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不屈の勇者を襲う腹痛の物語  作者: 私はひどい下痢です
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せっていてきななにか

ウォーシュレット皇国の勇者


召喚された直後に、電光石火の勢いで魔王の潜伏拠点を強襲。

電撃作戦によって敵将を討ち取り最小限の被害で魔王国に恭順させた知の英雄と言われている。


大魔王討伐や新魔王との和解などの功績も上げたとされるが、当時の状況を記録した文献が不足しており真相は定かではない。


最終決戦の時のものとされている勇者が残した聖骸布は、経年劣化のためか茶色く変色しているがその神聖なる魔力は今尚人々に祝福をもたらしている。






お腹が緩い男、T


ウォーシュレットの英雄であり勇者。


たびたびお腹を壊し、トイレの住民と化す。

行きつけのお店や駅、バイト先などでトイレに入る姿の目撃証言多数。

なかなか出てこないことで近隣住民に知られているがその頃、当人は異世界にお招きされてトイレにたどり着いてさえいない不遇の人物。


異世界召喚時は例によってチートのごとき身体能力を得るが、本人は内なる魔物と格闘中のため自覚無し。


最初の召喚以降、大魔王が出現しただの、真魔王が登場だの、姫がさらわれ、新魔王出現、背中かゆい、トイレの紙がきれた等、

事あるごとにトイレの水の如く都合の良い時に、あるいはお腹がヤバイ時に限って召喚されてしまうことを彼はまだ知らない。

楽園(トイレ)の道を目指して彼は今日も戦い続ける。


最近替えの下着を御守りとして常備するようになったという。






聖女 オリコ


ウォーシュレット皇国の姫で英雄の妻として知られている。

かの英雄を影で支え、付き従ったその健気な姿は皇国男性の理想像として語られるが

その実、たびたび姿を消す勇者を血走った眼で追うヤンデr

戦いのたびに残す聖骸布でフィーバーするへんたi

その他、勇者と自身のあることないことな関係像をねつ造する腹黒い一面も持つが

他の人はまだ誰もそれを知らない。

勇者と話すとモジモジする姿から、何か我慢しているのかと勘違いされている。


勇者の「楽園(トイレ)の道の同志」其の一






剣聖 イージス


ウォーシュレット皇国の第云十台目の剣聖であり没落貴族の末裔。

かつての栄光を再び得んと我武者羅に剣の道に没頭した結果、

この国特有の流行病に内臓を犯されたびたび腹痛に顔をしかめることとなる。

その姿を見た勇者は同じ苦しみを共有する仲間だと勘違いし、

なんやかんやで互いが同志であると勘違いする。


それはかつての栄光の道か

あるいは楽園(トイレ)の道か

一つしか存在しない結末だった場合、それまでは同志であった彼らはライバルとなるかもしれない。


そのことに葛藤を見出す剣聖であったが、当の本人からはバックトゥネイチャーもといNo☆Gu☆Soをした漢として勘違いされており、アニキと慕われている。


勇者の「楽園(トイレ)の道の同志」其の弐






大魔導士 レンジ


かつて姿を消した筆頭魔術師

愛する人を奪われた憎しみを魔王にぶつける悲しみの人物。

たまに魔王城に汚物を残していくとかいかないとか勘違いされている。






ウォーシュレット皇国の王


度重なる魔王討伐の対応策が散々だったことをきっかけに、

対抗派閥にあれやこれやと難癖をつけられて辺境に隠居を余儀なくされる現王

捨て鉢に勇者召喚を続けていたらなんかすごい人物が現れていつの間にか事件解決!

おいしいところはすべてもらっていくぜ!!






ガルディ・ルーの国


通称、魔族の国

近年ヒト族の国を襲うようになった魔族たち。

それを束ねるのは魔王。

その魔王率いる軍の旗は憎きヒト族を端的に現わした男女の紋様で、それは現実世界で言うところのトイレのマークであったことをこの世界の住民は知らない。

魔王が腰を下ろす椅子は異界よりいでし混沌の渦もとい洋式トイレで、座っていると力がわくらしい。




ガルディ・ルーの愉快な仲間たち


ここでは魔族の国、ガルディ・ルーの精鋭についてご紹介する。



魔王


噛ませ犬其の一。

我らの中でも最弱的なポジション。

ダンジョン最初のボス。


大魔王


噛ませ犬其の二

よくここまで来たな勇者よと言い残して死亡

ダンジョンの中ボス


真魔王


実はあと二回変身を残していると言い残して死亡

ラスボス



新魔王


裏ボス

魔族の中でも力が弱く迫害されてきたが、ある朝、突如として腹部より湧き出た強大な力を持て余して

新たなる魔王として君臨することとなる。

最後は苦しみから解放される手段を勇者より説かれ(ただの便秘薬である)、和解して平和がもたらされるという

非常にしょうもない結末を迎える。

腹痛に苦しんでいる間だけ異世界召喚されてしまう主人公が必死になってトイレを探している間に、なんだかんだで事件を解決して祭り上げられていく様子をコンセプトに書いてみましたが、書き上げる気力とネタが思い浮かばないので適当に書きました。



オマケ


あと2回残された変身を披露する事なく退場された真魔王さんの最期をご覧ください。


真魔「に、人間にしてはなかなかやるではないか」


勇T(ヤバい、そろそろ限界が…でもガスさえ抜けたらもうしばらく「ブボボ」…あ)


真魔「だが自惚れるなよ小童、まだワシにはあと2回へんし…ブヘラァ?!」



ーー 真魔王死す!


モブ「凄い!僅かに力を開放されただけであれ程の魔力が」


完ッ!

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