元カノあけみ
元カノあけみ
急に店長から、褒められてめちゃくちゃ嬉しかった。
今まで全く褒められた事が無かったから、思わず笑みをこぼしていた。本当に嬉しかった。
そうすると店長が「何ニヤニヤしてんのよ!気持ち悪いわねー。全く浅野はすぐ調子にのるから、褒めたくなかったのよ」
とまたさっきの事は無かったかのように、毒舌ぶりを発揮してきた。。
まあなんかこっちの方が店長らしいなと思いながら、酒を呑んだ。
そしてまた店長が「あんたさ、今彼女とかいんの?」と聞かれた。
急に何故とは思ったが、僕は「いないですよ。もう何年も、彼女いないし、今出会いもないですからねー。」と返した。
そうすると店長が「あんた昔確かいたわよね?あんたでもいた時期あったんだもんね」そう言ってきた。
確かに、自分でもそう思う。
僕は実は、今のコンビニで働きだした頃に付き合っていた彼女がいた。
彼女とは、小学生の時から、幼なじみで同じ中卒だった。
あけみという子だった。本当に元気や笑顔愛想が良くて、可愛くて、僕には本当に勿体無いぐらい、本当に良い子で金髪ギャルだった。
ただ、僕にはこの時のことを思い出すと、胸が痛くなり、涙がでる。