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クリスタル   作者: 忍の里
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師匠

古代龍の長 白龍


いきなり そんな事を言われても困る

第一 俺がそんな者であるハズがない!

俺は国王に騙されているのでは?

ふと そんな考えが頭の中を過る


国王の目は真剣だ

しかし それが本当かどうかだ!

俺に確かめる術は無い

悩みながら 国王と向き合った


「その話が本当だとして、俺が黒龍王に対するより

この国が黒龍王と戦う事の方が先では無いですか?」


「確かに 黒龍王を誕生させてしまったのは この国のせいでもある、しかし我らでは黒龍王に対する力が無いのだ!」


勝手な言い分だ! 自分達のミスを 俺に何とかしてくれってか…… 冗談じゃない!


黒龍現れし時 白龍現れる 青龍赤龍はその身で天の雷を止め 晴天をもたらすだろう


「これが 古の民が 我ら一族の先祖に伝えた言葉だそうだ! 龍 力を貸してもらえんか?」


「少し考えさせてくれ、それと 知った以上は俺も調べたい事が出来た… 協力は


「当然、 協力は惜しまん!好きにするといい」

「助かる、まずこの都市に拠点が欲しいんだが!」

「今 イブに準備させておる」


取り合えず まだ何がなんだか分からないんだ!

仮契約でも 文句は言わせない


「では、失礼する」

俺は部屋を出た!

すると マインが少し離れた所で待っていた

「龍…、」

「大丈夫だ!」


いずれ マインにも この事が分かるだろう

みんなに何て説明すりゃいいんだよ!

こんな話 信じれるか?

俺の横で マインは不安そうな顔をしていた


今日は部屋で休もう


翌日から 俺は動いた まずパックだ!

「失礼します!」

パックは 元気そうだった!

「よぅ、龍だったか 今日は何だ?」

「エリック、黒龍王について聞きたい事が」


パックの目付きが変わった 戦う時の目だ!

「誰に聞いた」

「国王だよ、アンタでも勝てない奴だって?」


パックは黙って 俺を見た!

「黙ってないで、何か教えてくれよ!」

「それを教えて お前… どうすんだ?」

「まだ、分からない!」

「じゃ、聞いても意味が無いだろ?」


答える気が無いって感じか… 時間の無駄だな!

「じゃ、いいや! 邪魔して悪かった!」


さて、何か手掛かりが欲しい所だが

街に出てみるか!

俺は 街の中を見て回った 手掛かりは無いが

尾行されてる事には 途中から気付いた!

街の大通りから 細い路地に入る


「チッ、居ない!」

あれ? マイン?

何で 俺を尾行なんかするんだ?

もう一人来た! ジーンだ!

「逃げられたか?」

「尾行には 気付いて無いと思うけど!」


おいおい、気付いたよ!

ってか 何だこれ? 俺 味方にも尾行されてるの?

ってか 味方かどうか怪しくなって来たな!


暫くは 姿を隠した方がいいか?

俺は 風の技で城壁を越え 大都市ルナから出た!


森の中を歩き続け、一軒の家を見つけた!

時刻は 既に夕方だ

「今晩は~」


家には 傷だらけの男が住んでいた

彼の名は シルバ 元騎士団の戦士だったらしい

「こんな時間に 森の中を散歩かな?」

「いや、仲間に尾行されまして……、」


俺は シルバと晩御飯をたべながら 話た

シルバは エリック達と一緒に旅をしていたメンバーで 水の属性のクリスタル所持者だ

「そうですか、国王様に……、で エリックと戦うのですか?」

「まだ 分からないです、何も」


シルバは エリックの事を教えてくれた!

国王の話と 少し違った

エリックは 破壊の神では無いと

先住民も 奴隷にしてる訳では無いらしい!

「何故 シルバはそんなにエリックの事を知ってるんだ?」

「それは、私がエリックと共に大陸に渡ったからですよ! だから 騎士団も辞めて 森で生活してるんです!」


シルバはエリックの良き理解者だったみたいだ!

全ては語らない エリックを助けてやったみたいだ


「パックは エリックの言葉の意味が分からなかったのです! ジーンは気付いてましたけどね」

「って事は 俺はエリックと戦う理由が無いんじゃ?」


「一緒に戦う理由は あるかも知れませね!」

「この国を支配しようとしてるって」


「支配ではなく 力を借りたいだけでしょう!」


エリックは そんな悪い奴では無い!

国王もパックも勘違いしてる?

俺に付けられた 尾行は?


「何がなんだか 分からないな!」

「ははは、 そんなに悩んでは ハゲてしまいますよ!」

えっ! 悩んだら ハゲんの? マジで?


シルバも久し振りに 人と喋ったみたいで

俺達は 夜中まで話ていた!


翌朝 シルバが朝飯の用意をしてくれた!

「私で 良ければ 力になりますよ 龍」


「あぁ、 助かるよ シルバ」

俺は暫く シルバに世話になる事にした

シルバは 元騎士団団長だった!

