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クリスタル   作者: 忍の里
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白龍vs火龍…

KIDの指示で、シルバとマインは都市ガズユで待機となった。

俺は 一人でルキハの街に向かった。

火龍の姿はルキハの街には無かった…


「都市チハの方角に向かっています」

「了解だ!」

KIDが奴の動きを捕らえた。

俺は、直ぐに都市チハの方角に向かった。

薄暗い街道沿いを歩く一人の騎士… 火龍だ!


やっと追い付いた。

「待て、火龍…」


奴はゆっくりと、此方を向いた。

「何か用か?」

「この前の礼だ…」


そして、俺はドラゴンを抜いた。

火龍は構えもしない、先手必勝…

「おらぁぁぁ~」


ドラゴンは火龍目掛けて降り下ろされた。

火龍はギリギリで避け、ドラゴンを砕きに来た!

ドラゴンは大きく口を開け、砕きに来た火龍の右腕を撃ち抜いた!

火龍は肘から先が無くなった!

KIDが ワイヤーアンカーを射出し、奴の脚を狙う。


キンッ… と、金属音が聞こえた。

奴は左腕一本で剣を構えた、動きが速い!

ドラゴンは防御モードになり、俺を守るが…

鉄壁の風の幕を、奴の剣は貫いて来た。

後方へ突飛ばされる俺に、火龍は容赦などしない。

火龍の斬撃が恐ろしい程撃ち込まれる…

身体を回転させ、体勢を立て直した俺はドラゴンで火龍の斬撃を受け止め

バルカンを顔面に撃ち込んだ…

右目を奪ったか?

確実にヒットした。


俺は奴の右側に回り込み、死角となった位置から脚を狙う。

ドラゴンは 火龍の右足の太股を貫いた。

そして、開口… 火龍の右足は無惨に切り裂かれた。体勢をい崩した火龍に、もう一撃だ。

左足の膝を砕く…

続いて、左腕を狙う…


肩から 左腕を切り裂いた。

「これで、行動不能です。解析を始めます………、本体に武器等の武装はありません。…………、バッテリーは外しておいた方が良いかと。」


KIDの指示で俺は火龍を解体した、奴は機械の身体だった。

KIDはサブシステムを破壊される前に、火龍をスキャンしていた。

あまりにも早い攻撃で、少ししかデータを取れなかったらしいが… これは機械だという事は解ったらしい。

コイツを解析すれば、火龍本体に近付く事が出来るだろう。

この火龍ロボ… KIDも知らない技術が使われていた


KIDは細かくデータを採集する、頭部の構造から胴体、腕や脚を調べた。

「KID、武器はいいのか?」

「確認済です」


俺は KIDに指示され、機体を破壊した。

バッテリーは破壊出来ない、爆発する恐れがあるからだ。

俺は都市ガズユを経由し、大都市ルナへ向かった


拠点で、バッテリーの解析を急ぎ 破棄する。

ここでも、KIDの知らない技術が使われている。

製作者は一体誰なのか?


この頃大都市ルナでは、技術者達が新しい物の開発に取り組んでいた。

その中にも無い技術だった。


数日間 KIDも知らない技術の解析に追われていた。

「なぁ、KID… これって、未来からの技術か?」

「解りません、私のデータにはノイ一族が関わった事のある惑星の技術も含まれますが… 該当しません」


そんな最中、ガズユから城に呼び出された。

緊急らしく、俺は直ぐに向かった。

「何かあったのか?」

「おぉ、龍。 先程… 火龍から通信が入ったんじゃ!」


ガズユが、火龍からの通信を再生する。

「やぁ、白龍… 私のプロトタイプを撃破したそうじゃないか!

あれは、雑用使用でね。困った事をしてくれた。

戦闘のデータだけは、頂けたよ。

しかし、君は生身では戦え無いようだな。

パワードスーツとやらに頼り過ぎのようだ。

3ヶ月だ…、その間に鍛練しておきたまえ。

私…自ら相手をしてやろう。」


そこで通信は途切れた。

あの機動力で、雑用使用だと!


「どうするつもりじゃ?」

「分からない、しかし戦闘力を上げるなら…」


「エリックの元に行くのか?」

「いや、エリックは今忙しい時期だ。ジャックを訪ねてみるよ。」


俺は、ジャックにアポを取り付けた。

丁度ジャックも、都市チハに用事があったらしく。

待ち合わせと、鍛練の場所は都市チハに決まったのだ。

そして、ジャックからの指導は既に始まっていた!

「待ち合わせ場所まで、パワードスーツを起動させずに装着して来い… 楽勝だろ?」


「分かりました、後何かありますか?」

「大都市ルナなら、美味い酒があるだろ?

樽で持って来てくれ。

あぁ、支払いはお前がしとけよ。

授業料だ…」


俺は、酒場に向かった…

この街で美味い酒が欲しいと言うと、裏庭に案内された。

「すみません、樽で頂けますか?」

「えぇっ!いぃけどよ、小さい樽は無いんだぜ この酒は」


確かに大きい、大人が10人は入る大きさだ!

