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クリスタル   作者: 忍の里
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決戦

この鍛練の間、クリスタルの声を聞き電撃を習得する事が出来た。

シルバも、いつの間にか鍛練に参加していた。

普通のクリスタルを持つシルバには、この鍛練は厳しいハズ… なのに シルバは水面を歩く事が出来た


俺… もっと努力しなきゃダメだ…

クリスタルは風の使い方や戦い方を教えてくれた。

その中で、ドラゴンの爪というのがあった!

早速シルバに伝えると、武器の製作に取り掛かってくれた。

そして、成長する俺に合わせてKIDがパワードスーツの設計を随時変更していた。

風の使い方に合わせるパワードスーツの開発だ!


同時にジャックもクリスタルから武器のヒントを得た。

ジャックのパワードスーツも改良が必要になった!

そしてシルバはジャックをヒントに、新しい戦い方に合うパワードスーツの開発を始めた。


全て応急で作られた試作品を、俺とジャックが装備し模擬戦を繰り返していた。

ドラゴンの爪は攻撃だけで無く、防御するにも役に立った。

「龍… 接近戦は強くなったな! これなら、火龍相手でもいけるか!」

「ジャックの楯は破れ無いです、それ反則じゃ無い?」

「仕方ねぇだろ、俺様は楯の水龍…って言ってたからな! お前の 武器が使えたら、俺様も撃って出るんだがな。」


「ジャック、電撃は射出出来ませんが… 水弾を撃てる武器を造ってみました。使ってみて下さい。」


ジャックは武器を手に取り、剣を振るう。

「うん、前のより 良い剣だ。」


そして、持ち手を可変させ… 水弾を射出する!

水弾は勢いよく放たれ、目標の木に着弾し爆破した。

「ヒュー、こいつぁ凄い! これなら、距離を取られても狙い撃ち出来るな!」

「まだ、試作品ですので… 拠点に戻ったら、精度の良い物を造ります」


「…………、これより凄い物になるの?」

「そうですね、狙える距離は延びるかと思います。」


「聞いたか 龍…、 俺様の武器… 凄くねぇ?」

「でも、懐に入られた時の武器は?」

「……………、無い。 シルバ… それも頼む。」


「解りました。」


鍛練を終わらせた俺達は、大都市ルナへと向かった。

パワードスーツの開発と武器の製作を終わらせ、試しにジャックと使ってみた。

シルバとKIDが、それぞれ調整し最適になるまでテストは続いた。

シルバのパワードスーツと補助武器も完成し、ジャックとテストを繰り返した。


今回のパワードスーツは、バックパックにKIDを装備するタイプから 俺の意見で背部にKIDを入れる事になった。


約束の3カ月が経ち、俺達は火龍の元に向かった。

指定されたポイントは、都市ヨミカの港町。

道中警戒していたが、奇襲は無かった。


港町に到着すると、サングラスの男が現れた。

「やぁ、久し振りだね…白龍」

「貴方は…」


彼は、サングラスを外した。

「私の名は、クェルド… 火龍と呼んで頂いた方が判り易いかね?」


金髪に 赤い目、間違い無い!

「ここで戦うのか?」

「おぃおぃ、冗談では無い!民間人が居るのだよ、この港町を破壊されても困るのでね。

場所なら用意した、さぁ 船に乗りたまえ。」


クェルド… 火龍は、俺達を船に案内した。

「私達が戦うのであれば、ムーの大陸では都合が悪い。 今から向かうのは、オーストラリアだ。

君達のその装備、期待を裏切る物では無い事を祈るよ。 到着まで、ユックリ休みまたえ。」



流石都市ヨミカの技術だ、俺の船より大きく船室も豪華だ!

時折 火龍は俺達の部屋に顔を出し、何かと話をしていった。

火龍がやって来た時代は、俺より未来らしい。

「もし、君達が地球外生命体に侵略されるとしたらどうするかね?」


「侵略されるってなったら、戦うだろう…」

「ふっ、勇敢だな…君は。 私には真似出来んよ。」

「じゃ、逃げるのか?」

「逃げるか、それも時として必要になる。」


大陸に到着し、火龍と俺達は上陸した。

「さて、君達の強さを見せて貰おうか。」


俺達は草原で、火龍に向き合い戦闘準備に入った。

火龍も鎧を装着し、剣を構えた。

「誰からいく?」

「私は全員でも構わんよ」

「大した自信だ!」


先ず俺が切り裂く… が、衝撃波を発生させるドラゴンの一撃を火龍は片腕で持った剣で受け止めた!

