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Colorful♡Drops  作者: かなたつむぐ
【♯4 海だ!遊ぶぞ!カラフルでーと♪】
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~Dolphin rendezvous~

 エマのプランはイルカと触れ合い泳ぐというもの。


 何度も言いますが結は泳げません。


 泳ぐのが得意なエマにとっては泳げなくても浮くことが出来るだろうと思い込み、イルカ好きの結に楽しんでもらおうとこのアクティビティを選んだわけだが……泳げない人は浮くことも出来ないということを目の当たりにすることとなる。



「エマさん、浮くってどうやるんですか?」

 結のその発言に家族一同、凍り付く。



 イルカのプールは当然のことだが、人間が普段はいるプールとは違い足がつくこともない深さである。水着にライフジャケットを身に着けているので簡単に浮けると思うだろうが、泳げない人間にとってプカプカと泳ぐことは高難度過ぎるのだ。


 そうだな。例えば、レベル1の人間が最強の剣、エクスカリバーを持ったとしよう。最強の剣を持ったからと言って本人も強くなるのか? そんなことはありえない。どんなに素晴らしいアイテムを持っていても本人が未熟であればただの宝の持ち腐れというものである。


 まぁそんな感じで浮けるアイテムを身に着けたって泳げない者は泳げないままなのだ。


 結は一生懸命浮こうとしているのだが、バランスを崩し何度もひっくり返ってしまう。泳ぎの得意なエマが結を浮かせようと支えるのだが、結のバランスの取り方が下手過ぎて一緒に溺れそうになってしまう。


 何故、浮くことが出来ないのか。

 例えばプールでライフジャケットを使用していない場合は、脂肪があればあるほど浮くというのは知られた話で、体脂肪がない筋肉量の多い人は沈むわけだが……。結は筋肉の塊かというとそうではない。ボクシングガールだけどそこまでではない。


 では何故、浮くことが出来ないのか。

 その答えは足にある。泳ぎ慣れている人のバタ足はリラックスして爪先立ちのような形で自然と泳げるのだが、結のように泳げない人はそもそもバタ足が出来ていないのである。歩くような足の体勢で上に向けてバタ足をするからひっくり返ってしまうのだ。


 水の中の足が見えるわけでもないのでそれに気が付く人がいないのである。

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