表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クリスタル   作者: 忍の里
46/54

ペナルティ

潜入捜査の提案をした所で、KIDからアイテムを渡された

初期型のパワードスーツ…

性能をダウンさせて潜入捜査?

「KID これじゃ、見つかった時にヤバイんじゃ?」

「見つからない為のパワードスーツです、スコープの性能も上げてありますので」


本当に大丈夫だろうか?少し心配だ!

武器の装備は却下され、代わりに特殊な工具を持たされた!

初期型パワードスーツの上から白いローブを纏う

俺は工作室から地下に抜け、宇宙船の区画へとやって来た

「移動カプセルで セクター21まで移動して下さい」

「了解だ KID、周囲に異変があれば教えてくれ」

「了解!!」


俺は セクター21と呼ばれる場所まで移動した

「次に セクター48へ移動して下さい」

「了解だ!」


セクター48へと移動した、さて次は?

「NW06のドアを開けて、部屋の中へ」


俺はドアを探して開けてみた、しかし鍵が掛かっているようだ!

「KID ダメだ、開かない…」

「カードを使って暗証番号を入力します、*******です」


カードを通して暗証番号入力… 開いた!

その部屋の奥に通気孔の点検窓が有り、そこから浸入する事になった

確かに 普段使ってるパワードスーツじゃ通れ無い

この先に 例の工場があるハズだ


俺は先へと向かった… 映画などで観た事のあるシーンだな!

しかし、実際にやると かなりキツイ…

なかなか前へと進まない

呼吸も乱れ、配管の中に俺の吐息が微かに響く!


暫く進んだら、非常用通路の近くに出た

しかし、前回のようには いかない

照明が回復している為、配管から出られ無いのだ

KIDに誘導され、監視の死角になる位置に移動し

配管を切り抜いた

壁の部分は繋ぎ目に添って切断する

「カラーモード変更… 完了しました」


初期型パワードスーツは工場の色と同化した

切り抜いた壁をずらして、工場内に浸入する

「スコープ起動… 」


KIDの指示で 工場内を偵察する…

当然 機体もだ、一機だけ赤い塗装がされている機体があった


俺は偵察を終えて、壁を元の位置に戻し

配管の中を戻って行った

部屋に辿り着き、出ようとした時だ

ドアが開いた…

そこには 一人、赤い服を着た男が立っていた

「おや、こんな所で何か探し物かな?」

「え、えぇ そんな感じです…」


「君… 時間はあるかね?」

「いえ、その急いでまして」

「その格好からして、君は騎士団ではないのか?」


「………、そのような物です」

「なら、私から話をしてやる。ちょっと付き合ってくれたまえ」


その人物は 金髪で、サングラスをしていた

その赤い服は 騎士団の物では無いが、貴族達が着る軍服のようだった

彼は 部屋を出て、通路を歩き出した

「どうした、早く来たまえ」

「あぁ、はい!」


連れて行かれたのは、先程浸入していた工場だった

彼は通路を 進んだ、一番奥にある機体に向かって…


「これは、訓練用でね… ペアで乗れる機体なのだよ


君はガーディアンに乗った事はあるのか?」


「いえ、ありません」

「なら丁度いい、君も その内訓練する事になる。

少し私と乗ってみないか?」


この状況で断れるのか? 難しい…

俺が悩んでいると、彼は 無理矢理機体に俺を乗せた


操作方法は ガーディアンと少し違っていたが、基本的な事は変わらない。

「安心したまえ、私が教えてやる」


正面のゲートが開いた、機体は動き出し進むとゲートが閉まった!

床がリフトアップし、機体は森の中に出た!

彼は 機体の動かし方を教えてくれた、基本的な操作から武器の扱いまでだ!

「なかなか筋がいい、私の部隊に入らんか?」

「いえ、俺なんかが… お役に立てません」


一通り 機体の操縦訓練が終わり、工場に戻った

「君には才能があるな、本当に初めてなのか?」

「はい、あの… 怖かったです」


「戦いと同じで… 直ぐに慣れるさ」

そう言いながら向かったのは、工場の中央部だ

ここには部屋が有り、工場内を見渡すには丁度いい場所だ。

部屋の中は研究所のようだった

科学者達が多くのモニターに向かっていた

「まだ あの機体はテスト段階でね、完成品では無いのだよ。これを見てみろ、機体の図面だ」


俺はスコープを起動させていた、ここの情報はKIDに筒抜けだ

「どうかね? こそこそ浸入するより、手っ取り早いだろ?」


俺の頭の中で危険信号が鳴った!

しかし、武器が無い…

コイツ 何者だ?

「ほう、そうか…。状況判断が早いようだな!

しかし、ここで暴れられても困るのでね。

送ろう…」


彼は 通路まで俺を送ってくれた

「何故… 俺に…」

「今は まだ君の出番では無いのだよ… 白龍」

「貴方は一体… 誰なんだ?」

「君には 誰に見えるのかな?

壁を壊した分はペナルティだ、その覚悟は無かったとは言わないだろう?

今度からは、正規のルートで会いたいものだな。

では 帰りたまえ、私はこれで失礼する」


そう言って 彼は帰って行った…

俺は 何か胸騒ぎがした、急いで帰るが途中からKIDからの応答が無い…


何度呼んでも KIDは答え無い…

慌てて 地下から工作室に入った


俺の目に飛び込んで来たのは、破壊されたKIDの本体だった!

暫く 呆然としていたが、 俺はリビングが気になって向かった

誰も居ない、KIDのコントローラーが残されているだけだった


すると外から爆発音が聞こえて来た!

マインとシルバが戦闘中か…

俺は 慌てて外に出た、逆光でよく見えない…


マインとシルバの元に駆け寄る、そして敵を確認する

ボロいローブに チラチラ見える赤い鎧と金髪…

「龍… 気を付けて、火龍です」

「大丈夫か、シルバ マイン?」


「えぇ、先程から殺気は感じられませんが… 強い」

「くっそぉーっ!」


俺は火龍に対して技で攻撃を仕掛けた…

火龍は やる気が無いのか、攻撃しては来ない。

そして…

「ペナルティだ…」


一言だけ喋ると、火龍は去って行った…



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