表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Colorful♡Drops  作者: かなたつむぐ
【♯14 コニファーの隙間からこんにちは!ずっと隣にいたいよ。日和の好きな人。】
123/167

14-1

◇結


(目の前にはふわっふわの虹色の綿あめ。

 聴こえてくる音楽はチャイコフスキーの『眠れる森の美女』だけど目の前にみえるお城は茨のお城ではなく真っ白な大きな時計台があるお城で。

 メルヘンな雰囲気を楽しんでいる横で……カレーポップコーンの匂いがしてくる。


 そう……ここは。


 まだまだ遊園地の中のとあるカフェテラス。

 今はケイくんとルカくんを待ちながら休憩をしているところ。)


「星、それ美味しい?」

「ん? カレー味のポップコーンのこと? めちゃウマよ。食べてみてよ! はい、あーん」

 星は結にポップコーンを食べさせようとするが、守がそのポップコーンを横取りする。


「はあ? なんでマモが食べるのよ?」

「だって姫は今、甘々の綿あめを食べているんだよ? そんなのと組み合わせがいいわけないだろ。ホント、お前は空気読めないよな」


「どっちが空気読めてないのよ! アタシと結のラブラブなひと時を邪魔しやがって!」

「それを言うなら、今日の俺と姫の二人きりのデートを邪魔してんのはどっちだよ!」


「なんでマモ如きが結と二人でデートなんかしようとしてるのよ。そもそもそこがふざけてるのよ」

「あのな、姫にはちゃんと許可取ったわけ。だからお邪魔虫なのは星なんだよ、おわかり?」


「まあまあまあ」と結は二人の間に綿あめを差し出し「これでも食べてまったりしましょう。遊園地では喧嘩じゃなくてワイワイしましょ、ね」と守と星の喧嘩を止めさせようとする。

「ね、結もこう言ってますし、一緒に楽しみましょうよ」と光優が一押しする。


「ごめん、結」

「そうだな、楽しまないとな。ごめんよ、姫」

 星と守は反省し頭を下げる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