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不屈の勇者を襲う腹痛の物語  作者: 私はひどい下痢です
3/4

僅か30分で書き上げた世界を救う勇者のお話。






「そうだ勇者、私と手を組めば世界を半ぶへぁら?!」


「トイレ、トイレ、トイレはぁ・・・まだかぁ!?」


赤いカラコンを入れた目を血走らせて、もはや真っ赤に染まった瞳で魔王を見据え、殴り飛ばす。


「ゆうしゃさま~、がんばれ~」


それを見て応援するのは先ほどの姫、のちに聖女とも呼ばれるオリコ



思えばここに来るまでに色々な事があった。


「お前は・・・負けるんじゃねえぞ」


そう言って森に消えていったイージス・・・


「ここは俺に任せて先に行け!!」


俺たちの進む道を切り開いてくれたレンジ・・・



みんなの思いを無駄にしないためにも、俺は奴を便座( 玉座)から引き摺り下ろすッ!!


魔王が座すは洋式の陶器

背後の垂れ幕は軍旗、お手洗いを示す男女のイラスト


遂にここまでたどり着いた。

目前の勝利を前に卒倒しそうになりながらも魔王を張り倒す。


ボディーブロー、ボディーブロー、執拗なまでのボディーブロー。


やばい、もう・・・限界が


- 負けないで、勇者様


「はっはっは、死ねえ勇者ぁ!!」


背後に迫る敵影。

そして。


ブボボ(`;ω;´)モワッ



「ぶへらぁっ!!

いったいどこにこんな力を?

申し訳ごさいません、大魔王様・・・」



やっちまった・・・


遂に魔王の支配に幕が降りる。



____

Ю)__)




「本当によろしかったのでしょうか?」


「ああ、俺にはもう必要のないものだからな。」



共に苦痛を味わい、ここまで来た彼女にはそこに座る権利がある。

何より一刻も早く、俺は替えの下着を手に入れねばならない!!



「・・・そうして何も言わずに行ってしまわれるのですね。

また、会えますか?」


「貴方が望んでくれるなら」


とてもすっきりと晴れ渡った空だ。

最後まで戦い抜いたんだ、悔いはない。

この戦いを無為にしないためにも、俺はまた戦うことになるかもしれない。

その時は替えの下着でも用意しておこう。


そうして澄んだ気持ちとスースーするズボンの感触を忘れないように、俺はコンビニまでの一歩を踏み出すのだった。





おわり






































って、ここはどこなんだぁぁぁぁぁ!





おしり


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