パックの師匠だったらしく 俺も鍛えて貰う事にした

見た目 女かと思うくらい シルバは長い髪をしていた

シルバの戦闘は凄い 何が凄いかって技の使い方が

半端じゃない、パックなんかより強い!

「剣を使うだけが攻撃では ありません 今の状況に合わせて考えるのです!」


俺は 必死で学んだ、シルバも嬉しそうに教えてくれた!

家の中では 色々な技について教えてくれた!


「流石に 1週間も不在にしては 騎士団が捜索に出るでしょうから そろそろですかね?」

「俺は シルバと一緒に居る方がいい!」


自分でも 何小学生みたいな事言ってんだって事を言う

「私も 龍との時間は楽しい ですが、龍 永遠には続かないのです」

「し、師匠~」


「情けない顔は やめなさい、私は 龍がピンチの時には駆け付けますから!」

「本当に?」

「本当ですとも」


そう約束し、俺はシルバの元から 大都市ルナへと戻った! 風の技で城壁からこっそりと


街の中では 俺が消えたと噂になっていた!

「ん~、少し様子を見てみるか!」


騎士団の方は 犯罪者でも逃げ出したかの ような感じで騒いでいた!

街中は 怪しい奴等が 俺を捜してる感じか!


っで、城の方は!

「龍ったら、どこ行ったのよ!」

「逃げ出したんじゃないのか?」


一人はマインの声だ!

後一人は 誰だ?

「ジーンが 尾行なんてするからよ!」

「お前だって、連れてってくれないからって」


ジーンか、やっぱり繋がってたんだな!

よし、 アポ無しで 国王だ!


「よう、俺の事を 本当はどうしたいんだ?」


「龍か! 心配しておったぞ!」

「何の心配だ コラ!!」

「どうした?」


すると 騎士達が 俺を取り囲んだ!

「これが 答えか?」

「やめよ! 失礼な事をするな!」


「いや、しかし国王様…」

「構わん、龍には 自由にしろと私が言ったのだ!」

「はっ!」


騎士達は下がった!


「全然話が違うじゃねぇか?国王様よ!」

「何の事だ?」

「……………、龍いい加減にしろ 失礼だ!」


チッ! イブまで敵だったか!

「国王様~」


次から次へと、 パックに アルまで

ジーンとマイン アーミも来たか!


「ってか、国王よ、俺をハメて何が目的なんだ?」


「龍… 落ち着け、何があった?」


「落ち着けだぁ? こんだけ敵に囲まれて落ち着けだぁ?」


「私は お前の味方だぞ!」


「味方? 味方を尾行させるのか?」


この場の空気が凍った…

俺は 攻撃の準備をしている

どいつから来る? パックかアルか? イブ?

アーミだ!!

俺の攻撃…

アーミのチェーンを切断した!


また 場の空気は凍った…

「ほらな、捕らえて何が目的なんだ? 答えろよ?」


全員動け無い! さっきの一撃で 俺が強くなってるのが分かったみたいだ

攻撃すれば 国王が危ない!


「龍 お前は勘違いしておる!」

「こんだけの状況、 勘違いしようが無いだろ?

さぁ 答えろよ! 何が目的なんだ?」


「皆、この者を捕らえよ!」

「本音が出たか! 残念だよ 国王」


「ま、待って!待って下さい国王」


声を上げたのは マインだ!

「あの、 すみません! 私が余計な事をしたから」

「いや、俺だ、俺が尾行しようって言ったんだ」


続いて ジーンも


「何故そんな くだらん事をした! この大切な時に

龍の邪魔しおって!」


あれ? 俺の為に国王が怒ってる?


「それに アーミ!勝手な真似、2度と許さんぞ!」


「はっ!申し訳ございません」


何がなんだ? あれれ?

そして 入り口の方から 一人の男が現れた!


「国王様… お久しぶりです」

「貴様… シルバか?」


「龍 おやめなさい、国王の前ですよ!」

俺は シルバに従って 姿勢を正した!


シルバは 辺りを見回し 俺の方へと近づいて来た


「龍 人というのは 話し合いが先です!」

「はい、師匠!」

「宜しい、では 国王様 この状況について!」


「貴様の入れ知恵か シルバよ」

「いぇ、龍は真実を知り 貴方の元に来たのです!」

「貴様は 私を裏切って!」

「やはり、国王様は真実を知らないようで!」


シルバと国王の睨み合いが続き

パックが前に出て来た!

「シルバ団長 真実とは?」



シルバは語り出した、俺にしてくれた話だ!

全員 黙って聞いていた

アル アーミ イブ マインは初めて聞かされる話だけに 戸惑っている様子だ


「成る程な、シルバよ」

「私が戻った時には 居場所が無かったものですから」


パックは バツの悪そうな顔をしている

ジーンは下を向いたままだ


「なら、龍の行動も分かった!」

「龍は 繊細ですから… 扱いも大変でしょう!」


師匠、俺って問題児なんすか?


「シルバ、龍の事もある 少し滞在してゆけ」

「はっ!」


師匠は 本当に駆け付けてくれた


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