ロイの工房
北の森に 武器を専門に作っている工房がある
ロイの工房だ!
俺達は ロイの工房の表で 武器をテストしていた
「これは!」
「どぅだ、まだ そんなモンじゃねぇぞ!」
シルバが ムチを振った、ムチは変化した
「これは、剣!」
シルバが 再度ムチを振る
「……、槍に!」
「使い込めば、自分の意思で 変化させる事は容易いハズだ!」
「龍…、少し相手して貰えますか?」
「はい、師匠!」
俺とシルバの模擬戦だ
今回は 武器のテストだ 技は使わない!
「行きますよ!」
「お願いします」
俺の攻撃… 斬る…!
シルバは 剣に変えてガード そして、
槍に変えてカウンター攻撃…!
「うわっ!… ヤバっ!」
俺は ギリギリで回避した…
シルバの攻撃… ムチが来る!
「えっ、! 伸びた?!」
俺は ムチに締め上げられ 自由を奪われた!
「おぉぉ、これは反則な武器じゃ?」
そのまま、締め上げられた状態で振り回された!
「アヒィー! これ、マジで ヤバイ!!」
俺は ムチを切断しようとすると ムチが緩んだ!
チャンスだ! 俺の反撃… っと
シルバは 槍に変えて 待ち構えていた!
「あぁ、駄目だ! 後退…!」
また ムチが来る !
「くそっ、 シールド…」
攻撃が止まった!
「龍… ありがとうございました!」
こちらこそ、ありがとうございました!
疲れました、師匠の相手は…
「ほぉ~、使いこなしとるな! 成長させれば もっと使い易くなるじゃろ」
こんな 反則みたいな武器が成長ってか?
やめてくれ!
「これは、素晴らしいですね!」
「アンタなら、武器もすぐに成長すんだろ!」
シルバは嬉しそうにしていた!
「で お値段の方は?」
ん? そういや ロイに武器頼んで 俺達支払いって?
「気にせんでいい、ガズユ様から 頂いておる!」
「そうでしたか、すみません」
シルバがロイに細かく武器の説明をされてると
マインがロイに聞いて来た
「ねぇ、ロイ! 私のは成長しないの?」
「お前のは、武器が成長するんじゃねぇ!」
「えぇ~、!」
「技を成長させる事で 威力が上がる武器だ!」
これまた、シルバは興味津々で話を聞いていた!
「武器ってのはな、使い手と一緒に成長すんだろ!
武器自体が成長すんのと、使い手が成長する事で威力を上げるのがある!」
「見た方が早ぇだろ? シルバにガトリング貸してみろ!」
マインがシルバにガトリングを渡し シルバが装着する
「シルバ、ガトリングを撃ってみろ!」
シルバが ガトリングに技を込める!
ガトリング射出… ドドドドド…ッ!
ヒャー… 凄い威力だ! 俺 撃たれたく無い…!
「どぅだ 嬢ちゃん、解ったか?」
「す、凄いわ!!」
マインは呆然としていた! 俺も開いた口が塞がらない! シルバだけ 満足そうな顔だ
「私も もっと修行しなければ!」
し、師匠が これ以上強くなる意味あんの?
シルバは ロイの武器が お気に入りになった!
ロイも満更ではなさそうだ
シルバに これは何だ これは こう使うと
武器の説明をして回ってた!
シルバは ロイに武器の作り方を教わり始めた
仕方無いので マインと俺は アロンに特訓してもらった
ある日 俺とマインは シルバが工房で作業してる間に 森に散歩へと 出掛けた
アロンは 今日は番犬だ! お家の警備担当
「何か 獲物はいないかな?」
「そうね、お肉がいいんじゃないかしら?」
最近 ロイも疲れてるし シルバも工房仕事だ
野菜とお肉だな
森を歩き進むと 小さな湖があった!
「ここ 綺麗ね!」
「そうだな! 水浴びでもするか?」
「うん!」
俺とマインは 水浴びをした
マインは 楽しそうだ、 可愛いなぁ!
「マイン……!」
「ちょっ、龍…」
round 1
「もぅ、水浴びって言ってたのに…」
「……………………………………、」
俺は 無言でマインを抱き締めた!
俺達は 湖から上がり 帰り支度をしていた
水面に 陰が……!
「マイン、こっちだ!」
お肉だ、いや ワニだ!
俺はドラゴンで ワニの頭を串刺しにした!
「よし、 マイン 野菜を探して帰ろうか」
「うん」
俺達が工房に帰って来ると シルバとロイは何か話をしていた!
俺達は 飯の準備だ アロン…待て!
ドラゴンは戦闘だけでは無い…
食材をカットするのにも優れている!
今日の食材は全長5m程 1振りで スパッと切れる
通販では手に入らない 逸品である!
大まかに 俺がカットすると マインが細かく カットしていった
アロンは いつも つまみ食いだ!
待て! アロン…待てだ!
ワフ! いつも返事だけだ!
ロイの為に 薫製も作っておくか!
「いつも すまんな龍…」
「おじいちゃんは 狩りに不向きだからな!」
「なんだと、クソガキが!」
何だかんだで ロイには長生きして貰いたい
俺が来た時くらい 食料は 出来る限り俺が調達しといてやる!
東の庭に 密かに マインと二人でロイの為に畑も作っているのだ
動物に荒らされないように 巨大な柵を作り 土を耕して 種を撒いておいた
「ご飯出来たわよ!」
マインに呼ばれて シルバとロイが工房から出て来た!
「どうですか 師匠作業の方は?」
「奥が深いですね、ロイの凄さが作業する度に解ります!」
ロイは 何だか嬉しそうだった
「ロイ もうすぐ畑が完成するわよ」
「そうか、すまんなマイン」
戦いの準備に いつも来るのに 不思議と
ロイの家に居ると 戦いを忘れられる
「おじいちゃんは 畑が似合うよ」
「この、クソガキが…」
俺は皿を持って アロンの所に避難だ!
