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Colorful♡Drops  作者: かなたつむぐ
【♯5 春だ!お花見だョ!全員集合!】
52/167

5‐9

 星はクルっと回って小走りでケイがいる場所へ戻っていく。

「うふふ! ケイくん! いらっしゃい。待っていたんだよ」


 星のお得意のポーズ……前かがみになり内股で谷間をみせ、上目遣いで目をキラキラとさせるがケイの様子は特に変化はない。

 大抵の男子はこの萌えギャップの見た目とそのセクシー可愛さで落とせたりするのだが、結のことしか頭にないケイにとってどうでもいいことである。





「忘れてたよ、ケイくんは星の好みのタイプだね」

「あら、今更ね。だから結に焼きもちをやいたんでしょうね」


「そういうことね」

「星の得意技は効くかしら」


「あの様子だと……」

「みたいね」

 結と日和は顔を合わせ、クスクスと笑う。





「はじめまして、ケイです。よろしくね」とケイはキラキラ笑顔で星に微笑みかける。


「は、はじめまちて。結とは中学生の時からの友らちで隣のくらしゅの星っていいます。仲良くしてくらしゃい。結婚してくらしゃい」

 星はケイの笑顔でハートを鷲掴みにされたらしく、わかりやすく動揺している。


「日本の女の子は奥手さんばかりと聞いていたのに、積極的で大胆な女の子がいるんだね」

 ケイは星の目線に合わせて屈み、プロポーズをしてくれた星にありがとうの意味を込めて、星の頭をポンポンと優しく触れる。


 星は嬉しさのあまり頭の中が大爆発してフラフラしている。


「う~ん。でも結婚はまだ早いし考えさせてね。気持ちは嬉しいよ。ありがとう、星」

 ケイは星にハグに近い距離感で背に手を回し、背中をポンポンと叩く。


 星はドキドキしすぎて立っていられなくなり倒れそうになるが、ケイはフラフラした星をヒョイと抱き上げお姫様抱っこしてシートの上にそっと座らせる。星は顔だけでなく全身が真っ赤になり気を失ってしまう。





「あらあら。ケイくんって、本当に絵にかいたような王子様ね」

「さらっと、ああいうことをしないでほしいけどね」と結は大きなため息をつく。


「家でもあれだと、苦労しそうね」

「そうなの、あれが彼にとって普通なんだろうけど……やっぱ意識はしなくてもドキドキしちゃうよ」


「あら、結ったら。陽がいるのに心の浮気かしら」

「も~そんなんじゃないよ」

 結は日和をポカポカと叩く。

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