「うむ、悪く無い一撃だ… だが通用せん」


火龍は片腕で剣を振るう、俺が回転し回避した所に

炸裂弾が飛んで来た…

距離が近過ぎて避けられ無い!

ドラゴンで防御するが、全ては無理だ!

「くそっ、」


俺は一旦距離を取り、体勢を立て直す。

「KID、俺達の攻撃を開始するぞ。」

「了解!!」


俺はドラゴンに電撃を立て続けに込めた。

そして射出する… と同時に火龍の懐に潜り込む。

流石の火龍も驚いた表情だが、風を使って動けば簡単に出来る。

奴が何かをする前に、掌から電撃を奴の身体に流す。

俺の使える最大出力の電撃を撃ち込んだ。


火龍はその場に、片膝を着いて動かなくなった。


「驚いたな、ショートするとは!」

火龍は立ち上がり、鎧を脱ぎ捨てた。


「電撃を使うようになったか!ならば、私も本気を出さねばなるまい。」

火龍は、抜刀の構えになった!

俺はドラゴンを収め、火龍に向き合った。

「何の真似事かね、白龍…」

「俺の勝手だろ、火龍…」


「そうか、ならば…」

火龍は火の技を使い加速する。

「は、速い…」


火龍の剣は、一瞬赤く輝き… 俺を吹っ飛ばした!

空中に弾かれた俺を、火柱が下から襲う。

KIDは俺の身体を上に向け、ドラゴンで防御するが…

火龍は容赦なく、上からも火の矢を撃ち込んで来た…

火柱と火の矢がぶつかり合い、爆発が起こる!

「龍… 」


「この程度か、次は誰が相手を…」


その時、空中から射出された電撃が火龍を狙う!

「何? 」


避ける火龍、しかし射出された電撃は地面ごと火龍を吹き飛ばした!

「龍… 無事でしたか!」


「く、空中からの狙撃だと!」

火龍はその攻撃力と、俺の機動性に驚いていた。


「KIDパワードスーツに異常は?」

「問題ありません、高機動モードシステム安定しています」


「一気に行くぞ、反撃する…」


俺は空中を地面のように蹴り、火龍に攻撃をする!

「うぉ~、撃ち抜け…」


火龍は避ける。「ちっ、まさかこんな事…」

避ける事で、俺の電撃が地面を破壊し土煙を上げる。

「これでは、何も見えん!」


しかし、KIDは火龍の位置を把握している。

「左35゜距離50m」


火龍は攻撃を避ける事に集中していた為、近付く俺に気が付かない!

俺はパワードスーツをKIDに任せ、火龍に迫る。

そろそろパワードスーツとドラゴンはパワーダウンする

それまでに…


捉えた、火龍にドラゴンの爪で攻撃を入れる。

「何だと! 何故こんな近くに…」


トドメの電撃を撃ち込んだ。

火龍は感電しながら、黒焦げになり倒れた。


俺の後ろにKIDが到着し、パワードスーツを装着した。

「火龍の動きが完全に停止しました」

「あれだけ電撃喰らえば、機械は壊れるだろ?」

「そうですね、電撃対策も施されて無いようですし」


俺とKIDは勝利した。

「おぃ、火龍を殺ったのか?」

「いぇ、多分データを盗られただけでしたね」


ジャックは出番が無いとボヤいていたが、シルバはパワードスーツ単体で動けた事に驚いていた。

別に不思議な事じゃない、KIDはクリスタルのパワーを少し蓄えられるように改良してあっただけだ。


さて、問題はこの後だ。

黒焦げになった火龍は、皮膚が焼かれ鉄の骨格が見えていた。

ここに俺達を足止めさせて何かを企んでいる?

そんな考えが頭を過った…



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