苦労人属性。
周囲からは「堅物」と呼ばれており、なかなか融通が利かない。それに対して女性慣れもしておらず、初心な部分が強い。ただし子供は好き。
セイディに当初は警戒心を露わにしていたが、徐々に絆されるような形で気を許すようになる。しかし、作中最もセイディに振り回されており、威厳などほとんどない。
誕生日:6の月11日
○クリストファー・リーコック 15歳 騎士(侯爵令息)
リア王国の名門侯爵家リーコック侯爵家の令息。新米でルディ、オーティスと合わせて「少年騎士」と呼ばれている。作中最も警戒心が強く、初めはセイディのことも警戒していたが、それと同時に作中最もちょろい。多分悪い人にもころっと騙されるタイプ。
アシェルに憧れ騎士を志し、実家とケンカ別れをする形で騎士団に所属。作中で家族とは和解しているものの、まだ少し関係はぎこちない模様。ルディ、オーティスのことは身分差があるものの「良き友人」だと思っており、彼らと出会えただけで騎士団に入った価値はあると思っている。素直。
誕生日:4の月21日
○リアム・ラミレス 21歳 魔法騎士(伯爵家令息)
リア王国の歴史ある伯爵家ラミレス伯爵家の令息。不真面目だが実力のある魔法騎士で、チャラ男。女性を見ればいつだろうと口説き始め、そこをジャックに注意されているが直すつもりはさらさらない。ただし、ジャックのことは「いつか過労死する」とそれとなく心配している。ただし、その過労の原因もリアムである。去る者は追わず来る者は拒まずを精神にしており、女性とも適当な付き合いをしている。作中幾度かセイディのことを口説くものの、撃沈している。
誕生日:9の月27日
○ミリウス・リア 23歳 騎士(王弟)
リア王国の国王の弟であり、兄とは10年齢が離れている。元王太子だったが、騎士団長の仕事に集中するためという名目で数年前に王太子の座を降りている。以降、ミリウスから見て姪が王太子になっている。
ドラゴンだろうが一人で倒しに行く実力者であるが、私生活は適当。基本的に協調性とは縁のない人物。ただし、人を惹きつける性格をしているためか、憎まれることはほとんどない。騎士団員たちをとても大切に思っている。
飄々とした性格であり、つかみどころがないと称されることが多い。作中最も怒らせると怖く面倒な人物。
誕生日:3の月12日
○フレディ・キャロル 22歳 宮廷魔法使い(子爵家令息)
リア王国の末端子爵家キャロル子爵家の令息、ただし両親とは血のつながりはない。「孤高の宮廷魔法使い」という呼び名や、とても整った容姿から女性人気が高い。セイディに一目惚れしたと言い、彼女に何かとちょっかいを出す。ただし、その気持ちが本気なのかは不明。
掴みどころのない性格であり、神出鬼没。笑いながら残酷なことも平気でする。目的のためならば味方を騙すことも厭わない。宮廷魔法使いとして働き始めてから、ほかの魔法使いを追い出したという過去も持つ。近隣の武力国家マギニス帝国とかかわりがあるようで……?
誕生日:5の月13日
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♢サブキャラ♢
●レイラ・オフラハティ 15歳 聖女兼子爵令嬢
リア王国の末端子爵家オフラハティ子爵家の次女であり、セイディの腹違いの妹。姉のことを嫌っており、母と共に虐げ、挙句ジャレッドを奪った。姉からすべてのものを奪い、満足していたものの、わがまま三昧なことからジャレッドに愛想を尽かされ始める。聖女の力はリア王国の中でも弱めであり、神官長からは「セイディの代わりにはならない」と早急に判断を下されている。
●ジャレッド・ヤーノルド 20歳 伯爵家令息
セイディの元婚約者でヤーノルド神殿の神官長の息子。次期神官長だった。レイラに惚れこみ、一方的にセイディとの婚約を解消、追放を言い渡すがそれが結果的に自らの立場を危うくする。父に見放され、勘当を撤回させるためにもセイディを探す。作中、謎の石を拾っているが……。
●アルヴィド・オフラハティ 38歳 子爵
セイディとレイラの父親であり、オフラハティ子爵家の現当主。元々レイラの母であるマデリーネとは恋人関係であり、そのためレイラのことが可愛くて仕方がない。逆に政略結婚した妻の子であるセイディを疎んでいた。どこか気が弱く、実の両親には全く逆らえない。セイディが一人で生きていくことは出来ないだろうと高をくくっていた。
●マデリーネ・オフラハティ 35歳 子爵夫人
レイラの実母でセイディの継母。オフラハティ子爵家の当主夫人。アルヴィドとは昔から恋人関係であり、政略結婚で一度は引きはがされた過去を持つ。その後、後妻として入るものの前妻にそっくりで使用人たちに可愛がられるセイディのことを嫌う。使用人がセイディの味方をすれば、その使用人を容赦なく解雇していた。
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♢用語♢
〇リア王国
世界で中堅上位に位置する国。聖女が他国よりも生まれやすいが、その力はヴェリテ公国の聖女には劣っている。セイディたちの母国でもある。また、聖女と収穫に感謝する「光の収穫祭」というものが国一番のお祭りである。
〇ヴェリテ公国
公国ながらに発言権を持つ聖女国家。万年寒い北国でもある。力の強い聖女が生まれやすく、その聖女の力はリア王国の聖女が束になっても敵わないレベルのもの。国民性は穏やかに見えて一度怒り出すと手が付けられないタイプが多い。身分を重んじている。
〇マギニス帝国
世界有数の大国。軍事国家であり魔法の文化が著しく発展している。喧嘩っ早く、そこら中に戦を仕掛けては勝ち続けている。そのため、周辺の国々はマギニス帝国に目を付けられないために息をひそめて暮らしている。他国中に刺客を送り込んでいるという噂がある。




