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If―モノクロの世界―

作者: 豆腐

もし私が明日死ぬとしたら。

君は泣くのだろうか。

悲しんでくれるのだろうか。

ありがとう、って言ってくれるのだろうか。



生きたいよ



そう、虚しく空に叫んで。

もう枯れてしまった涙は薄情なもので。

一粒と目から溢れることはなくて。

空を掴んだ病的に白い手は頼りなくて。



もっと皆と居たいよ



きっともう、私を必要としている人はいないのだろう。

きっと私は人生で人の役には立てないだろう。

きっとこの身が尽きるまで白いベッドで横たわっているのだろう。

きっち私の周りは一生色付くことのないモノクロの世界なのだろう。



「誰か私に色をつけてくれませんか」



皆より早く死ぬのが、私の運命なのだろうか。


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