どうして、そんな噂が広がるの?
何時だったか、、、?
私の噂が広がった、、、。
有りもしない噂。
『火のない所に煙は立たぬ』と言う事もあるのだけど、、、?
まったく見覚えのない事だし!
だんだん、うわさ話はモコモコと違う形になりバケモノのように
話が大きくなっていた。
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はじめに私の耳に入った私の噂は、、、?
私【山岡 菜摘】はバイト先のチーフマネージャーとデキている
らしいと言う噂を耳にした。
そのチーフマネージャーは奥さんも可愛いお子さんもいるのも
知っているし、不倫なんてするはずがないのに、、、!!!
確かに、バイト先でも仲良くさせてもらっている一人だけど、、、?
恋愛感情もないし! 優しいお兄さんのような存在だ!
それに、私にはこのバイト先に好きな人がいるのに、、、。
誤解されたくない気持ちがあったけど...。
この噂話が、どんどん加速していってとんでもないところまで来て
私の耳にまた入る。
『山岡さんて、チーフマネージャーと不倫の末に奥さんにバレて!
かなりの修羅場になったって聞いたわよ! 大丈夫なの、、、?』
『えぇ!? なんでそんな事に、、、!?』
...本当に、噂って怖い!
なんでそんな事になってるのかわかんない!!!
【私の好きな、影山さんの耳には入ってほしくない!】
そう、願っていたのだけど、、、。
私の想いは届かず、このうわさ話を鵜呑みにしていた。
影山さんの私を見る目が冷たく感じるようになった...。
▽
チーフマネージャーからも、皆の前でちゃんと言ってくれた。
『皆が知っている噂話が今、広がっていると思うが僕と山岡さんの
間には何もないし! 誰がこんなうわさ話を流したのか知らないが、
有りもしない話だから、信じないようにしてほしい! 話は以上だ!』
チーフマネージャーは良かれと思って、皆の前で、言ったのかもしれないが
このうわさ話は、余計に火だるまが大きくなっただけで終わる事はなかった。
ただただ、最悪な状況は変わらず、もっと大きなモノになっただけ...。
これなら、何も言わない方が良かったんじゃないかと思う。
この事が会ってから、私とチーフマネージャーは話す事も出来ないぐらいで。
直接、私やチーフマネージャーに聞いてくる人もいる。
『チーフマネージャーとは、、、? 今も続いているの?』
『奥さんと修羅場になったって! どうな感じだった?』
『よく妻子がある人を好きになれるよね?』
『アンタ! 絶対に幸せになんかなれないよ!』
『まだ、チーフマネージャーには小さな子供がいるのにねぇ~』
...チーフマネージャーも私と似たような事を直接言われているらしい!
このまま、私はこのバイト先にいるべきなのか、、、?
物凄く考えた......!
実際にはない話だし! 堂々としていた方がいいのかもしれないけど、、、?
毎日、バイト先に行けば有りもしない噂を言われるのは辛い!
きっと、チーフマネージャーの奥さんの耳にも入っているかもしれない?
『ホントにない事なのに、何故? こんな辛い目に合わないといけないの?』
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私は思い切って、このバイト先をやめる事にした。
本当のことじゃないけど、耐えられなかったから、、、。
『皆はほら? 本当だったから辞めるのよ』って思っている!
それでも、私は辞めます。
*
そして3か月後、、、。
違うバイト先を見つけて行く事になったが、、、?
何故か? ここで前のバイト先の噂が広がっていて、、、。
まさか!? ここでも同じ事が起きるの、、、!?
消えないうわさ話は、何処までも広がり、次のバイト先にまで広がっていた!
『私はどうしたらいいのだろう、、、?』
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