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スリープログレムダイ  作者: ラリオス
第1章 突然死との戦いの始まり
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第8話 思考と現実の相違(安堵編)

作者は語りたいその8「私もよく拍子抜けすることがある」

嫌なこと、または緊張してしまう出来事っていうのがよくありまして、その度に心配したりするんです。「大丈夫かなぁ…」と。しかし実際にやってみると、全然問題なくできて、「さっきまでの緊張や不安は何だったんだろう…」と思うことがよくあります。

学校に着いた俺は席につき、さっき出題された問題や、異空間に飛ばされたかのような視界について考える。あれは何だったのだろうか?


まず最初に異空間に飛ばされたかのような視界についてだ。まず本当に、異空間に飛ばされたという可能性は無いだろう。そんなファンタジーの世界にありそうなこと、現実に起こるはずがないのだ。


だがそれ以外に、突然異空間の視界に変わる方法があるのか?……ひたすら考えてみたが、

やはり思いつかなかった。なぜなら異空間の視界に変わること自体、普通はありえないからだ。


そしてクイズの内容についてだが、簡単すぎて拍子抜けした。今まではかなり難しい問題が出題されるもんだと思っていたから、とても不安だったのだが、いざ問題が出題されると、「こんなにも簡単だったのか!」と思い、不安でいっぱいだった俺の心は、一気に変わり、普段の俺の状態に戻った。


……っと行きたい所だが、まだ油断できない。たまたまさっきの問題が簡単だったのかもしれない。出題される問題がランダムということは、ものすごく難しい問題が出題される可能性があるということだ。もちろんさっき以上に簡単な問題が出る可能性もあるが……。


まあ何にせよ、俺は突然死のことに驚きすぎて、不安になりすぎていたのかもしれない。エルラの目的はわからないが、すぐに殺そうとはしていないようだ。


考え事を終わろうとしたとき、


「おはよう剛士!」


草道が話しかけてきた。


「おはよう」


「今日はあの怖い神田先生による、体育があるぜ。嫌だよなぁ……」


問題を出される前の俺だったら、このいつもの会話に返せなかったかもしれない。だが今の俺は問題ない!


「そうだな。今回も何事もなく終わってほしいな」


いつも通り返事を返す。


「剛士君おはよー!」


小泉も俺に話しかけてきた。まあいつも通りである。


その後もいつも通りの会話を続けて、HRが始まり……そして授業が始まった。


そして3・4時間目、いよいよあの超怖い先生による、体育の時間がやってきた。


「うっわぁー!体育の時間が来やがったぜ」


草道はとても嫌そうな顔をしている。まあ俺も体育は好きではないが……。


「何言ってるの草道君。ほら速く行こう」


そう言うと2人は、先に着替えの方に行った。

そして俺も着替えをしに行った。


そして始まった体育。あの怖い先生が授業を行っており、生徒達はとても怖がっているような感じだ。


「よーし!まずは準備体操をして走るぞー! 速く並んで体操の準備だ!」


生徒達は準備体操をした。そして体操が終わり……。


「さあ今日も走るぞー!手を抜くなよ!」


校庭を走り始める。もちろん俺も一生懸命走り続けた。


するとその時!


「うぅっ……またか……」


再び視界が異空間へと変わり、2回目のクイズが始まった!

作者からの小話その8「マイナスなことの考えすぎについて」

人間は楽しいことよりも、怖いこと・悲しいことの方が長く考えてしまう傾向があります。それはなぜかは私は知りませんが、私としてはマイナスなことについては、あまり考えすぎない方がいいと思います。どうしても考えてしまう場合は、考える時間というものを作って、その時間だけ、考えるというのがいいと思います。

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