しかし、これくらい大丈夫だろ。

パワードスーツ無しでも、俺にはドラゴンクリスタルがある。

俺は支払いを済ませ、樽を担いだ!

店の者は驚いていたが、俺は気にもせずに都市チハへと向かった。


大都市ルナから、都市チハまでは整備された街道があり楽勝だと思っていたが…

登り下りが激しい道だった。

次第に体力は奪われ、樽を担ぐ事が出来なくなる。

「くっそぉ~、パワードスーツが重い…」

「仕方ありません、ジャックの指示ですから」


バックパックにKIDが居るから、余計に重くなったパワードスーツ。

フラフラの俺を見て、襲って来る盗賊達にも出くわした。

体力は無くなってる所に、戦闘は厳しかった。

技を使えば、体力を更に奪われてしまう。

だからと言って、ドラゴンを振り回しても同じ事だ!

俺はフラフラになりながら、待ち合わせ場所に辿り着いた。

「よぅ、遅かったな!どっかで遊んでたのか?」

「いぇ、こんなにキツいとは思いませんでした!」


「……、そっか! んで、悪いんだけど…

用事を頼めるか? あぁ、そんなに難しい事じゃ無い… この酒は返品だ。俺が言ってたのはこの酒じゃ無い」

「えぇっ! 苦労して運んで来たのに!」


「悪いな、 その間に俺様は野暮用を済ませて来るから。

1週間以内に戻って来い… でなきゃ、鍛練の話は無しだ。」


俺は、ジャックに言われた通りに樽を担いで大都市ルナへ戻った…

1週間以内だ、ペース配分を考えろ!

無駄な動きを減らすんだ。

極力戦闘は避け、無駄な体力は使わない。

ここに来るまで、4日掛かっている。

ペースを上げないと、間に合わない計算だ!

ペース配分と無駄な動きはKIDが計測し、分析する。

俺とKIDは、なんとか3日で大都市ルナへ戻って来た。

そして、ジャックの言う酒だが…

更に大きな樽に入った酒だった!

酒場で少し休憩を入れたら、樽を担いで都市チハへ向かった…

これは無理かもしれない…


酒となると、盗賊達は必ず狙って来た!

こっちは無駄な体力を使いたく無いのに…

最低限の体術と、僅な技を駆使して進んで行くが

それでも疲労する… 時間が無い!


都市チハに辿り着いた… 遅刻だ。

「まぁ、いいだろ。3時間ってとこか!

宴会には、間に合ったな…」


ジャックは、俺が着いた頃には宴会をしていた。

戦士の様な奴や、女まで!

俺が運んで来た酒を、ジャックは開けた。

「おぃ、龍も飲め…」

「じゃ、少し頂きます」


宴会は朝から行われていたらしく、皆様酔っていらっしゃる…

俺は、隅っこの方で食事を取っていた。

丁度 お昼頃か、まともな食事は久し振りだ。


宴会は 尚も続いた…

そして、ジャックが口を開いた。

「じゃ、そろそろ始めるかぁ… ダンスタイムだ。」


女達が 俺に近付いて来た。

そして、殺気を剥き出しにして攻撃して来る!

全員 棒を俺に向けて構えている。

俺の視線は 胸に釘付けだ…

出来れば戦いたく無いのだが、仕方ない…

次々に攻撃して来る女達、俺は無駄な動きを抑えながら避けていく。

しかし、女達は強かった!


それを見ながら、宴会は続いていた。

ジャックは寝てしまっている!?

攻撃を避けていると、攻撃する事が出来ない。

女達の戦い方は凄かった、攻撃させる隙を与え無い。

俺が攻撃体勢に入ると、違う奴が攻撃して来て攻撃体勢を崩した。

まるで、シルバが数人居るようだ。

暫く 女達の攻撃が続いていたが、突然攻撃を辞めた!

そして、ジャックの傍に戻って行った。

「龍… お前はダンスが下手だねぇ~」


今のがダンスだったのか?

確実に攻撃されてたぞ!

「よし、次のダンスタイムだ… 」


今度は戦士達が近付いて来た。

剣に 槍… 斧にハンマーか!

俺… 殺されるか?


俺はボコボコにされた、目の前にハンマーが襲って来た瞬間… KIDがパワードスーツを起動させ回避した。

「龍… 俺様はパワードスーツを起動しろなんて言ってねぇぞ…」

「KID… パワードスーツOFFだ」

「了解!!」


そして、容赦なく攻撃され槍で突かれ

剣で斬られ… 斧にハンマーが殴って来る。

「KID…大丈夫か?」

「パワードスーツに問題はありません、龍の方がダメージを多く受けているのでは?」

「俺は大丈夫だ。」


そして、一人の戦士に蹴り飛ばされ…

俺はハンマーの一撃で、気絶した…


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