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クリスタル   作者: 忍の里
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大陸の街

小鳥の囀ずりで目が覚めた


辺りはまだ 少し薄暗いが、小川が流れる岩場へと

俺は向かい 顔を洗った


パチパチと音を立て 燃える炎を見ていた

やはり 馬頭の奴等を逃がしたのは間違いだったのか?

あそこで Beシステムを回収しておくべきだったのか?

考えながら 食事の準備をした…


もし 奴等がまだ、ブルッケンと繋がっていたら?

俺は とんでもないミスをした事になる

早く 追い付かないと 大変だ


「何を そんなに焦っているのですか?」

「シルバ… おはようございます」

「おはようございます龍、あまり考え過ぎると よくありませんよ」

「俺は…、 間違っていたのかな?」

「……、その答えは 目的地に辿り着いたら出ますよ」


シルバは ニッコリ笑いながら言った

俺達は 朝食の準備をして マインを起こした




旅の支度を整えて 今日もBeシステムを追う

相変わらずの スピードで走るバイク

目標は すぐそこだ


Beシステムの信号を追い掛けて来た場所は 街だった

俺達は 街の外れにバイクを止めて

中心部へと向かって歩き始めた


街の中は まだ建設中の所が多い気がするが

所々に見た事のある 技術が使われていた

情報では 最近やって来た外国人が 王様に何か進言し 街全体を作り直しているらしい

「ここに居るな」

「間違い無いでしょう」


俺達は 街中を探したが どこにも居ない…

「残るは 城か…」

「困りましたね、場合によっては門前払いされます」


流石に 無理矢理って訳にはいかない

「行ってみれば 分かるわよ」


マインの一言で 俺達は 正面から城に入った

「すみません、ルナ王国から参りました…」

「少し お話を聞きたい事がありまして、王様にお会いしたいのですが」


門番は すぐに通してくれた

そのまま 王様の居る 広間へ案内された

「ようこそ 遠い所参られた、して 何か聞きたい事とは?」


「はっ、私共の国の者が此方に滞在中との情報を得まして」


「確かに滞在中であるが、何か問題てもあるのかな?」

「いえ、大した事は無いのですが… 少し話がありまして」


「ふむ、 誰か 案内をせい」


この国の騎士が 俺達の前に立ち 奴等の居場所まで

案内をしてくれた

街から 少し離れた場所に 奴等は居た

「おぉ、お前生きてたのか!」

「久し振りだな…、ブルッケンは?」


「逃げられました…」


再会の歓びもあったが、同時に ブルッケンが生き延びている事や イブが死んだ事

色々と話して 本題に入った

「すみません、私はシルバと申します。

貴殿方はBeシステムを どうするつもりなのですか?」


「どうするって、前に話した通りで… お前 言って無いのか?」

「いえ、王国には話をしましたよ。

ただ、今の状況では 確信が無いので」


王国の考えや ブルッケンが近くに居るという 今の状況では コイツらの事は信用しきれ無い

「ちょっと待て、ブルッケンが近くに居るってか?」

「えぇ、地中海の対岸辺りですかね」

「先に そっちの方を対策しなければ」


「その前に ルナ王国に通信して貰えますか?」

「あぁ、分かった。 暗号は…」


これで、ここのBeシステムは ルナ王国からすぐに

シャットダウン出来る用になった

ひとまず 安心だ


俺達は ブルッケンの事もあるので、コイツらの仕事を手伝う事になった

攻め込まれる可能性のある場所には 砦を作った


馬頭の奴等は ビーズとレッガ 技術者はハリスと言う名前らしい

ビーズとレッガは ハリスの指示の元 Beシステムや パワーストーンを使い 主に建設の仕事に従事していた

ハリスは 武器や施設の設計をしている


シルバは 王国と通信して ガズユからの決定を待っていた



「来ました…! ここの支援に物資と人員を送ってくれるとの事です」

ビーズとレッガ… ハリスは歓んでいた


俺達は ブルッケン対策に残る事にする

その間に シルバは ハリスに技術を教え

また ハリスが シルバに技術を教えていた


シルバは ビーズとレッガに 量産型のパワードスーツを作ってやり、持って来ていた疑似クリスタルを渡した

「こ、こりゃ凄い… これならブルッケンにも勝てるぞ」


「いや、残念ながら ブルッケンは俺達と同じタイプのパワードスーツを所持しているんだ」


それを聞いた ビーズとレッガは 溜め息を着いた



この二人の戦闘力は シルバが言うには低く無いらしい

ただ 使っている武器が合って無いんだとか

シルバは 二人に武器も作ってやった 槍だ


確かに 武器を槍に変えてから 二人の戦闘力は格段に上がった

二人共 上機嫌だ、試しに 俺が相手してやったら

自信を無くしてたが

コイツらレベルの敵は そうは居ないだろう

シルバに特訓され 武器の扱いも上手くなると

パックやアルより強くなった感じだ


ビーズとレッガは 地形や風土を利用した 防衛対策を考えた

俺は 注文通りに 砦を形成した、 複雑な物ばかり作り続けたせいか 物作りの技は格段と上手くなって来た気がする


次第に 街は大きくなり 移住して来る者も増えていった

中には 戦士や 魔術師なども居た


この世界の戦士は 不思議な力を使い 硬い岩や鎧まで剣で切り裂ける

魔術師は 魔法を使う、クリスタルで再現出来ない

術とかあるみたいだ


俺のドラゴンクリスタルは 別だ

エリックに聞いた話だと ドラゴンクリスタルは格属性の力を使えるレア物だ

波動が弱くても 使えるらしく、混合術ってのを出せる

例えば 火の技と 水の技で 温水を出したり

火の技と風の技で 温風を出したり出来るのだ


いつか 魔術師に弟子入りしてみたいと思う

そして 凄い術を使えるようになれば…

接近戦とか やらなくて済む

離れた場所から 攻撃してる位でいいのだ 俺は…


ハリスは 武器の開発をしながら ある建物の設計をしていた

その1つには Beシステムを地下に設置するらしい

まだ 建設は地下部分と 一階部分しか出来ていない


技術者が足りないらしい

シルバも 連日 ハリスと色々と仕事をしているが

やる事が多過ぎて ろくに寝て無いみたいだ



この街に来て 一月はたっただろうか

やっと ルナ王国から物資と人員が到着した

仕事が分担され シルバとハリスは やっと休息が取れるようになった

ビーズとレッガは 物資の中に入っていた武器を

砦や 各所に設置する作業に追われた


そんな中 ルナ王国から通信が入った…


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