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救いのない世界

その後もなんだかんだで何体もの見回りロボットを僕達4人はサクサクと倒していった。

 「おや、皆さんだいぶイベントコインが貯まってきているようで。一度交換に行きましょうか。」

 「そうすっか。このイベント限定の武器もあるみたいだしとりあえずそれであたしは我慢すっか!」

 約束通り巨大ロボットを倒した後で二丁拳銃を回収されたメリッサはその後はショップで売っているパステルカラーの銃をぶつぶつ文句を言いながら使っていたのでイベントショップには限定の銃があると知って少しは機嫌が良くなったようだ。

 その後、メリッサは限定の黒光りをしているサブマシンガンのような見た目の銃をしっかりと手に入れ、僕とユウジはこの先の戦闘でも役立つフラッシュボムや回復アイテムなどを購入した。

 黒ずくめの人は何かを警戒してか僕達が買い物をしている間店の入り口でずっと鋭い目をしてガトリングを構えていた。

 「おい、黒いの。お前もこれくらいは持っとけ。」メリッサはわざわざ自分のアイテムを買う用のコインを少し使って黒ずくめの人に回復アイテムとフラッシュボムを買って渡す。復活の十字架は相変わらず人気のようで既に売り切れていた。

 「おや、ありがとうございます。そのご厚意のお礼に1つ警告をしてあげよう。()()()()()()()()()()()()()!」普段の黒ずくめの穏やかな感じの口調とは正反対の本気のトーンの声にメリッサは一瞬ビビりながらもしっかりと忠告を聞いて黒ずくめから少し離れて歩いていた僕達の方へと戻ってきて、僕達を車の影に隠れるように誘導する。

 その直後に、黒ずくめのいたところで大きな爆風が起こる。

 「あれは、フラッシュボムです!おそらくあの人誰かに狙われてます……!」ユウジは助けに行きたいような声色だが僕達の中で戦闘が一番得意なメリッサが下がっていろと言われた以上相当な敵だと判断したのかその場で眺めるのみでいる。

 「おい!あそこ見ろよ!」メリッサが指差した先では昏睡状態一歩手前までHPを減らされて動けなくなっている黒ずくめと黒ずくめを踏みつけている黒ずくめと同じような服を着て真っ赤な帽子をかぶっている高身長の人がいた。

 「あれだけ勝手な行動をするなと言ったはずなのになぜ貴様はそのように勝手な行動をする。しかもよりによって我々の標的としているグループと組むなんて!言語道断!」

 「いいや、ボス。私は決して奴らを生かそうと思ってやっているわけではございま――ゲフッ!」

 赤い帽子を被った人は黒ずくめを蹴り飛ばすとこう言い放った。

 「もういい……貴様はここで消す!貴重なエンジニア職員だったんだけどねぇ。」

 赤い帽子を被った人はすでに黒ずくめに向けてハンドガンのような見た目の銃を向けていつでも打つ気満々だ。

 「ちっ……!見てらんねぇ、あの赤坊野郎ふざけたこと言いやがって!」メリッサが痺れを切らし先ほどショップで買った銃で赤い帽子を被った人の手元を狙って撃ち抜き、銃を手元から落とさせる。

 「邪魔が入ったか!お前らも見えなくさせてやる!」赤い帽子を被った人は僕達を囲うようにフラッシュボムを投げてくる。

 「ここは私に任せてください!この新開発のボムバリアーでどうにかします!」ユウジがすぐに僕達の足元に謎のドーム発生機のような爆弾を投げてきて起爆させた。

 青色に輝いていたドームはボムの爆発の衝撃を受けると一瞬ピンク色になるもしっかり全発防いで僕達の身を守ってくれた。

 「さて、こっちからも反撃だ!」僕はすぐさま赤い帽子の人に向けてフラッシュボムとスタンボムの両方を一気に投げる。

 「ちっ……無駄な真似を。」赤い帽子を被った人はこのバトルロイヤル・シティで使っている人を見たことがないような謎の紫のモヤでボムをどこかへ消してしまった。

 「そして君たちはこの男と関係を深めすぎた。組織としても色々とデメリットになるのでね、悪いけどこの男は殺させてもらうよ。」赤い帽子を被った人はそう言うと自分の足元で煙玉を爆発させた。

 その後に聞こえたのは一発の銃声だった。

 「あの野郎……撃ちやがった!この煙が晴れたらすぐにあの黒ずくめのところに行って復活の十字架を使う……ガハッ――」

 バタッとメリッサのいた方から人が倒れる音がした。

 「ユウジさん、これおそらくメリッサさん撃ち抜かれました……!私たちの手元にある十字架は一個だけですよね――」

 どちらを取るべきかは分かっている。ただそれ以上にどちらかを見捨てなきゃいけないのが一番辛いのだ。

 煙が晴れた後でメリッサのいた方を見ると撃たれて昏睡状態になっているメリッサがいた。

 「その戦闘厨、大したことないな。どうせお前らはそいつに十字架を使うんだろう?ならこっちの用事は済んだのでさようなら。あぁ、少なくとも追ってこようなんて考えない方がいい、考えるだけ無駄だからな。」そう言って赤い帽子を被った人はバイクを呼び出してどこかへと走り去ってしまった。

 僕達はすぐにメリッサを復活の十字架で起こし、黒ずくめの元へと走り寄った。

こんばんは。ぽてぃです。

本日もしっかり無事に定時投稿ができました!

そういえば約半数の方が私の小説を継続的に読んでくれているそうです!とてもこの小説を書き続ける励みになっております!

ここで感謝を述べさせていただきます、ありがとうございます!

それから私は応援のコメント評価などといった応援もお待ちしております!

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