ロイには ついつい甘えてしまう
そして 別れの日が来た
「ロイ 御教授ありがとうございました」
「いや、ワシも楽しかったよ」
「ロイ また来るわ、元気でね」
「あぁ、いつでも来い… また武器を作ってやる」
「ロイ くたばるなよ!」
「クソガキは 早く行け…」
俺達は 次の目的地目指して 出発した
「クソガキが、ワシより先に死ぬなよ! また戻ってこい」
一旦 俺の家に寄る事にした、近いし ずっと留守にしてたからな
シルバは 家をジロジロ見ていた!
「ここは 景色のいい所ですね、あぁ こんな風に…」
気に入ってくれたみたいだ!
「お帰りなさいませ」
「KID いつも追尾してんだから …」
「KID 悪い、お風呂の用意してくれ」
「了解!!」
シルバは ビックリした顔で 俺を見ていた
「そんな事も出来るのですか?」
「はい 師匠… KIDは凄いんです!」
シルバと俺は風呂に入り 工作室に向かった
「ここは?」
「工作室兼 KIDの本体です、ここで装備とか点検調整が出来ます」
シルバは パワードスーツの点検を見ていた!
「分からない事は KIDに聞いて下さい」
シルバは 暫く工作室に籠っていた!
その間に 風呂から出て来た マインと俺は
お茶をしていた
当然 胸を揉みながら…
久し振りの我が家はいいモンだ! チチ揉んだ!
食材も無いし 港町に買い物に行く事にした!
マインは 俺と此処に来るのが好きなのか
大喜びした
家に帰ると シルバはまだ KIDに夢中だ!
「ねぇ 龍… 水の属性の人は KIDが好きなの?」
「さぁ? どうなんだろうな」
食事の支度をして シルバを呼びに行った
「では、頂きます! うん、美味しいです いいお嫁さんになれますよ」
「本当! なれるかしら…」
シルバはニッコリ笑いながら言った
シルバには 寝室を使ってもらい
俺とマインはソファーで眠った
翌朝 シルバは パワードスーツを改良したらしく
俺と模擬戦だ!
武器に合わせて 補助武装を付けたらしい
シルバは間違いなく最強になった!
俺とシルバは風呂に入って
旅の支度をした!
マインが 最終チェックして KIDに留守番を頼んだ
って言っても KIDとはブレスレットで繋がってんだけどね!
マインと シルバも欲しいと言ってたので
2人の分は 昨夜の内に KIDが作ってくれてた
目指すは 都市ガズユ…
「あの じじい! 文句言ってやる」
マインは 家にあったバイクに乗り
いざ 出発…
マインも操縦が上手いモンだ!
都市ガズユまで ノンストップだ…!
都市ガズユ… 相変わらず平和な街だ!
バイクが珍しいのか ジロジロ見られる
もう 慣れたけどね!
ガズユの神殿だ!
いつもの部屋へ 通された!
「うむ、龍よ 御苦だったな!」
って、テメェ… よくもまぁ…
「ガズユ様 お初にお目にかかります シルバと申します」
「ソナタが あのシルバか… して何用かな?」
「はっ! まず龍の任務と……
「違うんじゃろ? シルバ…」
「し、失礼しました! この度は 娘の保護と育てて頂いた御礼に やって参りました」
「うむ、して シルバよ 私もお前の口から聞きたい事もある よいかな?」
「はっ!」
えっ? 何?
話が分からないや?
シルバの娘さんが ガズユの世話になってたのか?
シルバとガズユは何やら話をしてから
シルバも 頭を覗かれた!
変態じじいめ!
「龍… 大変じゃったな… 少し見せてくれ
「断る!」
「そうか、 残念じゃのう」
「龍… ガズユ様に失礼だぞ!」
「し、師匠が言うなら… 仕方無しだぞ!」
「ほほほ、シルバ すまんの」
暫く 俺の頭の中を 変態じじいに覗かれた!
「ふむ、そうであったか! 龍… すまなんだ、説明した所で 分からぬと思ってのぅ
シルバから聞いた方が 早いと考えたのじゃ!
襲撃は お前の成長の為に仕組んだ事…
すまなんだ…龍よ」
「えっ? 何 じじい 俺がシルバと出会う事まで知ってたのか?」
「勿論…」
「成長の為の襲撃って!」
「実戦と模擬戦では 成長具合が違ったじゃろ?」
確かに そうか!
ってか俺 この じじいの 手のひらの上で転がされてたのか!
何か 余計腹が立つ!
「テメェ、じじい 後何を隠してやがる?」
「龍…、 いい加減にしろ!」
「でも師匠… このじじいがね…!」
「龍… 近ぅ寄れ」
「何だ?」
「いいから 近ぅ寄れ」
俺はガズユに近付いた
「トップシークレットじゃ、よいか?」
「あぁ、何だ後は?」
「シルバの娘じゃがの… マインじゃ!」
俺は 数メートル後ろに吹っ飛んだ!!
「な、な、なな、…………」
「どぅしたの 龍…」
「龍… 、大丈夫か?」
「はひぃ、だ、大丈夫ですぅ!!」
「ほほほ、龍 もう隠し事は無いぞ」
テメェ、じじい そんな事は 早く言ぇよ!
俺 シルバに殺されるんだ!
あぁ、 お父さん お母さん 先立つ不幸をお許し下さい!
「龍よ! 今宵の食事… 楽しみにしておれ!」
じじい は、そう言い残して 不適な笑みを浮かべながら 退室していった!




