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   2話「起きたら見知らぬ人がいて」

文章がおかしい。表現がおかしい。そもそも話がおかしい。

など言ってくれるとありがたいです。(具体的にかいてくださるとなおうれしいです)


 俺は気がつくと大きな木箱に囲まれて石の上で寝ていた。

 起き上がり、周りを見るとここがどこかの倉庫であることが分かった。

 だが、分からないことのほうが多すぎる。

 

 誰が運んでくれたんだろう。

 あれは何者だったんだろう。

 あの穴はなんなんだろう。

 

 わからなすぎて頭が痛い……


「よお、小僧。起きたか」


 声のしたほうを見ると、20代くらいのさわやかな顔立ちで筋骨隆々の青年が左手を挙げて俺にあいさつをしている。

 そして、右手にはでかい銃を持っていた。


「あの~、いくつか質問いいですか?」

「おう、いいぞ。どんとこい」

 

 さわやか青年は胸を叩いた。顔は石○遼みたいに、さわやかなのに身体と言動が全然さわやかじゃない……

 まあ、とりあえず今分からないことを聞いておこう。

 

「あなたが俺を助けてくれたんですか?」

「いいや、もう一人の仲間が見つけてきた」

 

 なるほど、この人には何人か仲間がいるのか。


「何日くらい寝てましたか?」

「5日くらいかな。仲間が運んでいるときも寝ていたからそのくらいだと思うぞ」

「5日?!」


 あれから5日も寝ていたのか!

 って待てよ。運んでいる間もってことはあの場所から遠いところにあるのか、ここは?


「ここはどこですか?」

「え~っと、俺あまり地理は苦手でね……よくわからん」


 後頭部に手を置いて苦笑しながら青年は言った。

 え~っとあと質問は……

 あ~、頭が回んない! まだ軽くパニクってんな。


「え~っと、あなたは誰ですか?」

「あ~、忘れてたな。でもこういうときは自分から名乗るって母ちゃんに教わらなかったか?」

「あ、すいません。俺……僕は赤木錬慈あかぎれんじと言います」

「俺は吉村茂よしむらしげるだ! よろしくな錬慈!」


 手を出してきたので俺も手を合わせて握手した。


「はい、よろしくおねがいします、茂さん」


 吉村さんはにこにこしながら頷いた。

 そういえばまだ大きな疑問が残ってた。


「あの~、その銃って……」

「あ~、これか。これはアサルトライフルって言うんだ。戦争で使うやつ。まだ習ってないか?」


 いや、なんでこんなところにあるのかって……

 

「そこの山積みになっている木箱の中の一つを見てみな」


 茂さんが指差した俺の後ろの木箱を覗いて見る。

 

「うわ~、スゲー」


 中には吉村さんがもってる銃や弾がぎっしり詰め込まれていた。これが山のようにあるのか……

 うわー! かっちょいい!

 ……じゃなくて! 


「なんでこんなものが?」

「なんでっていわれてもな。あいつらに抵抗するにはこれくらいしないといけないしな」


 あいつら?

 そう思ったときあの光景を思いだした。

 父さんと母さんが……


「お、おい。大丈夫か?」


 知らず知らずの内に涙を流していたようだ。大好きだった両親が死んだことはすごく悲しい。

 だが過ぎたことは忘れろ! 前を見ろ! なんのために生きている! 仇をとるためだろ!

 そう自分に言い聞かせた。

 

 涙を拭いてまた質問をする。


「あのブラックホールみたいなのはなんなんですか?」


 少し興奮気味だった。

 茂さんは落ち着いて答えてくれた。


「あれは、まあ異世界の扉みたいなやつだな。よくあるだろ? ゲームなんかでワームホールとか言って異世界に移動するやつ」


 なるほど……って納得出来るわけないでしょ。

 でもあんな生物が出てきたし信じるしかないのかな?

 次は落ち着いて聞きなおした。


「では、あの生物は?」

「あれはあの穴を通ってきた異世界の生物だ。名前はグランデ・ヴァイオシス!」

「名前があるんですか?」

「俺がつけた! カッコイイだろ!」


 茂さんは胸を張って答えた。

 呆れたいけどそれはおいといて、


「今日本や世界はどうなってるのですか? あんなのが降ってきているんですからかなり問題になっているでしょう」

「あ~、それはラジオ聞いたほうが早いぞ」


 茂さんが手で回して発電するタイプのラジオをくれた。

 俺はそれをつけてみる。


「おい、音はあまり大きくするなよ。やつらがよってくる」


 あんなに大声でしゃべってたくせに?

