あけみ7
あけみ7
そんな廃人の生活を1ヶ月近く送り、僕は自殺未遂を繰り返していた。
毎日泣いて発狂しての繰り返しで、幻覚や幻聴まで見えるようになり、生きていくことがつらくて毎日死にたくて仕方なかった。
そんな日々を送っていた、ある日、昼にインターホンがなった。
出てみると、何とあけみの両親だった。
僕はかなり、びっくりした。
挨拶をすると、あけみのお父さんが僕に「友達のひろやくんが、家にきてね、未来君がおかしくなっている。毎日泣いて、自殺未遂や、病に苦しんでると聞いて、いてもたってもいられなくなって、今日来たんだよね。」
僕は、ともやがあけみの両親にはなしていたのは、知らなかった。
たしかに、ともやは、あけみの両親と面識はあったが、家まで訪ねて僕の事を話して、心配してくれて、あけみの両親がきてくれた、と思うと涙が出てきた。
涙を抑えても止まらなくなり、僕は、あけみのお父さんに、肩を握ってくれて。
「ずっと苦しかったよね。ごめんね。若いのにここまで、未来君を苦しめてしまい、本当にすまない」とあけみの両親は、言ってくれた。
僕は涙がでながら、「僕があの日あけみと一緒に行ってれば、あけみは、赤ちゃんは、亡くならずに、住んだんです。本当に僕のせいです。本当に本当にごめんなさい」と涙ながら伝えた。
そうするとあけみの、お母さんが「未来君のせいじゃないから!いつも、あけみは、電話で未来君の話を楽しそうにしてたよ!だから、未来君は前を向いて。」
あけみのお父さんも「だから、未来君、あけみの分まで生きてくれそれだけが願いだ」と泣きながら伝えてくれた。
僕は涙を拭いて、「わかりました。必ずあけみの分まで生きてます。」と伝えて、その場であけみの両親とお別れした。
そして、僕は、次の日からコンビニに復帰した。
ただやはり、なかなか気持ちは、振り切れず仕事は、集中出来ず、ミスしたり、色々していた。
でも何とかあけみの分まで生きていく事を決めながら働いて今に至ります。