 それよりもラジオだ。


『……ぇ~、突如発生した謎の穴は世界中に発生しているもようです。

 その穴から出てくる謎の生物は極めて凶暴。出会えばすぐさま襲ってきます。ただいまの被害者数は世界で1000万人を超えています。

 各国の軍隊はこれを防ぐため謎の生物の殲滅に力を入れています。

 わが国日本は……』


 俺は唖然とした。世界あちこちであんな生物がうろうろしているのか……


「おい、大丈夫か? ま、現実を受け入れろ、ってそう簡単に受け入れれないか」

「大丈夫です。それよりもここの銃はどうしたんですか?」


 そろそろ落ち着いてきた。現実も受け入れれる。

 俺は生き残る。そして両親の仇をとる。そのためには……

 

「俺も銃をもらってもいいですか? 戦います」

「それはちょっと待て。仲間がみんな戻ってからちゃんと決める」


 茂さんは慌てて俺を止めた。

 別にいいじゃん。あんたを撃とうなんて考えてないからさ。多分。

 

 まあ、ダメなものはしょうがない。おとなしくここで待つか。

 

「この倉庫を見て回ってもいいですか?」

「いいけど絶対外には出るなよ。あと、銃を勝手に触るのも禁止だ」

「了解です」

 

 とにかく今は何も出来ないのだから情報収集だ。

 まずはここの地形というか場所だな。

 木箱を上って上の隙間から覗いて見るか。


 俺は60cmはある木箱を一つ一つ上っていく。

 そして一番高いところに上った俺は外を見た。


「なるほど……」


 ここは武器を密輸していたところか。

 外を覗くと15mほどコンクリートの地面があり、海になっていた。それとこの倉庫と同じと思われる建物がいくつか見える。

 そして2人の人影がこっちに向かって走って来ているのも見えた。しかもなんかぞろぞろと連れてきて。


 2人はこの倉庫まで来て扉を、ドンドドンドドンとリズミカルに叩いた。

 これを聞いた吉村さんは大急ぎで扉を開ける。

 すると、銃を抱えた女と男が転がり込んできた。


「早く閉めて! やつらが来てる!」


 女が息を切らしながらも思いっきり叫んだ。

 吉村さんは急いで扉を閉め、鍵をした。


 2人は座りこんで言った。


「「ごめん連れてきちゃった」」

「ちょ、勘弁してくれよ。どんくらいだ?」

「ざっと、100体くらいかしら」


 え? ちょっと待ってよ俺ついてけてないよ。


「あの、何が起こってるんですか?」


 思い切って聞いてみる。


「え~っとな……」

「あなた大丈夫だったの?! 全然起きないから心配したのよ! 

 今はね、あのグランデ・ヴァイオシスに追いかけられてたの。

 でね、それをここまで連れてきちゃったってわけ。

 それよりこの子どうする? 戦えないと思うし。え~! どうしよ!」


 お、おしゃべりですね……てか、


「俺戦えますよ。銃の使い方教えてください。あと注意点とか」


 ちょっと負けず嫌いなところが出て、喧嘩腰で聞いてしまった。悪い癖だ。早く直そう。

 でも女の人嫌な顔せず普通に教えてくれた。


「了解。私の名前は鈴華すずかちなみにこっちの無口なのは龍斗りゅうと。よしじゃあ、木箱の中の銃と弾を10個くらい持ってきて」


 俺は言われたとおり適当な銃と、変な形をしたものを持って行った。


「お~、AK-47か。なかなかいいの選ぶね。私たちと同じだよ。

 弾は間違えずに持ってこれたようだね」

「それで、どうすればいいんですか?」

 

 鈴歌は自分の銃を持ち上げ、説明してくれた。

 意外に分かりやすい説明をしてくれた。

 てっきり擬音語ばかりの説明だと思ったのに。


「よし、俺もこれで戦える!」

「お~、いい息ごみだね」

 

 鈴歌さんがパチパチと拍手をする。


「てかそろそろ扉やばいぞ」


 吉村さんの一言で俺らは臨戦態勢に入った。


「一つ言い忘れてた。あいつらは心臓を撃ちぬかないと死なないから。それ以外は撃ってもまた再生するから意味ないよ~」

「なにそいつ。めっちゃ厄介じゃん……」


 そう言った瞬間、扉が壊された。

 



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